ティレーノ〜アドリアティコ第3ステージ 最長距離の丘陵コースを制したのはあのライダー

ティレーノ〜アドリアティコ第3ステージは、今大会の最長距離219kmで争われる。

果たして、逃げグループがゴールまで届くのか、それともパンチャー同士の戦いになるのか注目だ。

ワウト・ファンアールトを守るユンボ・ヴィズマは最後までアシストを残せるだろうか?

第3ステージ　モンティチャーノ～グアルド・タディーノ　219㎞

コースマップ　photo tirrenoadriatico

3日目は、最長距離の219kmを走り抜ける。小刻みなアップダウンの続く丘陵ステージで、走るだけで足が削られるコースだ。

今日こそは、マチュー・ファンデルプールの出番ではないかな。事前のコメントでも第3と第5ステージを狙っていると言っていたし。

ゴールプロフィール　photo tirrenoadriatico

第2ステージほど、勾配はきつくないが集団ゴールとはなりにくいのではないかな。登りゴールとなると、やはりマチュー、ワウト、ジュリアンの3人の戦いが見られそうだ。

逃げは5人

photo Tiz-cyclingストリーミングより 以下同様

リーダージャージはワウト・ファンアールト。とはいってもタイム差は、ジュリアン・アラフィリップと4秒差。

まだ25秒以内に35人のライダーがいるので、まだまだ総合の行方はわからない。

距離が200km以上と長いので、逃げもタイム差を9分くらい持っている。まだゴールまで110kmもある。

1. PADUN Mark (Bahrain – Victorious)
2. BAIS Mattia (Androni Giocattoli – Sidermec)
3. LUDVIGSSON Tobias (Groupama – FDJ)
4. BOIVIN Guillaume (Israel Start-Up Nation)
5. TERPSTRA Niki (Team Total Direct Energie)

カレブ・ユアンは一人で集団からドロップしてしまった。あと100km以上あるけど一人で走るのか?

100kmを切ってから、マチュー・ファンデルプールが先頭を引き倒している。

風が強くなっているようだ。後方ではティボー・ピノが分断されて遅れている。

エガン・ベルナルも先頭交代してペースを上げている。

なんと、カレブ・ユアンはやめてしまった。まあ、今日は純粋なスプリンターのコースではないので、クラシックのことを考えてリタイヤしたのだろう。

残り64kmから、少し雨が降り始めた。ジュリアン・アラフィリップもベストを羽織っている。

集団は、マチュー・ファンデルプールのためにAlpecin-Fenixが二人出してひいている。

ラスト17.6kmでタイム差は56秒まで縮めてきた。ラスト10kmくらいで捕まえる計算か。先頭はクイックステップが引いている。

実に200km近く逃げ続けた5人。どこまで粘れるか。

先頭は3人となる。もう4kmを切ったが、タイム差は28秒もある。完全に泳がされている。

なんと、集団中ほどで落車発生だ。

逃げはラスト2.8kmで捕まった。

ゴールはかなり登っているようだ。

ラスト800mでゼネク・スティバルがアタックをかける。

真後ろはジュリアン・アラフィリップだったが、あまりにも凄いスピードで飛び出したので、アラフィリップは見送る。

アラフィリップの後ろは、グレッグ・ファンアーヴェルマートだ。

これを追いかけたのはワウト・ファンアールトだった。

だが、ワウト・ファンアールトはマチュー・ファンデルプールを引き連れて上がってきてしまった。

マチュー・ファンデルプールは、ワウト・ファンアールトを抜き去った。

最後は、マチュー・ファンデルプールが両腕を組んでから剣を抜くガッツボーズが出た。レースが始まる前から第3ステージは狙っていたというが、有言実行とは凄い。

昨日のゴールでは、ジュリアン・アラフィリップに負けてしまい、不機嫌だったがこれで上機嫌で明日を迎えられるだろう。

リザルト

第3ステージ　リザルト

総合

ワウト・ファンアールトは首位をがっちりとキープだ。2位にマチュー・ファンデルプールが上がってきた。

ポイント賞

山岳賞

ヤングライダー賞