2025 ボルタ・ア・カタルーニャ第7ステージ あ～、プリモッシュ・ログリッチ

第6ステージは、強風のために長くニュートラル。

このためクイーンステージは、ほぼキャンセル。結局残り25kmくらいから始まった。最後はクイン・シモンズが足をみせてワールドツアー初優勝に。

これで1秒差の総合は最終ステージで決着をつけることになった。

 

第7ステージ　バルセロナ～バルセロナ　88km

 

3月30日にはバルセロナで他の2つの主要イベントも予定されている。 FCバルセロナとFCジローナのサッカーの試合が最近この日に延期され、同じ日にパラウ・サン・ジョルディでいくつかのショーが開催される。

そのため、レースは不可抗力により短縮に。モンジュイックは街を見下ろす丘だけど、ここで決戦となる。

モンジュイックの丘を6回登る。頂上直前で19%と厳しい登りが待っている。短いけれど、最後の登りで抜け出せばタイム差はつくのでは。

 

1. ボーナススプリント　Viladecans
2. ボーナススプリント　Barcelona
3. 2級山岳　モンジュイック　2.4km・4.7％
4. 2級山岳　モンジュイック　2.4km・4.7％
5. 2級山岳　モンジュイック　2.4km・4.7％
6. 2級山岳　モンジュイック　2.4km・4.7％
7. 2級山岳　モンジュイック　2.4km・4.7％
8. 2級山岳　モンジュイック　2.4km・4.7％

 

スタート

新人賞ジャージは28秒遅れのレニー・マルティネス。総合5位。

 

 

スタート前のフアン・アユソーとプリモッシュ・ログリッチは談笑している。

 

オフィシャルスタート。

 

スプリントポイント　Viladecans

ここでプリモッシュ・ログリッチが見事にスプリントポイントをゲット。

1. プリモッシュ・ログリッチ　Red Bull – BORA – hansgrohe　3ポイント・3秒
2. ニコ・デンツ　Red Bull – BORA – hansgrohe　2ポイント・2秒
3. フアン・アユソー　UAE Team Emirates – XRG　1ポイント・1秒

 

これでプリモッシュ・ログリッチは、総合で1秒フアン・アユソーを逆転。

 

残り69km。次のボーナススプリントまでUAE Team Emirates – XRGは誰も逃がすことはできない。次も非常に重要だ。

 

プリモッシュ・ログリッチは、次も狙ってくる。

 

 INEOS Grenadiersのエガン・ベルナルは59秒遅れの総合7位。

 

UAE Team Emirates – XRGは全員で前を固める。

 

プリモッシュ・ログリッチの後ろにフアン・アユソーがいる。

 

ボーナススプリント　Barcelona

凄い。フアン・アユソーがトップ通過。これで、また1秒フアン・アユソーがリード。

1. フアン・アユソー　UAE Team Emirates – XRG　3ポイント・3秒
2. ニコ・デンツ　Red Bull – BORA – hansgrohe　2ポイント・2秒
3. プリモッシュ・ログリッチ　Red Bull – BORA – hansgrohe　1ポイント・1秒

 

2級山岳　モンジュイック　2.4km・4.7％

さあ、逃げが出来るか。

 

誰が抜け出るか。Alpecin-Deceuninckはジミー・ヤンセンス。ちなみにティボール・デル・グロッソはのどの痛みでDNS。

 

Burgos Burpellet BHがトップ通過。

 

下りでEF Education-EasyPostのリチャル・カラパスが前に出る。

 

残り41.8km。リチャル・カラパスは10秒のリード。

 

山岳賞のブルーノ・アルミライルが追走に。

 

残り5周

リチャル・カラパスがリードして残り5周。

 

2人が逃げるが集団は真後ろ。

 

2級山岳　モンジュイック　2.4km・4.7％

2人はすぐに捕まる。Red Bull – BORA – hansgroheはゴールでプリモッシュ・ログリッチが逆転しないといけないので集団を引く。

 

Equipo Kern Pharmaは、バイクを渡している。

 

Red Bull – BORA – hansgroheが先頭で通過。

 

残り32.6km。集団のままだ。今回は最終周回までこのままかも。

 

2級山岳　モンジュイック　2.4km・4.7％

ここも逃げは出来ないか。

 

ここはEuskaltel – Euskadiのムルギアルデーがトップ通過。

 

Groupama – FDJのトム・ドネンヴィルトが単独アタック。

 

残り3周

わずかな差で通過。

 

トム・ドネンヴィルトは、捕まる。

 

さあ、プリモッシュ・ログリッチが攻撃だ。

 

プリモッシュ・ログリッチが踏み込む。

 

プリモッシュ・ログリッチがトップで通過。フアン・アユソーは下を向いているぞ。3番手。

 

プリモッシュ・ログリッチは、後ろを確認してからスパートだ。

 

プリモッシュ・ログリッチは単独となった。

 

これで、ゴールまでの20kmを逃げ切るつもりだ。

 

なんとプリモッシュ・ログリッチは16秒引き離した。

 

サイモン・イェーツが追走に出るか。

 

UAE Team Emirates – XRGが集団を引く。

 

Movistar Teamのエンリク・マスがぬけだした。

 

プリモッシュ・ログリッチがトップで通過。

 

追走は強力な4人。ミケル・ランダ、レナート・ヴァン・エトヴェルト、エンリク・マス、ローレンス・デプルスだが、すぐに捕まる。

 

残り1周

もう残り1周だ。

 

残り7km。集団は17秒差。

 

2級山岳　モンジュイック　2.4km・4.7％

残り6.2km。19秒差。誰もプリモッシュ・ログリッチに追い付けない!

 

あと350mでクリアーだ。

 

12秒差となり後ろが見えてくる。

 

プリモッシュ・ログリッチが単独で下りだした。

 

残り2.6km。

 

追走は INEOS Grenadiersのローレンス・デプルスとLottoのレナート・ヴァン・エトヴェルト。11秒差だ。

 

残り1km。11秒差。

 

さあ、プリモッシュ・ログリッチがゴールエリアに。

 

まさか、単独で抜け出してくるとは～。

 

ミッションインポッシブルを見事にきめてみせた。

 

プリモッシュ・ログリッチがステージ優勝と総合優勝のダブルだ。ジロ・デ・イタリアに向けて良いコンデションで仕上がりつつあることを証明している。

 

ステージ2位は INEOS Grenadiersのローレンス・デプルス。3位はLottoのレナート・ヴァン・エトヴェルト。

 

4位はDecathlon AG2R La Mondiale Teamのドリアン・ゴドン。フアン・アユソーは集団最後尾の34位。

総合2位は守ったけれど、少し残念な結末。まだ、プリモッシュ・ログリッチにはかなわないか。

 

リザルト

優勝したRed Bull-BORA-hansgroheのプリモッシュ・ログリッチ

2位を2回獲得した後、ようやく勝てた。今勝てて嬉しい。 私はスプリンターではないが、中間スプリントでは良い走りができた。山岳やタイムトライアルではラップを決めたいが、このラップでは数秒が全てだ。

2回目のボーナススプリント後、選択の余地はなかった。まだ勝つチャンスがあるように努力しなければならなかった。通常、公平なレースだが、今年は最終ステージまでその気持ちがあまりなかった。

最後の山岳ステージを本当に楽しみにしていたが、それは叶わなかった。結局、最終ステージまで決着がつかなかった。

モンジュイックの登りの最後の峠を待つのではなく、大胆な攻撃で早めにカードをテーブルに並べましたね。

最後には攻撃するだけの脚力があった。このラウンドをとても嬉しく振り返る。天気は良く、観客もとても熱狂的だった。とても美しい。本当に楽しかった。スタート前は自分の調子に自信がなかったんだ。でも今は脚力は良いと言える。

 

2位　 INEOS Grenadiersのローレンス・デプルス

超、超ハードだった。 でも最後の登りでいいポジションにつけていたから、”もういいや “って感じで、いきなり前に出たんだ。 最後はほとんどログリッチに追いつくことができた。

ログリッチがすごいライダーだということはみんな知っているから、驚きはない。 おめでとう。 ステージ優勝はいつも願っていることだけど、僕は限界だったし、レナート・ヴァン・エトヴェルトがほとんど仕事をしてくれた。 だから今週はいい気分で終われそうだよ。

 

3位　Lottoのレナート・ヴァン・エトヴェルト

 

第7ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞

 

フアン・アユソーのコメント(チーム公式サイトより)

脚はベストではなかったが、チームが最初から助けてくれた。 今週はずっと大バトルだったし、今日はRed Bull – BORA – hansgroheが賢いレースをしてくれた。

ログリッチがアタックしてギャップを広げ、僕はそれについて行くことができなかった。今日は彼が一番強かったから、彼に敬意を表するよ。

 

チーム賞