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2022 ツアー・オブ・ターキー第5ステージ スプリント勝利したのは意外な~

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Photo credit: Ömer Ünlü on VisualHunt.com
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Drone Hopper – Androni Giocattoliのエドゥアルド・セプルペダがリーダージャージを奪ったクイーンステージのあとは、またスプリンターステージが戻ってくる。

第4ステージで、4位となったナイロ・キンタナはケガのために満足に走れずリタイヤとなった。

総合では、エドゥアルド・セプルペダが14秒リードしているが、総合2位のIパトリック・べヴィン(srael – Premier Tech)も黙っていないだろう。

ワールドチームの名に懸けて、チャンスを見てタイム差を縮めてくるはず。まあ、このステージではないだろうけど。

 

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第5ステージ  マニサ~アイバリク  186.1km

第5ステージ photo tourofturkiye

 

前半の60kmに3級山岳があるけれど、それほど厳しい登りではない。3級山岳頂上からゴールまでは130kmあり、スプリンターが戻ってくるには十分過ぎるほどの距離がある。

ゴールでは、スプリンターの競演が見られることになる。これまで、カレブ・ユアン、カーデン・グローブス、ジャスパー・フィリップセンと各1勝ずつ勝っている。

2勝目をあげるスプリンターは現れるかな。

 

  1. 3超級山岳 Climbing Prime 
  2. 3超級山岳 Climbing Prime   0.7km・7.1%
  3. スプリントポイント Sprint Prime
  4. スプリントポイント Treasures of Turkey Sprint

 

スタート

TIZ-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

さあ、オフィシャルスタート。

 

すぐにスパートするけど、結局逃げは中々決まらなかった。

 

2人の逃げ

スタートから36kmで二人の逃げが成立。シャムリ・フェリトカンは2014トルコTT王者だ。

  1. シャムリ・フェリトカン (Spor Toto Cycling Team)
  2. ミヒェル・ストックマン ( Saris Rouvy Sauerland Team)

 

集団はAlpecin-Fenixのモーリス・バレルステッドが引いている。

 

スプリントポイント Sprint Prime

先頭二人は、1回目のスプリントポイントを通過。

  1. シャムリ・フェリトカン (Spor Toto Cycling Team) 5ポイント・3秒
  2. ミヒェル・ストックマン ( Saris Rouvy Sauerland Team) 3ポイント・2秒
  3. パトリック・べヴィン (Israel – Premier Tech)  1ポイント・1秒

 

集団では、総合2位のパトリック・ぺヴィンがボーナスタイムを獲得して、タイム差は13秒となった。

その後、カメラが切り替わっている間に先頭2人は吸収。

 

5人の逃げ

集団から3人が出ている。だけど、Alpecin-Fenixのモーリス・バレルステッドは抑えで引かない。

 

さらに、後方から2人が追いついて5人となる。

  1. モーリス・バレルステッド (Alpecin-Fenix)
  2.  ASADOV Elchin(Sakarya BB Pro Team)
  3. オズギュル・バトゥハン(Sakarya BB Pro Team)
  4. STOCKMAN Abram(Saris Rouvy Sauerland Team)
  5. STOCKMAN Michiel(Saris Rouvy Sauerland Team)

 

スプリントポイント Treasures of Turkey Sprint

コンチネンタルチームの二人が先頭通過。

  1. オズギュル・バトゥハン(Sakarya BB Pro Team) 5ポイント
  2. ASADOV Elchin(Sakarya BB Pro Team) 3ポイント
  3. TOCKMAN Abram(Saris Rouvy Sauerland Team) 1ポイント

 

Drone Hopper – Androni Giocattoliが集団先頭を引き始める。まあ、今日はスプリンターステージなので、他のチームも引いてくれる。だから、アシスト作業も楽だろう。

 

Drone Hopper – Androni Giocattoliのライダーは、Team BikeExchange – Jaycoのサム・ビューリーに、風が右から吹いているんだから、斜めになれよとか、多分教えられているみたい。

 

先頭はすでに4人。後ろから見えているしタイム差は、23秒くらいしか開かない。

 

残り31.2kmでタイム差は少し開いて34秒に。

 

先頭交代に、モーリス・バレルステッドも加わる。あまり早く逃げが捕まると、スプリントのためにチームが集団の位置取りで足を使ってしまうからだろう。

 

モーリス・バレルステッドも、集団の先頭を引いているより、逃げで走ったほうが気持ちいいのでは。彼が先頭交代に入り始めてから、タイム差が維持されている。

 

海岸線を集団は進む。残り11.3kmで22秒と射程圏内だ。

 

各チームが横一線になって追い始める。

 

ここで、先頭からモーリス・バレルステッドがアタック!

 

一人ついてきた。

  1. モーリス・バレルステッド (Alpecin-Fenix)
  2. オズギュル・バトゥハン(Sakarya BB Pro Team)

 

モーリス・バレルステッドは、振り払おうとスパートをかける。

 

ほかの逃げていたメンバーは集団に吸収される。

 

オズギュル・バトゥハン(Sakarya BB Pro Team)は、しっかりと、先頭交代もしてくるので力のある選手だ。

 

残り5.3kmで12秒まで迫られる。

 

各チームは横一線だ。

 

ここで、モーリス・バレルステッドがアタック。どこまで逃げれるか?

 

残り4.1kmでこの距離。

 

残り3kmでまだ、集団は見えない。

 

残り2.0kmでモーリス・バレルステッドは、捕まってしまう。

 

集団はTeam BikeExchange – Jaycoが先頭に。

 

BORA – hansgroheも上がってくる。

 

ゴール手前で落車が。

 

エドワード・プランカールトは頭を抑えている。大丈夫だろうか?

  •  BAGÜES Aritz (Caja Rural – Seguros RGA)
  •  WÆRSTED Syver (Uno-X Pro Cycling Team)
  •  ヤコブ・マレツコ (Alpecin-Fenix)
  • エドワード・プランカールト (Alpecin-Fenix)

 

さあ、Lotto Soudalのジャスパー・デブイストがカレブ・ユアンをつれてゴール前に。何回このパターンできたかな。

 

 

デャスパー・デブイストのリードアウトからカレブ・ユアンが解き放たれる!

 

これはカレブ・ユアンが行くパターンか?

 

いや、カレブ・ユアンは伸びない。ジャスパー・フィリップセンが上がってきた。

 

カレブ・ユアンは足を止めてしまう。ジャスパー・フィリップセンサム・ウェルスフォードの勝負だ。

 

サム・ウェルスフォードがジャスパー・フィリップセンを抜いた!

 

サム・ウェルスフォードが勝利だ~!

2022年からTeam DSMに移籍してきたライダーで、トラックのスぺシャリスト。

  • 2016年、2017年、2019年の世界選手権チームパーシュートの優勝メンバー
  • 2019年スクラッチで世界王者
  • 2016リオデジャネイロオリンピックでチームパーシュート銀メダル
  • 2021東京オリンピックでチームパーシュート銅メダル

オリンピックのメダリストだ。

もちろん、これがプロ初勝利だけど、コクサイデ・クラシック4位、シュヘルデ・プライスで3位とすでに活躍していた。

今回、並みいる一流スプリンターを破っての勝利で、これは力のあることを証明した。しかも、Team DSMにとって今シーズンの初勝利なんだから嬉しいに決まっている。

今後の飛躍が楽しみなスプリンターだ。

 

こちらはハイライト動画

 

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リザルト

第5ステージ リザルト

サム・ウェルスフォードのコメント

プロのプロトンでの最初の年で、これは最初のプロの勝利だ。これまでのところ、本当に楽しんでいる。

チームは非常に空腹であり、状況は段階的に改善されている。勝利が近づいているので、チームと私自身とても満足している。

Team DSMには、アルベルト・ダイネーゼとケース・ボルの二人のスプリンターがいますね。

私たちは3人の速い男と一緒にここに来た。隣にはアルベルトとケースがいるので、交代してうまく協力している。

これにより、非常に迅速なリードアウトチームになるんだ。最近では、このプロセスを改善した。今日それは完璧であることがわかった。これは努力の結果だ。

ゴール前のことを教えて下さい。

最後の150メートルに入ったとき、それは近くなるだろうと知っていた。実際にはかなり遠くにいたが、それから開いた穴を通ってフィリップセンを追いかけた。

ゴールラインを見て、頭を下げて、最初にラインを越えたとき、それを信じることができなかった。しかし、今日も見たようにスプリントは一種の宝くじだ。続けて勝っていきたい。

 

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 WELSFORD Sam
Team DSM 20
10″
4:13:49
2
 PHILIPSEN Jasper
Alpecin-Fenix 10
6″
,,
3
 DE KLEIJN Arvid
Human Powered Health 5
4″
,,
4
 ZABEL Rick
Israel – Premier Tech     ,,
5
 EINHORN Itamar
Israel – Premier Tech     ,,
6
 MCLAY Daniel
Team Arkéa Samsic     ,,
7
 EWAN Caleb
Lotto Soudal     ,,
8
 BOL Cees
Team DSM     ,,
9
 MODOLO Sacha
Bardiani-CSF-Faizanè     ,,
10
 PERON Andrea
Team Novo Nordisk     ,,
11
 BENNETT Sam
BORA – hansgrohe     ,,
12
 GIDICH Yevgeniy
Astana Qazaqstan Team     ,,
13
 BRIESE Max
Saris Rouvy Sauerland Team     ,,
14
 TAMINIAUX Lionel
Alpecin-Fenix     ,,
15
 MÜNSTERMANN Per
Saris Rouvy Sauerland Team     ,,
16
 DE BUYST Jasper
Lotto Soudal     ,,
17
 VAN POPPEL Danny
BORA – hansgrohe     ,,
18
 COLNAGHI Luca
Bardiani-CSF-Faizanè     ,,
19
 GONZÁLEZ David
Caja Rural – Seguros RGA     ,,
20
 GROSU Eduard-Michael
Drone Hopper – Androni Giocattoli     ,,

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI   Time
1 1
 SEPÚLVEDA Eduardo
Drone Hopper – Androni Giocattoli 5   19:18:07
2 2
 BEVIN Patrick
Israel – Premier Tech  
1″
0:13
3 3
 VINE Jay
Alpecin-Fenix     0:25
4 4
 VANHOUCKE Harm
Lotto Soudal     0:37
5 5
 JOHANNESSEN Anders Halland
Uno-X Pro Cycling Team     0:46
6 6
 EDET Nicolas
Team Arkéa Samsic     0:53
7 7
 YEMANE Dawit
Bike Aid     ,,
8 8
 BENNETT Sean
China Glory Continental Cycling Team     0:57
9 9
 SAYAR Mustafa
Sakarya BB Pro Team     1:10
10 10
 VANDENABEELE Henri
Team DSM     1:12

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 PHILIPSEN Jasper
Alpecin-Fenix 57
2 2
 GROVES Kaden
Team BikeExchange – Jayco 42
3 4 ▲1
 EWAN Caleb
Lotto Soudal 35
4  
 ZABEL Rick
Israel – Premier Tech 30
5 5
 BOL Cees
Team DSM 30
6 3 ▼3
 FERNÁNDEZ Miguel Ángel
Global 6 Cycling 29
7 6 ▼1
 BENNETT Sam
BORA – hansgrohe 26
8  
 MCLAY Daniel
Team Arkéa Samsic 22
9 7 ▼2
 VAN POPPEL Danny
BORA – hansgrohe 21
10 8 ▼2
 BEVIN Patrick
Israel – Premier Tech 20

山岳

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 SEPÚLVEDA Eduardo
Drone Hopper – Androni Giocattoli 10
2 2
 GRANIGAN Noah
Wildlife Generation Pro Cycling 9
3 3
 BEVIN Patrick
Israel – Premier Tech 8
4 4
 BUTS Vitaliy
Sakarya BB Pro Team 6
5 5
 EDET Nicolas
Team Arkéa Samsic 5
6 6
 VANHOUCKE Harm
Lotto Soudal 5
7  
 STOCKMAN Michiel
Saris Rouvy Sauerland Team 3
8 7 ▼1
 IRIZAR Julen
Euskaltel – Euskadi 3
9 9
 GARCÍA PIERNA Carlos
Equipo Kern Pharma 2
10 10
 BARRENETXEA Jon
Caja Rural – Seguros RGA 2

 

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