INEOS Grenadiersのマグナス・シェフィールドが見事な単独ゴールを決め、追走集団が2位争いのスプリントを始めた時だった。
スプリントに参加できなかったレムコ・エヴェネプールが抗議の手を上げる。
最初は、わからなかったが動画を見返すと、ティム・ウェレンスがスプリントで邪魔していたようだ。これにより、Lotto Soudalのティム・ウェレンスは集団最後尾の9位に降格となる。
貴重なUCIポイントが
最初は道路の真ん中より左側でスプリントを開始したティム・ウェレンス。
ティム・ウェレンスは、真ん中から右端までよってしまっている。これにより、後ろにいたレムコ・エヴェネプールはフェンスにぶつかりそうになり、足を止める。
AG2R Citroën Teamのブノワ・コヌフロワは、立て直してスプリントを続行したけど、レムコはもう手をあげて抗議。
レムコは、ゴールするまで何度も手をあげている。ゴール後に、レース陪審員は、ティム・ウェレンスの集団最後尾への降格を告げる。
これで、困るのはLotto Soudalだ。3位ならば、125ポイントが獲得出来ていた。9位は40ポイントしかない。
これにより、Lotto Soudalは、TotalEnergiesに抜かれて14位にチームランキングを下げている。125ポイントならば、13位のままだったのに~。
更に、ペナルティポイントまで取られたら、もっと大変なことになっていただろう。
2022年末には、ワールドチームのポイントによる入れ替えが行われる。
これは、WorldTourチームとProTeamsが過去3シーズン、つまり2020年、2021年、そして2022年に獲得したポイントの総数で発生する。
今年の終わりに、UCIは、このランキングの最初の18チームに、必要に応じて2023、2024、および2025シーズンのWorldTourライセンスを付与する。
そのために、下位チームはUCIポイントの獲得に躍起なのだ。スプリントでも、斜行などないように気を付けないといけない。
レムコは警告
Remco doesn’t want to make friends anywhere does he? #BP22 pic.twitter.com/1n5eg0XpKm
— John Maguire 🇺🇦 (@velo_bristol) April 13, 2022
レムコ・エヴェネプールは、INEOS Grenadiersのベン・ターナーを押しのけている。
後ろを走っていた、マグナス・シェフィールドは首を振っている。
これはやっては、いけないことだ。レムコは、すぐにレース陪審員から警告を受けている。何度もやれば、ペナルティで失格になることもある。
レムコは、この雨のクラシックでは、相当参ったようで、レース後には、もう石畳のレースには出たくないとも。
せめて、雨がなければ違っていただろうとも言っている。警告は受けるし、ゴールではスプリントできないし、レムコにとっては散々な一日だった。
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