ジロで落車して痛めた膝に金属片が埋まってしまっているトム・デュムラン(Sumwev)ですが、第2ステージではアタックをかけ逃げ集団をリード。
第3ステージのタイムトライヤルでは3位と上々の結果。
そんなデュムラン、残る山岳ステージでテストアタックをしたいと、ステージ後のインタビューで語っていたのに、一転してレースを去ってしまった。
まずまず回復しているのかと思ってましたが~。
無理をしない
トムはTeam Sunwebのウェブサイトで次のように述べている。
「レースは堅実な週になりました。レースのリズムも思っていたよりも良かった。
昨日のステージの後、かなり気分が良かったのですが、夕方になると苛立ちが戻ってきました。
膝の調子が万全でないので、山岳で高強度のレースを続けるよりは、安静が最善の選択だと判断しました」
ツイッターでも報告。
🗣”After the stage I felt pretty good, but during the evening the irritation started to come back. I feel like there’s no need to push it with the knee.”@tom_dumoulin won’t start #Dauphiné🇫🇷 stage 7👇🏻
💻https://t.co/rw4WxHVTGo pic.twitter.com/YBGJyejY2j
— Team Sunweb (@TeamSunweb) 2019年6月15日
「レースリズムに戻るのはいいけれども、膝に負担をかけたくない」
と、デュムラン。
デュムランは、ジロ・デ・イタリアの第5ステージでのクラッシュの後、 クリテリウム・デュ・ドーフィネでレースに戻った。
チェーンリングで膝を深く切り込み、腱を傷つけてしまい小さな金属の破片を残してしまっている。
デュムランは、彼のコンデションと膝のテストをするためにドーフィネを利用した。第2ステージでアタックをかけて逃げ集団にはいったが、総合では遅れてしまった。
デュムランとTeam Sunwebは、ツール・ド・フランスで競争力を発揮するために必要なフィットネスに取り組むことに。
今、ここで無理をしてツールでデュムランのチャンスを損なう危険性を考慮して慎重な戦略を立てている。
「これは何よりも予防策です。 私たちはリスクを冒すつもりはない」
と、Team Sunweb医師のCamiel Aldershofは説明。
「今週はかなり満足のいくものでした。 我々は毎日状況をモニターしている。もちろん浮き沈みもある。だがそれは予想の範囲内だった。
昨日はステージ後に元気だったが、夕方にはフラストレーションが戻ってきたようにみえた。デュムランにはステージを続けるよりも、少し休憩するほうがよいと判断した」
まだ、7人しかリストにないので後1人が決まってない状態。そりゃあ、デュムランの調子もわからないので無理はないですね。
セカンドエースは、ウィルコ・ケンデルマン。2014年ジロ・デ・イタリア総合7位、2017年ブエルタ・ア・エスパーニャ総合4位。実力はあるのでいけそうですが、デュムランの膝の調子次第ですかねえ~。
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