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2025 アムステルゴールドレース 宙を舞わなければ勝っていたというレムコ・エヴェネプール

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Photo credit: Czar Hey on VisualHunt.com
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結果だけみれば、スプリントで先行したレムコ・エヴェネプールが向かい風をもろに受けて3位に終わっている。

しかし、レムコ・エヴェネプールが宙に舞うことがなければ、この日最強だったかもしれない。

放送開始前に、レムコは厳しい状況に陥っていた。この時の様子をゴール後に明かしている。

 

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不可抗力

 

残り107km地点でレムコ・エヴェネプールは落車。この時巻き込まれたのは

  • レムコ・エヴェネプール Soudal – Quick Step
  • パスカル・エーンクホーン Soudal – Quick Step
  • ワウト・ファンアールト Team Visma | Lease a Bike
  • ティボー・ネイス Lidl – Trek
  • ヨナタン・ナルバエス UAE Team Emirates – XRG

放送開始後に、ヨナタン・ナルバエスがサポートカーに乗り込む場面が見られた。レムコ・エヴェネプールは落車で左肘から出血。上記の写真でもそれがわかる。

落車の状況をレムコ・エヴェネプールがゴール後のインタビューで答えている。

 

レースを終えての感想は?

複雑な気持ちだ。 長い道のりを歩んできたので前向きだ。まだ復帰してレース2日目だが、今現在最強の男の座に返り咲くことができると思っている。

まだそんな状況にはなっていなかったので、モチベーションが上がる。

 

自分のスプリントについては?

スプリントを始めるのが少し早すぎたと思う。向かい風だったので、もっと右に寄るべきだったかもしれないが、自分はスプリンターではないので、限界に挑戦する勇気はない。

彼らはあまり近寄らない。バイクの半分くらいしか奪わない。あと50m待てば…。

 

レース序盤の落車も影響したのでは?

あの転倒がなければ、レースに勝てただろう。自分の目の前で、ヨナタン・ナルバエスがチームメイトのパスカル・エーンクホーンの後輪に接触した。

衝突を避けたかったが、ナルバエスのバイクが自分の方に跳ね返ってきたんだ。それで小さく宙返りしてしまった。

少なくとも30キロは追いかけなければならなかったが、狭い道で、左右に上下に走り、とても慌ただしかった。

復帰するにはあと100ワット余分に頑張らないといけない。こういうレースでは、その分だけ高くつく。パワーを温存できれば、カウベルグでアタックしたり、独走したりできるかもしれない。でも、それは来年の話だ。

 

エネルギーを失ったにもかかわらず、ポガチャルに追いつくことに成功しましたね。

ある時点で、いい気分じゃなかった。彼にはエンジンが斜め前にあった、素晴らしいペースメーカーがついていたからね。僕自身もそういう経験はしたけど。

それでも満足している。長い道のりを歩んできた。6時間のレースであれだけの結果を残せたことは、来週以降に繋がる良い機会になるだろう。

実は自分自身に驚いた。クラッシュした後でも限界ではなかったし、調子は良かったんだ。

特に、タデイが1回戻されたのは特に良かった。普段は3人の中で一番速いのに、それでもスプリントで負けてしまった。3人とも限界ギリギリだった。

 

スプリントから得た教訓は何でしょうか?

リエージュ〜バストーニュ〜リエージュでは同じ間違いは繰り返さないよ。

 

タデイ・ポガチャルとレムコ・エヴェネプールは、続けてフレッシュワロンヌとリエージュ〜バストーニュ〜リエージュでも対戦する。

ワロンヌではタデイ・ポガチャルが2023年に勝利している。レムコはワロンヌは2度目のチャレンジとなる。ユイの壁での勝負が楽しみだ。

そして、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュでは二人とも2回優勝している。残り2戦、落車などの影響なしで、どちらが登りで強いのか興味津々だ。特に、ケガからの復帰でここまで好調な走りをみせるレムコに注目が集まりそうだ。

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