USA Cyclingは、 Kelly Catlin Fundの設立を発表した。
この基金は、2016年3月8日に亡くなった2016年オリンピック銀メダリストおよび3回の世界チャンピオンであった米国サイクリングナショナルチームメンバーのKelly Catlinのために設立されている。
これらの基金は、Catlinの家族と協議後に決定されるプログラムまたはサービスに充てられる。
ケリーの父、マーク・カトリンは、次のように述べている。
彼女は娘であり、姉妹であり、友人であり、チームメイトであり、学者であり、サイクリストであり、ミュージシャンでありアーティストである。
この基金を通じて、ケリーの遺産が存続し続けることを願っています。
アメリカサイクリングナショナルチームの一員として、2016年、2017年、および2018年に3回の世界選手権団体追抜きで優勝。
2016年のリオオリンピックでは銀メダルを獲得。2017年と2018年のUCIトラック世界選手権の個人追抜きでも銅メダルを獲得。
またカトリンは、ラリーUHCサイクリングのプロ女子チームの一員としてレースをし、昨年のアメリカのクリテリアム選手権で2位を獲得。
USA Cyclingのトラック持久力コーチであるGary Suttonは、次のように述べている。
「ケリーは私たち全員の記録から遠くなることは決してないでしょう。」
それから、1月5日、ケリーはカリフォルニア州マリブでのラリーサイクリングチームのトレーニングライド中にクラッシュ。
家族には、めまい、吐き気、および光に対する感受性を訴えていた。彼女はポーランドでのUCIトラック世界選手権への参加から除外された。
家族との最後の電話の1つで、ケリーは彼女のサイクリングキャリアを終わらせることを考えていたと語っている。
エリート選手の精神的な問題は、これまでも多くある。基金については、家族との話合いとなるが、こうした精神的問題を抱えたスポーツ選手のために使われていくのかもしれない。
このような問題が起こらないように選手の精神的バックアップが出来るシステムが構築されると良いのですが。
あらためて彼女の冥福をお祈りいたします。
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