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2022 ツール・ド・ランカウェイ第8ステージ 最後のUCIレースの結果は少し納得が~!

海外情報
Photo credit: Jutta M. Jenning on Visualhunt
この記事は約19分で読めます。

2022年シーズンのUCI公認レースも、このランカウェイの第8ステージで最後となる。

第7ステージと前半は同じだけど、最後の登りで逃げ切りを狙った走りを期待したい。

まあ、総合2位のヒュー・カーシーには短すぎる登りなので、総合逆転は難しい。他のパンチャー、アタッカーの熱い走りを見せて貰いたい。

 

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第8ステージ    クア~クア 115.9km

コースプロフィール photo ltdlangkawi

 

第7ステージよりも、最後のローカルラップが2周から3周に増えている。ラヤランカウェイの小さな登りでのアタックは第7ステージのように有効だ。

下りからのスピードは速いので、頂上でタイム差からあればゴールまで逃げ切れそう。

 

  1. スプリントポイント  Pekan Kuah
  2. スプリントポイント  Pekan Kuah
  3. 3級山岳 ラヤ ランカウイ 1km・6.3%
  4. スプリントポイント Pekan Kuah
  5. 3級山岳 ラヤ ランカウイ 1km・6.3%
  6. スプリントポイント Pekan Kuah
  7. 3級山岳 ラヤ ランカウイ 1km・6.3%

 

スタート前

少し天気が悪いのか、また雨が降りそうな中最後のスタートに。

 

6人の逃げ

最後の逃げにトーマス・デヘントが乗ってきた。

  1. 16.ユーゴ・トゥミレ Cofidis
  2. 22.トーマス・デヘント Lotto Soudal
  3. 63.ジェイソン・オズボーン Alpecin-Deceuninck
  4. 93.アレックス・モレナール Burgos-BH
  5. 104.BUDYAK Anatoliy(Terengganu Polygon Cycling Team)
  6. 132.スコット・キャメロン(ARA Pro Racing Sunshine Coast)

 

スプリントポイント  Pekan Kuah

最初のスプリントポイントを通過。

  1. 104.BUDYAK Anatoliy(Terengganu Polygon Cycling Team) 3ポイント
  2. 16.ユーゴ・トゥミレ Cofidis 2ポイント
  3. 63.ジェイソン・オズボーン Alpecin-Deceuninck 1ポイント

 

集団はEF Education-EasyPostとMovistar Teamが引いている。

 

Alpecin-Deceuninckは3連勝を狙って、今日はジェイソン・オズボーンを先頭に。ここで、ジェイソン・オズボーンがシッティングのままアタック。Cofidisのユーゴ・トゥミレが反応。

 

先頭はトーマス・デヘントが切れて3人に。

  1. 16.ユーゴ・トゥミレ Cofidis
  2. 63.ジェイソン・オズボーン Alpecin-Deceuninck
  3. 93.アレックス・モレナール Burgos-BH

 

またもマレーシアは雨。先頭はMovistar Teamのブラジルロード王者ヴィニシウス・ランゲル・コスタ。昨日と同じ展開か。

 

残り30kmで追走に35秒差。モーターバイクのスピードメーターは90kmとか恐ろしいスピードを示していた。下りをすっ飛ばしている。

 

後続のトーマス・デヘントのグループは下りでは足を止めている。キャメロン・スコットは来シーズンからAstana Qazaqstan Teamに移籍する。

  1. 22.トーマス・デヘント Lotto Soudal
  2. 104.BUDYAK Anatoliy(Terengganu Polygon Cycling Team)
  3. 132.キャメロン・スコット(ARA Pro Racing Sunshine Coast)

 

トーマス・デヘントの3人グループは集団に捕まった。

 

スプリントポイント  Pekan Kuah

先頭はスプリントポイントを通過。

  1. 63.ジェイソン・オズボーン Alpecin-Deceuninck 3ポイント
  2. 16.ユーゴ・トゥミレ Cofidis 2ポイント
  3. 93.アレックス・モレナール Burgos-BH 1ポイント

 

3級山岳 ラヤ ランカウイ 1km・6.3%

先頭は登りに。

  1. 63.ジェイソン・オズボーン Alpecin-Deceuninck 3ポイント
  2. 16.ユーゴ・トゥミレ Cofidis 2ポイント
  3. 93.アレックス・モレナール Burgos-BH 1ポイント

 

集団からのアタックはない。Movistar Teamが抑えている感じか。

 

登りで攻めるのだけど、まあ集団は絞れない。

 

集団は、まだ全員いる感じ。タイム差は、1分10秒。

 

ジェイソン・オズボーンは、まだ来シーズンの契約が決まっていない。この逃げで、昇格できるかな。逃げにも乗るし、登りも強い。ただ、落車が多いのが気になる。

 

スプリントポイント Pekan Kuah

スプリントポイント通過。

  1. 16.ユーゴ・トゥミレ Cofidis 3ポイント
  2. 63.ジェイソン・オズボーン Alpecin-Deceuninck 2ポイント
  3. 93.アレックス・モレナール Burgos-BH 1ポイント

 

集団もフニッシュラインを通過。なんとか雨が止まないかなあ~。

 

3級山岳 ラヤ ランカウイ 1km・6.3%

先頭交代はジェイソン・オズボーンとユーゴ・トゥミレの二人しかしない。

  1. 63.ジェイソン・オズボーン Alpecin-Deceuninck 3ポイント
  2. 16.ユーゴ・トゥミレ Cofidis 2ポイント
  3. 93.アレックス・モレナール Burgos-BH 1ポイント

 

UAE Team Emiratesが先頭に。

 

少し離れたのだけど下りで踏み込まないので決まらない。

 

集団は、まだ踏み込んでこない。Lotto Soudalが先頭に立つ場面が多い。

 

集団はまだ人数が多い。残り13km。最後の登りで勝負か。

 

残り11km。先頭は二人で先頭交代なので厳しい。

 

スプリントポイント Pekan Kuah

ジェイソン・オズボーン固定でフニッシュラインを通過。

  1. 63.ジェイソン・オズボーン Alpecin-Deceuninck 3ポイント
  2. 16.ユーゴ・トゥミレ Cofidis 2ポイント
  3. 93.アレックス・モレナール Burgos-BH 1ポイント

 

3級山岳 ラヤ ランカウイ 1km・6.3%

ジェイソン・オズボーン固定。ユーゴ・トゥミレが登りで厳しいので、アレックス・モレナールが番手に。足がないから先頭交代していない訳ではない。

 

この引きでCofidisのユーゴ・トゥミレが切れてしまう。これは厳しい。

 

集団から二人がアタック!

Lotto Soudalの南アフリカ王者のレイナルト・ヤンセファンレンズバーグだ。

 

Burgos-BHのアレックス・モレナールは、全く前に出ない。登りで残れるのだから足はあるはず。

 

アタックをかけたLotto Soudalのレイナルト・ヤンセファンレンズバーグが先頭からちぎれたCofidisのユーゴ・トゥミレを抜いていく。

 

タイム差は14秒まで迫った。

 

下りでやっとアレックス・モレナールが前に出る。プロで2回も優勝しているのだから、もっと足を使えばどうか。

 

また、ツキイチだ。

 

残り3kmで21秒。これは行けるか?

 

ライオネル・タミニオニーがユーゴ・トゥミレと共に集団の前に。

 

レイナルト・ヤンセファンレンズバーグが集団に迫られる。

 

レイナルト・ヤンセファンレンズバーグは捕まってしまう。

 

Uno-X Pro Cycling Teamが前を引くが、Alpecin-DeceuninckとBurgos-BHが邪魔をする。

 

残り1kmで24秒離れており、集団は追いつかない。

 

残り500m。ジェイソン・オズボーンはずっと前を引き続けている。

 

だが、ここでジェイソン・オズボーンが早掛けしてしまう。ずっと前を引いて、リードアウトしては~。

 

なんと、ジェイソン・オズボーンはあれだけ引いておいてアレックス・モレナールにまくられてしまう。タイム差があるのだから、牽制するべきだった。

最後の最後まで前を引いていては勝てない。

 

これは納得いかないなあ~。途中全くひかずに、最後に2回だけ先頭交代。

あ~、ジェイソン・オズボーンに勝ってほしかった。ここは完全に経験不足だったとしか言いようがない。無線でチームは指示をするとか方法はなかったのか。

ジェイソン・オズボーンのStravaの題名では「第2位 もう少しギャンブルを覚えないといけない🌋🙄🙄。」

ボート選手出身なのでこれからか。総合でも14位。ゲンティンハイランドの登りステージでも15位と登りも強い。

 

 

集団のスプリントはUAE Team Emiratesのフアン・モラノが3位のゴールを落とした。総合優勝はMovistar Teamのイバン・ソーサ。

今シーズンの4勝目を総合優勝で飾ることに成功した。来シーズンはアレハンドロ・バルベルデの穴を埋めることが期待される。

 

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リザルト

第8ステージ リザルト

アレックス・モレナールのコメント

来年の契約がないので、今日勝つことは私にとって非常に重要だった。ジェイソン・オズボーンと対戦するのは簡単ではなかったが、スプリントで彼を倒すことができてよかった。とてもタフなレースだった。

RnkRiderTeamUCI Time
1
 MOLENAAR Alex
Burgos-BH202:25:37
2
 OSBORNE Jason
Alpecin-Deceuninck10,,
3
 MOLANO Juan Sebastián
UAE Team Emirates50:18
4
 BLIKRA Erlend
Uno-X Pro Cycling Team  ,,
5
 SELIG Rüdiger
Lotto Soudal  ,,
6
 KANTER Max
Movistar Team  ,,
7
 VAN DEN BERG Marijn
EF Education-EasyPost  ,,
8
 VAN DER POEL David
Alpecin-Deceuninck  ,,
9
 KREDER Raymond
Team UKYO  ,,
10
 ZURITA Ricardo Alejandro
Drone Hopper – Androni Giocattoli  ,,
11
 BASSON Gustav
ProTouch  ,,
12
 SIRIRONNACHAI Sarawut
Thailand Continental Cycling Team  ,,
13
 CHAIYASOMBAT Thanakhan
Thailand Continental Cycling Team  ,,
14
 SMIT Willie
China Glory Continental Cycling Team  ,,
15
 ZEITS Andrey
Astana Qazaqstan Team  ,,
16
 SAINBAYAR Jambaljamts
Terengganu Polygon Cycling Team  ,,
17
 FREDHEIM Stian
Uno-X Pro Cycling Team  ,,
18
 FIRDAUS Ahmad Yoga Ilham
MULA  ,,
19
 ARMÉE Sander
Cofidis  ,,
20
 RUBIO Einer Augusto
Movistar Team  ,,
21
 CHAVES Esteban
EF Education-EasyPost  ,,
22
 MOSCON Gianni
Astana Qazaqstan Team  ,,
23
 CHAWCHIANGKWANG Peerapol
Thailand Continental Cycling Team  ,,
24
 FERNÁNDEZ Rubén
Cofidis  ,,
25
 YAOWARAT Ratchanon
Thailand Continental Cycling Team  ,,
26
 TRÆEN Torstein
Uno-X Pro Cycling Team  ,,
27
 SOSA Iván Ramiro
Movistar Team  ,,
28
 SEPÚLVEDA Eduardo
Drone Hopper – Androni Giocattoli  ,,
29
 DE ROSSI Lucas
China Glory Continental Cycling Team  ,,
30
 BAX Sjoerd
Alpecin-Deceuninck  ,,

総合

イバン・ソーサのコメント

今日は、緊張した日というより、とても速くてハードな日だった。走っていたランナーが非常に強く、レースをコントロールするのが大変だったので、非常に難しくなった。

ライバルは、チームにとって物事を簡単にしてくれなかった。だからこそ、この勝利はさらにおいしい。何より、このシャツを着ることができてから、この数日間、サポートしてくれたチームメイトとスタッフの皆さんに感謝している。

私が言うように、プロトンが私たちにとって簡単ではなかった困難な日々だったが、私たちはこの2022年を可能な限り最良の方法で締めくくることが出来た。2度目のタイトルを獲得し、来るものに向けて最高のエネルギーを持っている。

困難なキャンペーンの後、次のシーズンに向けて、今は回復について考えなければならない。しかし、勝利が私たちに与えるこの士気は大いに役立つ。

RnkPrev▼▲RiderTeamUCI Time
11
 SOSA Iván Ramiro
Movistar Team200
10″
25:54:00
22
 CARTHY Hugh
EF Education-EasyPost150
6″
0:23
33
 TRÆEN Torstein
Uno-X Pro Cycling Team125
2″
1:47
44
 BENNETT George
UAE Team Emirates100 1:50
55
 RUBIO Einer Augusto
Movistar Team85
4″
2:02
66
 CHAVES Esteban
EF Education-EasyPost70 2:11
77
 SEPÚLVEDA Eduardo
Drone Hopper – Androni Giocattoli60 2:24
88
 FERNÁNDEZ Rubén
Cofidis50 2:30
99
 SAINBAYAR Jambaljamts
Terengganu Polygon Cycling Team40
17″
2:32
1010
 ZEITS Andrey
Astana Qazaqstan Team35 2:33
1111
 DE ROSSI Lucas
China Glory Continental Cycling Team30 2:43
1212
 EG Niklas
Uno-X Pro Cycling Team25 3:08
1313
 MAIN Kent
ProTouch20 3:26
1415▲1
 OSBORNE Jason
Alpecin-Deceuninck15
12″
4:01
1516▲1
 CHARMIG Anthon
Uno-X Pro Cycling Team10 5:20
1617▲1
 OKAMIKA Ander
Burgos-BH5 5:35
1718▲1
 IZAGIRRE Ion
Cofidis5 5:48
1819▲1
 ARMÉE Sander
Cofidis5 6:03
1914▼5
 JORGENSON Matteo
Movistar Team5 6:16
2020
 BUDYAK Anatoliy
Terengganu Polygon Cycling Team5
3″
6:41
2121
 LÓPEZ Harold Martín
Astana Qazaqstan Team5 7:53
2222
 BAX Sjoerd
Alpecin-Deceuninck5
10″
7:59
2323
 EYOB Metkel
Terengganu Polygon Cycling Team5 8:17
2424
 GIBBONS Ryan
UAE Team Emirates5
1″
8:21
2525
 PHOUNSAVATH Ariya
Thailand Continental Cycling Team5 8:23
2626
 MONIQUET Sylvain
Lotto Soudal5 9:42
2727
 TOUMIRE Hugo
Cofidis5
7″
10:04
2829▲1
 MORENO Adrià
Burgos-BH5
8″
11:56
2931▲2
 ZURITA Ricardo Alejandro
Drone Hopper – Androni Giocattoli5
6″
13:55
3033▲3
 KOISHI Yuma
Team UKYO5 15:30

ポイント賞

RnkPrev▼▲RiderTeamPoints
11
 BLIKRA Erlend
Uno-X Pro Cycling Team49
22
 KANTER Max
Movistar Team45
33
 SYRITSA Gleb
Astana Qazaqstan Team39
44
 TAMINIAUX Lionel
Alpecin-Deceuninck30
57▲2
 SELIG Rüdiger
Lotto Soudal27
66
 MARECZKO Jakub
Alpecin-Deceuninck25
727▲20
 MOLENAAR Alex
Burgos-BH24
822▲14
 MOLANO Juan Sebastián
UAE Team Emirates19
9 
 OSBORNE Jason
Alpecin-Deceuninck18
108▼2
 SAINBAYAR Jambaljamts
Terengganu Polygon Cycling Team17

山岳賞

RnkPrev▼▲RiderTeamPoints
11
 MOHD ZARIFF Muhammad Nur Aiman
Terengganu Polygon Cycling Team29
22
 SAINBAYAR Jambaljamts
Terengganu Polygon Cycling Team29
33
 SOSA Iván Ramiro
Movistar Team25
44
 CARTHY Hugh
EF Education-EasyPost24
55
 BETTLES Carter
ARA Pro Racing Sunshine Coast22
66
 RUBIO Einer Augusto
Movistar Team11
77
 OKAMIKA Ander
Burgos-BH10
825▲17
 OSBORNE Jason
Alpecin-Deceuninck10
98▼1
 CHAVES Esteban
EF Education-EasyPost9
109▼1
 ZEITS Andrey
Astana Qazaqstan Team9

チーム賞

RnkPrev▼▲TeamClassTime
11 Movistar TeamWT77:46:27
22 EF Education-EasyPostWT4:09
33 Uno-X Pro Cycling TeamPRT5:50
44 CofidisWT9:29
55 UAE Team EmiratesWT10:12
66 Terengganu Polygon Cycling TeamCT13:23
77 Astana Qazaqstan TeamWT20:12
88 Alpecin-DeceuninckPRT31:16
99 Thailand Continental Cycling TeamCT34:40
1010 Burgos-BHPRT35:22
1111 Drone Hopper – Androni GiocattoliPRT39:52
1212 Lotto SoudalWT41:41
1313 China Glory Continental Cycling TeamCT42:08
1414 Team UKYOCT48:57
1515 ProTouchCT49:43

コメント

  1. 毎日読者K より:

    なんとも後味が悪いレースとなりましたねー(>_<)

    ジェイソン・オズボーンゴールライン通過時うなだれてます(´Д`)
    プロなので結果がすべてかもしれませんが、、、

    • ちゃん より:

      ほんと、最後のUCI公認レースでこれではねえ~。
      まあ、契約がないから勝たないといけないのはわかるけど、ジェイソン・オズボーンなんて、テスト生ですからね。もっと必死だったはず。

      ゴールの写真だけ見た人は、途中の走りは全く知らない訳なので結果で判断される。ジェイソン・オズボーンはトーマス・デヘントと共に最初から逃げていたメンバーの一人。
      Cofidisのユーゴ・トゥミレとBurgos-BHのライダーは途中合流。
      まあ、すぐに追いついたのですけど、努力と点という意味では引き方が全く違う。この逃げが最後まで成功したのはジェイソン・オズボーンの走りそのもの。

      まあ、次はちゃんと駆け引きを学んでいるはずですけど。それも契約が得られないと出来ないことなので、今後の動きにも注目してます。

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