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ヨナス・ヴィンゲゴーを追いこんだオスカー・オンリー20歳がTeam DSMと長期契約に

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Photo credit: Sum_of_Marc on VisualHunt
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やっぱりと言った感じか。

CROレースでヨナス・ヴィンゲゴーをゴールで何度も追い込んだオスカー・オンリーがDevelopment Team DSM開発チームから、ワールドチームに昇格だ。

当初は、2023年までDevelopment Team DSMに留まるということだったけれど、そんな無駄なことをする必要はない。

20歳という若さで、プロでの勝利はまだないけど、間違いなくチームのエース級として成長するのは間違いない選手だ。

 

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5年契約

 

オスカー・オンリーが注目されるきっかけとなったのは、上記のツイッターのCROレース第3ステージの登りゴールだ。最後の登りで先頭にたってゴールを目指す。

ツール覇者のヨナス・ヴィンゲゴーが渾身のスパートを見せたが、最後まで追いすがったのがオスカー・オンリーだ。

ここでは僅差の2位。

 

CROレース第5ステージのゴールシーン Tiz-cyclingスクリーンショットより

 

一度ならば、ステージの中であることだ。だが、CROレースのクイーンステージ第5ステージでも再びヨナス・ヴィンゲゴーを追い詰める。

登りの周回コースでは、ヨナス・ヴィンゲゴーとトップを争い、最後のゴールも僅差での2位。ツール覇者の一流クライマーである、ヨナス・ヴィンゲゴーをここまで追い込むとは~。

 

 

チームが5年という破格の契約を用意したのも当然だろう。2026年以降契約しているのはオスカー・オンリーのみ。5年間でどこまで成長できるのか注目して見ておきたい。

 

トビアス・ルンド・アンドレセン 3年契約

 

Team DSMはオスカー・オンリーと並んで、二人を昇格させている。まずは、トビアス・ルンド・アンドレセン(Tobias Lund Andresen)。

こちらも20歳で、Development Team DSM開発チームから、ワールドチームに昇格だ。

トビアス・ルンド・アンドレセンは、公式サイトで以下のように語っている。

Team DSMでワールドツアーに昇格できることを嬉しく、誇りに思っています。

私はすでに男子プログラムでレースをしたことがあり、グループの全員を知っていますが、それはすでに素晴らしく、同じ働き方でもあるので、移行もさらに簡単になると思います。

ライダーとしてスタートし、成長し続けることを本当に楽しみにしていますし、チームと一緒に次の年にできるだけ多くのことを学び、やりたいと思っています。

 

ロレンゾ・ミレジ  3年契約

 

ロレンゾ・ミレジ(Lorenzo Milesi)は、2022ツール・ド・ラブニール(Tour de l’Avenir (2.Ncup)第9ステージで優勝。

ツール・ド・ラブニールは若手の登竜門とも言われており、Avenir とは「将来・未来」の意味がある。

20歳のイタリア人で、タイムトライヤルも得意で2020イタリア選手権ジュニアの個人タイムトライヤルでも優勝している。

ロレンゾ・ミレジは、公式サイトで以下のように抱負を語る。

Tea DSMでの最初の年は本当に素晴らしい年でした。2023年に彼らと一緒にプロに転向できることをとても嬉しく思います。

今シーズンは多くのことを学び、病気や怪我で厳しい時もありましたが、チームから良いサポートをもらったし、感謝しています。

バイクでは、私は多くの改善をし、私が誇りに思うことができるいくつかの本当に良い結果を取ったと思います。来シーズンに向けてすでにワクワクしているし、チームとの最大のレースのいくつかでできる限りベストを尽くしたい。

 

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Team DSMの2023年メンバー確定

テイレン・アレンスマン、ニキアス・アルント、ケース・ボル、ニコ・デンツ、マーク・ドノヴァンなど多くの主力選手を放出。

大丈夫なのかと思うほどだ。

30人の2023年のメンバーは

  • トビアス・ルンド・アンドレセン(ANDRESEN Tobias Lund)
  •  ロマン・バルデ(BARDET Romain)
  •  パトリック・ペヴィン(BEVIN Patrick)
  • パベル・ビトナー(BITTNER Pavel) 2022年8月開発チームから昇格
  • マルコ・ブレンナー(BRENNER Marco)
  •  ロマン・コロボー(COMBAUD Romain)
  •  アルベルト・ダイネーゼ(DAINESE Alberto)
  •  ジョン・デゲンコルプ(DEGENKOLB John)
  • マシュー・ディンハム(Matthew Dinham)
  • アレクサンダー・エドモンソン(EDMONDSON Alex)
  • ニルス・エークホフ(EEKHOFF Nils)
  • ショーン・フリン(Sean Flynn)
  • クリス・ハミルトン(HAMILTON Chris)
  • レオン・ハインシュケ(HEINSCHKE Leon)
  • ヨナス・ヴィデバーグ(HVIDEBERG Jonas Iversby)
  • アンドレアス・レックネスン(LEKNESSUND Andreas)
  •  二クラス・メルクル(MÄRKL Niklas)
  • マリウス・マイヤーホーファー(MAYRHOFER Marius)
  • ロレンゾ・ミレジ(MILESI Lorenzo)
  •  ティム・ナーバーマン(NABERMAN Tim)
  •  オスカー・オンリー(ONLEY Oscar)
  •  マックス・プール(POOLE Max)
  • フレデリック・ローデンベルグ(RODENBERG Frederik)
  •  フロリアン・ストーク(STORK Florian)
  •  マーティン・トゥスフェルト(TUSVELD Martijn)
  • キャスパー・ヴァン・ユーデン(VAN UDEN Casper)2022年8月開発チームから昇格
  •  アンリ・ヴァンデナベーレ(VANDENABEELE Henri)
  •  ハーム・ファンフック(VANHOUCKE Harm)
  •  ケヴィン・ヴェルマーケ(VERMAERKE Kevin)
  •  サム・ウェルスフォード(WELSFORD Sam)

 

赤字が新規加入選手だけど、移籍した選手のレベルと比べるとチーム戦力は現時点では下がっているように感じられる。

当然、新規加入の新人選手や、開発チームからの昇格組が活躍すれば別の話となるけれども。

果たして、Team DSMのチーム力は上がるのか。2022年UCI獲得ポイントランキングは20位。次の3年間を考えると、結構厳しいと思う。

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