B&B Hotels – KTMに移籍と噂されていたGroupama – FDJのラモン・シンケルダム。
だが、少し前からAlpecin-Deceuninckの12月のキャンプに参加するという情報があった。結局、B&B Hotels – KTMはスポンサーが捕まらず、チーム消滅の危機にさえある。
もう、B&B Hotels – KTMへの移籍は無理だとわかっていたのかもしれませんね。UCIには12月5日まで書類提出期限を延ばして貰っていたけれど、静かなまま。
チームはコンチネンタルレベルで継続となりそうな感じだ。
2年契約
We are happy to announce our new signing for 2023 and 2024! Please welcome @RSinkeldam 💥
The 33-year-old Dutch rider will reinforce the team’s sprint train. #AlpecinDeceuninck pic.twitter.com/7RL7lI5XYu
— Alpecin-Deceuninck Cycling Team (@AlpecinDCK) December 5, 2022
ラモン・シンケルダムは、Groupama – FDJではアルノー・デマールのスプリントトレインの一員だった。
オランダ人で33歳。キャリアも長く、すぐにチームに溶け込みそうだ。ラモン・シンケルダムは、2012年にArgos – Shimanoでプロデビュー。
2017年にTeam Sunwebをへて2018年から5シーズンGroupama – FDJに所属していた。キャリアでの勝利は全てスプリントで勝っている。
- 2012 ツアー・オブ・ハイナン第5ステージ 優勝
- 2012 ツアー・オブ・ハイナン第8ステージ 優勝
- 2014 ワールド・ポーツ・クラシック第2ステージ 優勝
- 2015 ガーミン・ヴェロトン・ベルリン 優勝
- 2015 バンシュ〜シメイ〜バンシュ 優勝
- 2017 オランダ選手権ロード 優勝
- 2018 クラッシック・パリ・ショニー 優勝
ラモン・シンケルダムの移籍を喜ぶのはジャスパー・フィリップセンだ。今年は、ジョナス・リカールトが鼠径部動脈で6月に手術を受けて、4月から全くリードアウトが出来なかった。
ラモン・シンケルダムが加わることで、リードアウト要員が増え強化される。ジャスパー・フィリップセンがスプリントで勝利するチャンスも広がるのは間違いない。
ラモン・シンケルダムは、グランドツアーには2013年から連続して出場を続けており、経験も十分だ。
これでAlpecin-Deceuninckは30人と契約。12月のスペインでのキャンプで新しいメンバーが揃うことになる。
ジェイソン・オズボーンは?
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自分としては、Alpecin-Fenix Development Teamで走っている、ジェイソン・オズボーンを昇格指せて欲しかった。
ツール・ド・ランカウェイ最終ステージで、スプリントで負けて2位。ずっと前を引き続けての敗退だったので、とても惜しかった。しかも、優勝したアレックス・モレナームは、すでにBurgos-BHとの契約更新はないと言われていたのだ。
アレックス・モレナームは腺熱の病気が発覚し、リンパが腫れ良い状態でない時期があったので、ランカウェイで勝利してもBurgos-BHとの契約更新はなかった。
そして、ジェイソン・オズボーンは、UCI公認レースではないけれど、ロンド・ファン・フラームス・ブラバント(Ronde van Vlaams Brabant)で2度目の総合優勝もしている。
2020 UCI eスポーツ王者であり、独走力があり、ロンド・ファン・フラームス・ブラバンドでも個人タイムトライヤルで優勝している。
6月からAlpecin-Fenix Development Teamで走っていたけれど、結構レースでも目立っていたのだけど、昇格とならなかったのは残念でならない。
来シーズンの去就は決まっていないようだけど、是非来シーズンもAlpecin-Deceuninckのジャージで走る姿を見てみたいものだ。
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