2022 ツアー・オブ・タイランド第6ステージ　　Team UKYOの総合逆転となったのか?

第5ステージで、リーダージャージはTeam UKYOのレイモンド・クレダーから、アラン・バナセック(HRE Mazowsze Serce Polski)に移動。

最終ステージでは、Team UKYOは逆転をかけてゴールを狙わないといけない。更に総合5位に上がった小石 祐馬の活躍も期待される。

第6ステージ　ナコーンパノム～ムクダーハン　165.2km

コースプロフィール　phot tourofthailand

コースは平坦でスプリントポイントが2箇所。ただ、最後のゴールのムクダーハンの登りは、1.1kmながら9.3%と厳しい。

ここの着順が総合順位の行方を決めそうだ。

1. スプリントポイント　sprint1
2. スプリントポイント　sprint2

スタート前

Bahrain Cycling Academyの3人が最前列に並んでいる。

リーダージャージは、アラン・バナセック(HRE Mazowsze Serce Polski)。今日の登りゴールで遅れないようにしないといけない。

ただ、Team UKYOのレイモンド・クレダーは15秒離れている。二人はお互いにマークすることだろう。

気温は26℃。この中、またもアタック合戦が続く。

ずっとアタック合戦で集団は分裂している。二人が前にでたがどうなる?

3人の逃げ

二人に一人追いついて、3人の逃げが完成。

スプリントポイント　sprint1

1回目のスプリントポイント通過。

1. 181   PHONARJTHAN Patompob(Thailand)
2. 55   PAREJA Nichol Blanca(7 Eleven Cliqq – Air21 by Road Bike Philippines)
3. 71   VOLKERS Samuel(MEIYO CCN Pro Cycling Team)
4. 12  PAHLKE Jasper Levi ( Bike Aid)

集団はポーランドのリーダーチームHRE Mazowsze Serce Polskiが引く。

追走で若い二人が追っている。

残り80kmで集団まで2分25秒。後ろの二人は1まで迫っている。

あ～、しかし追走の一人が切れてしまう。 Bike Aidのドイツ人19歳の若者一人ではねえ。

結局、彼も集団に吸収されてしまう。

Team UKYOの宇賀 隆貴。この後、右ポケットのボトルは予想通り落ちた。気温は35℃と灼熱の暑さになっている。

スプリントポイント　sprint2

逃げの3人が2回目のスプリントポイントを通過。

1. 181   PHONARJTHAN Patompob(Thailand)
2. 55   PAREJA Nichol Blanca(7 Eleven Cliqq – Air21 by Road Bike Philippines)
3. 71   VOLKERS Samuel(MEIYO CCN Pro Cycling Team)
4. 112  BANASZEK Adrian ( HRE Mazowsze Serce Polski)

残り30kmで、まだ2分59秒もタイム差がある。

残り10kmを切って一気にタイム差が縮まってきた。42秒差だ。

後ろに集団が見えてきた。

最後まで粘っていた選手も吸収される。

ムクダーハン 1.1km・9.3%

さあ、カーブを曲がって唯一の登りで決戦だ!

先頭はTeam UKYO。

チームメイトのアシストを受けて、小石 祐馬がアタック!

一人抜かれたが、まだ2番手で上がっている。

まだ、3番手だ。このまま行くと総合順位も上がるぞ。

残り600mだ。

残り500mを切って、小石 祐馬は4番手。リーダージャージのアラン・バナセック(HRE Mazowsze Serce Polski)を引きはなせば、総合逆転もあるぞ!

5番手に下がったが、飲み込まれなければOKだ。

残り200mを切った所で、山岳賞ジャージのネーサン・アールが小石を抜いて上がってきた。

ネーサン・アールは、前を行く二人を抜きそうだ。

あ～、見事!

Team UKYOのネーサン・アールがステージ優勝だ。小石 祐馬は、最後にまくられたが5位でゴール。UCIポイントを85ポイントも獲得する大活躍となった。

最初から、ずっと前に位置していたのは小石だけだったのでは。Team UKYOは、総合2似に小石、総合3位にレイモンド・クレダーがはいり、表彰台に二人が上がるという快挙達成だ。

リザルト

第6ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞