Lidl – Trekは、イタリアのジュリオ・チッコーネが総合を狙う。
マッズ・ピーダスンは、第1週でマリアローザを狙ってくるか。バウケ・モレマとサム・オーメンはジロの選出から漏れている。
Lidl – Trek
We are getting pumped for some old-school bike racing at @giroditalia ⛽️
Next stop, Albania! 🇦🇱See you soon 👋
🇮🇹 Giulio Ciccone
🇳🇱 Daan Hoole
🇦🇹 Patrick Konrad
🇩🇰 Søren Kragh Andersen
🇮🇹 Jacopo Mosca
🇩🇰 Mads Pedersen
🇨🇿 Mathias Vacek
🇪🇸 Carlos Verona pic.twitter.com/ekAfZWTEEw— Lidl-Trek (@LidlTrek) May 6, 2025
111.ジュリオ・チッコーネ
112.ダン・フール
113.セーアン・クラーウアナスン
114.パトリック・コンラット
115.ジャコポ・モスカ
116.マッズ・ピーダスン
117.マティアス・ヴァチェク
118.カルロス・ベローナ
ジュリオ・チッコーネ
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ジュリオ・チッコーネはBardiani-CSFで3年走った後に、2019年から、Trek-Segafredoに移籍。5月にジロ・デ・イタリアを駆け抜け、山岳賞獲得とステージ1勝。
山岳が得意なジュリオ・チッコーネは第1ステージからバイクチェンジしてマリア・アッズーラ(山岳賞)を獲得したのだ。
2019ツール・ド・フランス第6ステージで、彼はディラン・トゥーンス(Bahrain Merida)に続いて2位でゴール。
2級山岳シュヴレール峠に設定されたボーナスタイム8秒が明暗を分け、ジュリアン・アラフィリップからマイヨ・ジョーヌを奪いとることが出来た。
2020年はコロナにかかってしまい、ジロでは気管支炎の症状を起こしてリタイヤ。オフには鼻中隔形成術の手術もしている。
2年の低迷を経て、ようやく、2023年は復活し、ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ第2ステージで勝利。
ボルタ・ア・カタルーニャ第2ステージでは、レムコ・エヴェネプール、プリモッシュ・ログリッチを破っての勝利。
クリテリウム・デュ・ドーフィネ第8ステージでは、ヨナス・ヴィンゲゴーの追撃をかわして勝利してみせた。
2023ツール・ド・フランスでは、山岳賞を獲得。2024年シーズンはジロ・デ・イタリアを狙うかと思われていたが、2月に会陰にできた嚢胞のため手術している。
2024 ツール・ド・フランスでは総合11位。2024 ブエルタ・ア・エスパーニャでは鹿にぶつかってリタイヤ。
2025年シーズンのジュリオ・チッコーネは調子がいい。UAEツアーではタデイ・ポガチャルについで総合2位。ツアー・オブ・アルプス第1ステージでは2年振りの勝利。
さらに、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュではタデイ・ポガチャルに次ぐ2位をモニュメントで獲得した。今年はケガや病気がなく好調を維持している。ジロ・デ・イタリアでは、総合順位を狙ってくるのだろうか。山岳賞に特化すれば取れるのではないか。
イタリア国民の期待は高まっている。
マッズ・ピーダスン
Mads Pedersen, cursed to be the greatest among the humans in the age of aliens pic.twitter.com/waHt3LPc2i
— #SiempreGino (@NairoInGreen) April 13, 2025
2022 ブエルタ・ア・エスパーニャ3勝にポイント賞を獲得したことで、2019年世界チャンピオンはスプリンターとしての可能性を開花させている。
2023 ジロ・デ・イタリア第6ステージでも勝利。だが、ジロを完走することなく第13ステージでDNS。
2023 ツール・ド・フランスに出場。第8ステージでジャスパー・フィリップセンを破って勝利する。
マッズ・ピーダスンは、ジャスパー・フィリップセンとツールで対戦するが、彼のことは嫌いだ。
マッズ・ピーダスンは、2024年シーズン絶好調だった。
- エトワール・ド・ベセージュ第2ステージ優勝 総合優勝
- ツール・ド・ラ・プロヴァンス 第1・2・3ステージ優勝 総合優勝
- ヘント〜ウェヴェルヘム 優勝
- パリ~ルーベ 3位
- クリテリウム・デュ・ドーフィネ 第1ステージ優勝
世界王者と元世界王者のランデブーとなったヘント〜ウェヴェルヘムでは、マチュー・ファンデルプールをスプリントで撃破。これは凄かった。
その勢いは2025年になっても衰えない。
ツール・ド・ラ・プロヴァンス第2ステージで今シーズンの初勝利。そして総合優勝も飾る。
パリ~ニース第6ステージの雨の厳しいステージで勝利。ポイント賞も獲得。
圧巻は春のクラシックでの活躍だ。
- ミラノ~サンレモ 7位
- E3 サクソクラシック
- ヘント〜ウェヴェルヘム 優勝
- ドワルス・ドール・フラーンデレン 5位
- ロンド・ファン・フラーンデレン 2位
- パリ~ルーベ 3位
ヘント〜ウェヴェルヘムでは、昨年マチュー・ファンデルプールをスプリントで破ったが、今年は56kmの独走。
キャリア50勝目を飾っている。マッズ・ピーダスンは、2022ブエルタに続いて、ジロでもポイント賞を目指すはず。そして、ツール・ド・フランスのスプリントはジョナサン・ミランに任せることになる。マッズ・ピーダスンは、ジロとブエルタの担当だ。
今回のジロ・デ・イタリアでは、ステージ優勝を狙えるステージはかなり多い。Team Visma | Lease a Bikeのワウト・ファンアールトと共に、ジロはマッズ・ピーダスンの遊び場となりそうだ。
2人をアシストするのはセーアン・クラーウアナスン。睾丸に良性の腫瘍が見つかり、手術。エッシュボルン・フランクフルトしか出場していない。調整不足だけど集団けん引に加わるだろう。
マティアス・ヴァチェクも厳しいステージで逃げを狙うと面白い存在だ。
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