Team DSMが2023年シーズンに向けて3選手の移籍を発表。
- アレクサンダー・エドモンソン Team BikeExchange – Jayco
- マシュー・ディンハム(Matthew Dinham) Team BridgeLane
- ショーン・フリン(Sean Flynn) Tudor Pro Cycling Team
アレクサンダー・エドモンソン 1年契約
💬”I like how the team approaches things and they think outside the box, going down different pathways and avenues. They are a very successful team and I want to be part of that success going forward.” – @alexedmo
2018 Aussie champ Alex joins us next year 💪🏻
— Team DSM (@TeamDSM) October 21, 2022
アレクサンダー・エドモンソンは、2016年ORICA-BikeExchangeからチームに在籍。
トラック競技も平行して行っており、2013・2014年と連続して世界選手権パーシュート(団体追抜)で金メダルを獲得。
リオデジャネイロオリンピックのパーシュート(団体追抜)で銀メダルのメンバーとなっていた。
ロードでは2015ロンド・ファン・フラーンデレンU23で優勝。2018年オーストラリア選手権ロードでは、当時チームメイトだったカレブ・ユアンを押さえてプロ初勝利をあげている。
Team DSMでは、スピードを生かしてスプリントトレインの一員となる予定だ。
マシュー・ディンハム 3年契約
I’m excited to announce I will racing in the colours of @TeamDSM for the next 3 years! I have a lot of people to thank for supporting and believing in me on my journey to the professional ranks. I’m excited for this next chapter and incredibly motivated to make you all proud. pic.twitter.com/gmlJBDd76w
— Matt Dinham (@Matt_Dinham) October 21, 2022
マシュー・ディンハムはマウンテンバイク出身。2019年オーストラリアU23、オセアニアU23チャンピオンとなっている。
今シーズンは、オーストラリアU23のロードとTTで2位に。Team BridgeLaneのコンチネンタルチーム所属なので、2クラスとネイションズカップを転戦。
La Maurienne (1.2)の厳しい山岳コースで優勝している。若手の登竜門と言われるツール・ド・ラブニール総合11位。
そして、世界選手権U23ロードでは7位となっている。チームには、マウンテンバイク出身のクリス・ハミルトンもおり、チームの育成方針にも期待していると。
3年契約ということからも、チームの期待が現れている。
ショーン・フリン 2年契約
💬”It’s a dream for me to be part of one of the biggest teams in the world. I also know that it’s only the beginning and that the hard work has only just started.” – @seanf1ynn
Scottish rider Sean makes the step to WorldTour with us👏🏻
— Team DSM (@TeamDSM) October 21, 2022
英国出身の22歳ショーン・フリンは英国ジュニアランクのタイトルを獲得。シクロクロス、マウンテバイクの両方のジュニア国内タイトルも獲得している。
2022年シーズンには、すでに1クラスのレースを走っている。
- Classic Loire Atlantique (1.1) 24位
- Cholet – Pays de la Loire (1.1) 20位
- ツール・ド・ドゥー(1.1) 30位
- ジル・デル・ベネト 59位
- ベネトクラシック 66位
2022年はTudor Pro Cycling Teamに所属していた。このチームは2023年からプロチーム申請している。ファビアン・カンチェラーラが代表となるのだけど、ショーン・フリンは一気にワールドチーム入りとなったので、夢が一足先にかなったということか。
Team DSMとは2年契約なので、ワールドツアーレースでも走れるチャンスは出てくるのでは。
Team DSMの契約はこれで27人。移籍で獲得するのは、以下の二人のみ。
- ハーム・ファンフック Lotto Soudal
- パトリック・ペヴィン Israel – Premier Tech
2022年シーズンのUCIポイントランキングは20位。テイメン・アレンスマンがINEOS Grenadiersに移籍するので、戦力的には落ちると考えられる。
来シーズン以降も、20位前後では厳しい。チームの若手メンバーの底上げが急務だ。
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