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パリ~ニース第5ステージ 最長ステージを制したスプリンターは?

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Image by David Mark from Pixabay
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パリ~ニースは5日目を迎える。第4ステージで大本命のプリモッシュ・ログリッチが見事なアタックを決めて総合では35秒のリードを築いた。

チームメイトのジョージ・ベネットは、トレーニングキャンプの時からログリッチは調子が良かったとコメントしている。レースでもしっかりと実力を発揮するのは凄いと。

今日はフラットステージなので、一旦総合の争いは休憩となりスプリンターの戦いとなる。

 

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第5ステージ ビエンヌ〜ボレーヌ 203㎞

第5ステージコースマップ photo paris-nice.f

 

200kmを越える今大会最長のステージとなる。スプリントポイントは2箇所。ここでもボーナスタイムが得られるのがスプリンターだけが争うのではないかな。

ただ最初のスプリントポイントは逃げグループがさらっていくかも。ゴール手前に3級山岳があるが、4.8%の勾配で1.4kmしかないの、ここから逃げるのも無理だ。

最後は、スプリンターの競演となるはずだ。

 

逃がせて貰えない

photo Tiz-cyclingストリーミングより 以下同様

スタートから逃げは出来ず。まさか、ずっとトニー・マルティンが引き続けてゴールまで行くのか?

ティレーノ〜アドリアティコでも、ユンボ・ヴィズマが集団を引いている。二つのステージレースで、リーダージャージを取っているとは凄いチームだ。

 

残り72kmになって、ようやく逃げが出来たかな。

  • トーマス・デヘント(Lotto Soudal)
  • フィリップ・ジルベール(Lotto Soudal)
  • ヴィクトール・カンペナールツ(Team Qhubeka ASSOS)
  • ティム・デクレルク(Deceuninck – Quick Step)
  • イヴ・ランバールト(Deceuninck – Quick Step)
  • オリバー・ナーセン(AG2R Citroën Team)

いいメンバーが集まっていたけど、そんな逃げは容認してくれない。あっと言う間に、吸収されてしまう。

11人ベルギー人が含まれていた。あまりにも展開がないので逃げたかったのだろう。

 

 

ゴールを狙うスプリンターは

ポイント賞ジャージを着ているサム・ベネットは間違いなくゴールスプリントにからんでくる。ウルフパックのトレインを持っているのは強みだ。

 

トレックのマッズ・ピーダスンもスプリントでの勝利を狙う。

 

2日目にリーダージャージを着ていた、マイケル・マシューズも勝利が欲しい所だ。

 

BORAのパスカル・アッカーマンは、まだ今年勝利がない。元チームメイトのサム・ベネットには一度は勝ちたいだろう。

トレインがいつもゴールのかなり手前で終わってしまうので、ゴールの時には抜かれてしまうパターンが今年は見られる。

 

2020ジロ・デ・イタリアで敵なしだったアルノー・デマール(Groupama – FDJ)。

だが、パリ~ニースでは第1ステージの2位が最高順位だ。

 

アルケア・サムシックのナセル・ブアニもまだ勝利がない。このパリ~ニースでは全くスプリントに絡めていない。

 

アンドレ・グライペルも未勝利。第1ステージでは9位に入っているが、中々前には出れていない。

 

ケース・ボル(Team DSM)は、第2ステージで勝利。チームに待望の1勝を送っている。Team DSMは、現在チームランキングは34位と低迷しているので、更にポイントを稼がないといけない。

 

途中、集団の中ほどでプリモッシュ・ログリッチと、トニー・マルティンが落車。プリモッシュ・ログリッチはすぐに集団に復帰。

 

歩道の段差部分に接触してしまったようだ。トニー・マルティンはリタイヤとなってしまった。

肘の痛みが激しいので病院に行っている。詳細は今後出てくる。一人で3人分の働きをする元世界TTチャンピオンがいなくなるのはチームにとって痛手だ。

 

クイックステップはラスト1kmから完璧なトレインを形成する。

レミ・カヴァニャから、フロリアン・セネシャル、そして最後の発射台ミケル・モルコフがサム・ベネットを解き離す。

 

もう、ゴール手前で後ろのミケル・モルコフがガッツボーズ。続いてサム・ベネットがゴールを駆け抜ける。

これだけ完璧なトレインで走られたら、どこのチームも対抗出来ないだろう。ナセル・ブアニ、パスカル・アッカーマンも対抗するが、サム・ベネットのロングスプリントをまくることは出来なかった。

これで、サム・ベネットはパリ~ニースで2勝目だ。

私は最後の数キロに苦しんでた。それが何なのかはわかりませんが、ここで自分の電車に乗らせてくれないので、決勝ではイライラする。

ラウンドアバウトの直前で戻ったところだ。非常に難しい決勝だった。私はそれをラインに留めるとは思わなかったが、みんなは素晴らしい仕事をしてくれた。期待に応えることができたことを誇りに思う。

と、フニッシュ後にサム・ベネットは語っている。

昨日はユンボ・ヴィズマがティレーノ・アドリアティコでも勝利して2勝をあげた。だが、今日はティレーノ〜アドリアティコ第2ステージでジュリアン・アラフィリップが勝利したので、クイックステップが2勝だ。

 

こちらはハイライト動画

 

こちらはラスト1kmからの動画

 

リザルト

第5ステージ リザルト

Rnk Rider Team Time
1  BENNETT Sam Deceuninck – Quick Step 5:16:01
2  BOUHANNI Nacer Team Arkéa Samsic ,,
3  ACKERMANN Pascal BORA – hansgrohe ,,
4  BAUHAUS Phil Bahrain – Victorious ,,
5  NIZZOLO Giacomo Team Qhubeka ASSOS ,,
6  KRISTOFF Alexander UAE-Team Emirates ,,
7  COQUARD Bryan B&B Hotels p/b KTM ,,
8  LAPORTE Christophe Cofidis, Solutions Crédits ,,
9  BARBIER Rudy Israel Start-Up Nation ,,
10  VAN POPPEL Danny Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux ,,

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1  ROGLIČ Primož Team Jumbo-Visma 18:42:41
2 2  SCHACHMANN Maximilian BORA – hansgrohe 0:31
3 3  MCNULTY Brandon UAE-Team Emirates 0:37
4 5 ▲1  IZAGIRRE Ion Astana – Premier Tech 0:40
5 4 ▼1  VLASOV Aleksandr Astana – Premier Tech 0:41
6 6  JORGENSON Matteo Movistar Team 0:58
7 7  BENOOT Tiesj Team DSM 1:04
8 8  HAMILTON Lucas Team BikeExchange 1:08
9 9  SÁNCHEZ Luis León Astana – Premier Tech 1:11
10 10  LATOUR Pierre Team Total Direct Energie 1:12

ログリッチがガッチリと首位をキープだ。

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 2 ▲1  BENNETT Sam Deceuninck – Quick Step 36
2 1 ▼1  ROGLIČ Primož Team Jumbo-Visma 27
3 3  PEDERSEN Mads Trek – Segafredo 21
4 4  MATTHEWS Michael Team BikeExchange 19
5 14 ▲9  ACKERMANN Pascal BORA – hansgrohe 18
6 7 ▲1  COQUARD Bryan B&B Hotels p/b KTM 17
7 8 ▲1  SCHACHMANN Maximilian BORA – hansgrohe 16
8 5 ▼3  BISSEGGER Stefan EF Education – Nippo 15
9 6 ▼3  BOL Cees Team DSM 15
10 17 ▲7  BAUHAUS Phil Bahrain – Victorious 14

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1  PEREZ Anthony Cofidis, Solutions Crédits 29
2 2  BERNARD Julien Trek – Segafredo 23
3 3  DOUBEY Fabien Team Total Direct Energie 20
4 4  ROGLIČ Primož Team Jumbo-Visma 10
5 6 ▲1  SCHACHMANN Maximilian BORA – hansgrohe 8
6 5 ▼1  NAESEN Oliver AG2R Citroën Team 7
7 7  ARMÉE Sander Team Qhubeka ASSOS 3
8 8  POLITT Nils BORA – hansgrohe 3
9 9  MARTIN Guillaume Cofidis, Solutions Crédits 3
10 10  BENOOT Tiesj Team DSM 2

ヤングライダー賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1  MCNULTY Brandon UAE-Team Emirates 18:43:18
2 2  VLASOV Aleksandr Astana – Premier Tech 0:04
3 3  JORGENSON Matteo Movistar Team 0:21
4 4  HAMILTON Lucas Team BikeExchange 0:31
5 5  PARET-PEINTRE Aurélien AG2R Citroën Team 0:36
6 6  GAUDU David Groupama – FDJ 0:38
7 7  MÄDER Gino Bahrain – Victorious 1:07
8 8  VANHOUCKE Harm Lotto Soudal 1:14
9 9  HINDLEY Jai Team DSM 1:25
10 10  POWLESS Neilson EF Education – Nippo 1:43

※ハイライト動画はのちほど追加予定

 

 

 

 

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