ロードバイクの情報を発信しています!

2025 アムステルゴールドレース タデイ・ポガチャルの方程式が崩れる

海外情報
UnsplashDan Cristian Pădurețが撮影した写真
この記事は約4分で読めます。

Tudor Pro Cycling Teamのジュリアン・アラフリップがアタックを開始した時に、反応できたのはタデイ・ポガチャルだけだった。

残り47.5kmで世界王者コンビは旅立った。だが、二人がランデブーしたのはわずか5km。登りの先頭交代で前にでたタデイ・ポガチャルのスピードにジュリアン・アラフリップはついていけなかった。

ゴールまでは、残り42km。これまでのタデイ・ポガチャルならば十分にゴールに届く距離。しかし、残り8kmでレムコ・エヴェネプールとマティアス・スケルモースイェンセンに追い付かれてしまう。

何故、独走は完了しなかったのか。その疑問にタデイ・ポガチャルが答えている。

 

スポンサーリンク

少し攻撃に熱くなりすぎた

 

タデイ・ポガチャルは、最高40秒まで後続を引き離した。しかし、マティアス・スケルモースイェンセンが集団から抜け出し、レムコ・エヴェネプールとジョインしてからは31秒差が縮まっていく。

24.5kmからゴールまで8km地点でついにタデイ・ポガチャルを二人はとらえた。残り8秒から一気に追いついたのはタデイ・ポガチャルが追いつかれることを観念して待ったからだった。

 

 

タデイ・ポガチャルのコメント

素晴らしいレースだった。ジュリアン・アラフィリップが続けてくれることを期待していた。最初の攻撃で、少し熱くなりすぎたかもしれない。

単独走行を試みたが、背後には二人もいたんだ。レムコがマティアス・スケルモースイェンセンと合流して追ってきているのは知っていた。

 

決勝では残り8kmで捕まりましたが。

強い向かい風のために、最後の15kmでこれ以上の差をつけることができなかった。十分なギャップを作ることができなかったので、彼らを待ってスプリントで賭けることにした。

登りで彼らが近づいてくることは分かっていたので、序盤と頂上で加速し続けた。

しかし、先ほども言ったように、最後の下り坂で強い向かい風が吹いてきて、その代償を支払うことになってしまった。

スプリントで彼らに勝てたらいいなと思っていたが、ちょっと賭けのような感じだったので、結局2位に終わった。

 

決勝では、厳しいリハビリから戻ってきたばかりのレムコとの今シーズン初対決を自転車ファンは楽しんだ。レムコの好調さは驚きでしたか?

レムコがあれほど力強いパフォーマンスを見せてくれると期待していた。彼は今日、最高の調子を見せてくれたが、スプリントではマティアス・スケルモースイェンセンが少し速すぎただけだったと思う。

 

タデイ・ポガチャルの人間だということを今回は示してくれた。まあ、世界最速のタイムトライヤルスペシャリストが追ってくるのだから、追いつかれても仕方ない。

しかも、強い向かい風。一人で逃げるには条件が悪かった。しかし、これで終わるタデイ・ポガチャルではない。続くアルデンヌクラシックの2戦ではさらに勝つ気持ちを強く持つはず。

 

ジュリアン・アラフリップ

 

ジュリアン・アラフリップのコメント

後悔はしていないので満足している。 自分の直感に従ったし、主にタデイを予想したかった。 でも彼も自分のことを予想していたので、僕にとっては難しかった。

アグレッシブなレースをしたかった。 今朝も言ったように、後悔はしたくない。 だからいい瞬間だったと思う。

その後、回復するのに少し時間が必要だったので、正しい集団について行くには少し足りなかった。 それが現実だ。

 

世界チャンピオンについていけると思ってましたか?

回復する時間があれば可能だと思った。 でも彼は、僕と違って回復の時間は必要なかった。 チェイサーたちはあっという間に追いついてきた。 その後、僕にはとても難しくなった。

 

ジュリアン・アラフリップは直感で走るタイプのライダー。今回は素晴らしい抜け出しをしたけれど、タデイ・ポガチャルも後ろにいたので、すぐに反応されてしまった。

良い走りだったとおもうけれど、次の登りでタデイ・ポガチャルが少し回復の時間をくれればもう少しランデブーできていたかもしれない。

次はフレッシュワロンヌだ。4度目の勝利を狙う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました