B&B Hotels – KTMは、2023年のプロチーム申請をしていなかった。
当初は、書類不備だけという情報だったが、結局期待していた5つのスポンサーから支援が受けれないことになってしまった。
パートナーとしてパリ市と連携するという話もあったけど、これも立ち消えとなっている。チームは、ライダーとスタッフに、新しいチームと自由に契約できると通達を出している。
チームも消滅するのか?
B&B Hotels – KTMは、11月30日までUCIからプロチーム申請について、特別な締め切りの延長を受けていた。更に12月5日まで延長を受けている。
11月中旬、チームのGMジェローム・ピノー氏は5社と面会し、先月下旬に回答を待っていると述べていた。
2週間前に、ピノーは「それは別の何かの始まりかもしれないし、すべての終わりかもしれない」とも述べていたのだけど。
チームは、新しいスポンサーが得られなかった場合、前年と同様に500万ユーロから 700万ユーロの予算でチームを縮小する計画を立てていた。
しかし、ドライバーとスタッフを解放するというメッセージは、プロジェクトが崩壊する可能性があることを示唆している。
移籍組は?
これで困るのは移籍すると言われていたライダー達だ。彼らは、新しく獲得するスポンサーで予算を確保する予定だった。
だが、大口スポンサーを獲得出来なかったことでチームの存続自体難しくなっている。B&B Hotelsと小口のスポンサーだけでは、プロチームとして存続することも難しいと言われている。
移籍でB&B Hotels – KTMに来ると言われていたライダーは
- マーク・カヴェンディシュ Quick-Step Alpha Vinyl Team
- マキシミリアーノ・リケーゼ UAE Team Emirates
- ケース・ボル Team DSM
- ラモン・シンケンダム Groupama – FDJ
- ニック・シュルツ Team BikeExchange – Jayco
マーク・カヴェンディシュのために、リードアウトのマキシミリアーノ・リケーゼ、スプリンターのケース・ボルも来る予定だったけれど、これからチームを探せと言われても困るはずだ。
すでに、多くのチームは2023年シーズンのメンバーを確定しており、チームキャンプも始まる時期となっている。
今後、更に情報が出てくるだろうけど、B&B Hotels – KTMに所属しているメンバー全員も職探しとなる可能性は高い。
マーク・カヴェンディシュは、来シーズンのツール・ド・フランス出場どころか、所属チームから探さないといけない状態となりそうだ。
【追記】
チームは、12月5日に正式な発表をするようだ。あまり良いニュースになるとは思えない。
マーク・カヴェンディシュは、Israel – Premier Techにセーフティーネットを持っているとの情報あるけど、果たしてどうなることか。
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