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2025 ヘント〜ウェヴェルヘム スプリンターズクラッシックとならない?

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Photo credit: Winniepix on VisualHunt
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ヘント〜ウェヴェルヘムは、スプリンターのクラシックとして知られており、風が決定的な役割を果たすこともある。Gent-Wevelgem in Flanders Fields ME(1.UWT)

石畳のセクターが後半に集中するが、ここで抜け出してもゴールまでに集団が追いついてくることが多い。

2022年はビニヤム・ギルマイがアフリカ人で初めての勝利を飾り一躍スターダムとなったレースだ。

 

歴代優勝者

  • 2024  マッズ・ピーダスン
  • 2023 クリストフ・ラポルト
  • 2022 ビニヤム・ギルマイ
  • 2021 ワウト・ファンアールト
  • 2020 マッズ・ピーダスン
  • 2019 アレクサンダー・クリストフ
  • 2018 ピーター・サガン
  • 2017 グレッグ・ファンアーヴェルマート
  • 2016 ピーター・サガン
  • 2015 ルカ・パオリーニ
  • 2014 ジョン・デゲンコルプ
  • 2013 ピーター・サガン

 

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イーペル~ウェヴェルヘム 250.3km

コースマップ photo wevelgem.be

 

スタートは2003年からレース名のヘントでは始まっていない。

スタート地点のイーペルとゴールのウェヴェルヘムの距離は30km未満だが、ライダーは西フランダースの地域を回ってくる。

 

コースプロフィル photo wevelgem.be

 

ルート上の最大の障害は、3回以上走るケンメルベルグだが、最後のケンメルベルグからゴールまでは34km。

少人数でのスプリントになると予測されるが果たしてどうなるだろう。2023年はクリストフ・ラポルトとワウト・ファンアールトが逃げ切った。

2024年はマッズ・ピーダスンがマチュー・ファンデルプールと逃げてスプリントで勝っている。

 

  1. Beauvoordestraat
  2. Veurnestraat 
  3. Scherpenberg(シェルベルバーグ) 800m・9.1%
  4. Baneberg(バネベルグ) 300m・10%
  5. Monteberg(モンテベルグ) 1km・7.3%
  6. Kemmelberg(ケンメルベルグ)
  7. Kemmelberg(ケンメルベルグ) 0.4km・7.4%
  8. Plugstreet 1 – Hill 63
  9. Plugstreet 2 – Christmas Truce
  10. Plugstreet 3 – The Catacombs(カタコンベ)
  11. Monteberg(モンテベルグ) 1km・7.3%  
  12. Kemmelberg(ケンメルベルグ)
  13. Kemmelberg(ケンメルベルグ) 0.4km・7.4%
  14. Scherpenberg(シェルベルバーグ) 800m・9.1%  
  15. Baneberg(バネベルグ) 300m・10%  
  16. Kemmelberg(ケンメルベルグ) (Ossuaire) 0.7km・11.4%

 

注目のライダーは

  • Lidl – Trek マッズ・ピーダスン、ジョナサン・ミラン
  • UAE Team Emirates – XRG ティム・ウェレンス、ニルス・ポリッツ、フアン・モラノ、フロリアン・フェルメルシュ
  • Alpecin – Deceuninck ジャスパー・フィリップセン
  • Soudal Quick-Step ティム・メルリエ、ポール・マグニエ
  • Intermarché – Wanty ビニヤム・ギルマイ
  • INEOS Grenadiers トビアス・フォス、ジョシュア・ターリング、コナー・スウィフト
  • Team Visma | Lease a Bike オラフ・コーイ、ティシュ・ベノート、マッテオ・ヨルゲルソン
  • EF Education – EasyPost ヴィンチェンツォ・アルバネーゼ、留目 夕陽
  • Bahrain – Victorious マテイ・モホリッチ、ヒィル・バウハウス
  • Arkéa – B&B Hotels アルノー・デマール
  • Cofidis アイネ・デヘント
  • Decathlon AG2R La Mondiale Team サム・ベネット、ドリース・デポンド
  • Groupama – FDJ ヴァランタン・マデュアス
  • Movistar Team イバン・ガルシア
  • Red Bull – BORA – hansgrohe ヨルディ・メイウス、ダニー・ファンポッペル
  • Team Jayco AlUla マイケル・マシューズ
  • Team Picnic PostNL トビアス・ルンド・アンドレセン
  • XDS Astana Team マイク・テウニッセン、ケース・ボル
  • Lotto アルノー・デリー
  • Israel – Premier Tech トム・ファンアスブロック、ユーゴ・オフステテール
  • Q36.5 Pro Cycling Team エミルス・リエピンス、ジャコモ・ニッツォーロ
  • Team TotalEnergies アントニー・テュルジス
  • Tudor Pro Cycling Team マッテオ・トレンティン
  • Uno-X Mobility アレクサンダー・クリストフ

 

スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

デ・パンネで落車して膝を縫合している。

ティム・メルリエのコメント

理想的ではないが、レースをすることは可能だと思う。 そうでなければ、レース中に決断しなくてはならない。間違いなく、頭上に疑問符が浮かぶ。

転倒後の最初のトレーニングはうまくいったが、昨日はまた少し落ち込んでしまった。今日は良くなっているといいな。チームは私をまだリーダーとして見ていると思うけど、ポール・マグニエにとっていい避雷針にもなり得る。

どのカードを切るかは自分たちで決めるよ。ポールやルーク・ランペルティとも仲がいいし、仲の良いグループだよ。

 

Lottoのアルノー・デリー、Tudor Pro Cycling Teamのマッテオ・トレンティン、UAE Team Emirates – XRGのティム・ウェレンス。

 

ニュートラルスタート。

 

オフィシャルスタート。

 

9人の逃げ

9人が逃げている。

  1. ルイ・オリヴェイラ UAE Team Emirates – XRG
  2. マックス・ウォーカー EF Education-EasyPost
  3. サム・メゾノベ Cofidis
  4. ヤシャ・ズッタリン Team Jayco AlUla
  5. エミルス・リエピンス Q36.5 Pro Cycling Team
  6. ビクトル・ヴェルクイー Team Flanders – Baloise
  7. サミュエル・ルルー  TotalEnergies
  8. アレクシス・ブルネル TotalEnergies
  9. マルコ・ハーラー  Tudor Pro Cycling Team

 

風で集団は割れている。

 

第2集団は35人。

 

残り90km。メイン集団は1分20秒差。

 

残り82km。先頭は1分7秒差で逃げている。Team Visma | Lease a Bikeのヴィクトール・カンペナールツが追いついている。

 

先頭から切れたTeam Flanders – Baloiseのビクトル・ヴェルクイーが追走に捕まる。

 

52秒差の集団先頭付近にジャスパー・フィリップセンが上がってくる。

 

あ~、しかし、ジャスパー・フィリップセンはパンクだ。道が狭くてサポートカーは中々上がってこれない。

 

Lidl – Trekのマッズ・ピーダスンが攻撃。

 

なんと、Team Visma | Lease a Bikeのオラフ・コーイは座っている。これは鎖骨か。

 

先頭は5人となっている。

  1. ルイ・オリヴェイラ UAE Team Emirates – XRG
  2. マックス・ウォーカー EF Education-EasyPost
  3. ヴィクトール・カンペナールツ Team Visma | Lease a Bike
  4. アレクシス・ブルネル TotalEnergies
  5. マルコ・ハーラー  Tudor Pro Cycling Team

 

UAE Team Emiratesのミッケル・ビョーグがパンク。

 

ジャスパー・フィリップセンはアシストなしで集団まで復帰しないといけない。誰か待っているのだろうか。

 

追走が11秒差となって見えてくる。

 

ジャスパー・フィリップセンは無事に追いついた。集団は53秒差。

 

マッズ・ピーダスンが先頭に追い付いた。

 

マッズ・ピーダスンは、ガシガシ先頭を引いていく。

 

集団先頭は INEOS Grenadiersのトビアス・フォス。

 

Monteberg(モンテベルグ) 1km・7.3%

残り59kmで48秒。

 

マッズ・ピーダスンがスパート。

 

マッズ・ピーダスンが抜け出した。

 

集団も絞られるか。

 

マッズ・ピーダスンの後ろに見えるのヴィクトール・カンペナールツとマルコ・ハーラー。

 

3人がマッズ・ピーダスンを追う。

  1. アルイェン・リヴィンス Lotto
  2. ヴィクトール・カンペナールツ Team Visma | Lease a Bike
  3. マルコ・ハーラー Tudor Pro Cycling Team

 

残り53kmで11秒差。流石にこの距離を一人で行くのは得策ではない。

 

脱落していたティム・メルリエが戻ってきている。

 

残り50kmで19秒差。昨年はマチュー・ファンデルプールがいたけれど、単独でゴールに向かう。

 

残り47kmではやくも29秒開いた。集団とは1分3秒差。

 

1分29秒離れた集団からDecathlon AG2R La Mondiale Teamのドリース・デポンドがアタック。しかし、これは追走までも届かない。

 

Baneberg(バネベルグ) 300m・10%  

残り40kmで追走まで46秒と開く。

 

Kemmelberg(ケンメルベルグ) (Ossuaire) 0.7km・11.4%

追走の3人は1分33秒離れた。

 

集団は2分遅れ。

 

ジャスパー・フィリップセンとフロリアン・フェルメルシュが集団先頭でクリアー。

 

残り31km。タイム差は1分30秒。集団とは1分52秒。

 

ヴィクトール・カンペナールツの後ろに集団が見えてきた。

 

Soudal – Quick Stepのイヴ・ランパールトは今シーズンは目立っていない。

 

ヴィクトール・カンペナールツらの追走が集団に捕まる。

 

残り22km。Alpecin-Deceuninckしか集団けん引しない。

 

残り21km。タイム差は1分31秒差に。

 

残り20km。Soudal – Quick Step、Uno-X Mobilityも集団けん引に加わる。

 

残り9.1kmまできたけれど、タイム差は1分23秒ある。

 

残り5.2kmで1分20秒差。決まった。もう追いつかれることはない。

 

残り3kmのゲートをくぐる。

 

Team Visma | Lease a Bike、Uno-X Mobilityも引くが全く縮まらない。

 

マッズ・ピーダスンがゴールエリアに戻ってきた。

 

マッズ・ピーダスンは56kmのソロを単独で決めてしまった。恐るべき独走力。

 

2年連続3回目のヘント〜ウェヴェルヘムの制覇となった。

 

3度の制覇は、サガン、トム・ボーネン、マリオ・チッポリーニ、エディ・メルクス、リック・ファンローイ、ロバート・ヴァン・イーナメなど偉大なライダーの偉業に並んでいる。

 

集団はSoudal – Quick Stepのティム・メルリエが先行するLidl – Trekのジョナサン・ミランを抜いて2位。3位はUno-X Mobilityのアレクサンダー・クリストフ。

 

リザルト

優勝したLidl – Trekのマッズ・ピーダスン

クレイジーだよ。 こんなことができるとは思ってもみなかった。でもここで勝てたのは素晴らしいことだ。

ゴールからかなり離れたグラベルエリアで攻撃を開始しましたね。

何を考えていたのか全く分からない(笑)。単独攻撃が功を奏すと分かっていた。決勝では風が有利だった。どちらに転んでもおかしくなかった。簡単に最悪な結果になっていた可能性もあった。

前回の大会から、集団が最後の5キロで急速に追い上げられることは分かっている。最後の1キロでも自信が持てず、本当に自分自身と戦わなければならなかった。しかし、最後の数百メートルは楽しむことができ、優勝できると確信した。

ヘント〜ウェヴェルヘムでの勝利数の共同記録保持者となましたね。

今朝、共同記録保持者になれるかもしれないと言われた。でも結局は勝つことがすべてだ。1位でも10位でも。今日はチーム全員で参加した。このレースはジョナサン・ミランにとっても理想的だ。

来週のフランドルでマチュー・ファンデルプールとタデイ・ポガチャルに挑戦する準備ができているだろうか?

分からない。今日とは違うレースだ。他の2人はやはりレベルが違う。先週金曜日のオウデクワレモントでマチュー・ファンデルポールが出場したのを見たが、僕は彼に追いつけなかった。

私たちもタデイのことを知っている。彼はかなり優秀なサイクリストだ。彼も同じことができる。だからもちろん日曜日に向けて自信がつく。そして我々は勝てると信じているが、決して簡単なことではないだろう。

 

2位 Soudal – Quick Stepのティム・メルリエ

水曜日の後に、最初にイーリョ・ケイセ(チームマネージャー)に、ヘント〜ウェヴェルヘムでスタートしたくないと伝えた。 絶対に準備ができないと思っていた。

でも彼はそれを望まなかったので、私を選考に残してくれたんだ。今にして思えば、彼に感謝しなければならない。

2位を争うスプリントでは、遠くから攻撃してきたジョナサン・ミランを破りましたね。

でもすぐに追い抜いた。彼は決して諦めないことを知っていたので、並んで長いスプリントをした。

2位を狙ってスプリントするのはフラストレーションが溜まりましたか?

今日はマッズ・ピーダスンが強かったので、2位でも満足しなくてはならない。息子にこの結果を後で見せることができるのは誇らしい。なぜなら、息子の祖父がヘント〜ウェヴェルヘムで優勝したからだ。(1998年の故フランク・ヴァンデンブルック、メルリエの恋人キャメロンの父親)

今なら私も表彰台に上ったと言えるだろう。自分はレースにまったく参加していなかった。最初はエシュロンを逃したが、チームメイトの助けでジャンプすることができた。

そこでベストの弾薬を使い果たした。ケメルを初めて回ったとき、私は落ちてしまった。プラグストリートで再び追いつきそうになったとき、私はレースを信じ始めた。

彼らはこれ以上速く走れないだろう、誰もが途方に暮れるだろうとわかっていた。それが私の救いだったと思う。

将来レースに勝つために ファンのいないヘント〜ウェヴェルヘムが必要ですか?

難しい質問だね。分からない。でもここで2位になれてとても嬉しい。 デ・パンネを失った今春、それが最も重要なことになるだろう。でも、膝の回復が早くなるといいなと思っている。筋肉がつりそうになったんだ。

それほどひどくはなかったけど、自転車に乗るときの座り方が少し違っていた。そのせいでゴールまであと17キロのところで、スプリントの途中でも、つりそうになった。これは改善しなければいけない。

 

3位 Lidl – Trekのジョナサン・ミラン

複数のカードでスタートできたのは良かったし、マッズが勝ったのは嬉しい。スプリントでは全力を尽くしたし、表彰台に上がれて嬉しいよ。

スタートが少し早すぎたかもしれない、それは本当だ。でも、今後のレースでは、私たちには強いチームがある。特にパリ・ルーベは私にとってとても特別なレースだ。本当に楽しみにしている。

 

Rnk Rider Team UCI Time
1
 PEDERSEN Mads
Lidl – Trek 500 5:30:21
2
 MERLIER Tim
Soudal Quick-Step 400 0:49
3
 MILAN Jonathan
Lidl – Trek 325 ,,
4
 KRISTOFF Alexander
Uno-X Mobility 275 ,,
5
 HOFSTETTER Hugo
Israel – Premier Tech 225 ,,
6
 BALLERINI Davide
XDS Astana Team 175 ,,
7
 GIRMAY Biniam
Intermarché – Wanty 150 ,,
8
 BERCKMOES Jenno
Lotto 125 ,,
9
 MEEUS Jordi
Red Bull – BORA – hansgrohe 100 ,,
10
 REX Laurenz
Intermarché – Wanty 85 ,,
11
 DEGENKOLB John
Team Picnic PostNL 70 ,,
12
 TURGIS Anthony
Team TotalEnergies 60 ,,
13
 RUSSO Clément
Groupama – FDJ 50 ,,
14
 MIHKELS Madis
EF Education – EasyPost 40 ,,
15
 TRENTIN Matteo
Tudor Pro Cycling Team 35 ,,
16
 TEUNISSEN Mike
XDS Astana Team 30 ,,
17
 LOUVEL Matis
Israel – Premier Tech 30 ,,
18
 FEDOROV Yevgeniy
XDS Astana Team 30 ,,
19
 BENOOT Tiesj
Team Visma | Lease a Bike 30 ,,
20
 CANAL Carlos
Movistar Team 30 ,,
21
 NAESEN Oliver
Decathlon AG2R La Mondiale Team 20 ,,
22
 DE BONDT Dries
Decathlon AG2R La Mondiale Team 20 ,,
23
 VERMEERSCH Florian
UAE Team Emirates – XRG 20 ,,
24
 GARCÍA CORTINA Iván
Movistar Team 20 ,,
25
 TURNER Ben
INEOS Grenadiers 20 ,,
26
 DE GENDT Aimé
Cofidis 20 ,,
27
 PITHIE Laurence
Red Bull – BORA – hansgrohe 20 ,,
28
 DOULL Owain
EF Education – EasyPost 20 ,,
29
 BISSEGGER Stefan
Decathlon AG2R La Mondiale Team 20 ,,
30
 JORGENSON Matteo
Team Visma | Lease a Bike 20 ,,

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