2025 パリ～ニース第6ステージ　Team Visma | Lease a Bikeの破壊活動

第5ステージではゴール手前83kmでヨナス・ヴィンゲゴーが落車。

顔面と手首を痛めており、本人は骨折したかもしれないというほどの痛み。ゴール後はうめき声をあげていたし、めまいもあったということは脳震盪の疑いもある。

やはり、チームは大事をとってヨナス・ヴィンゲゴーをリタイヤさせている。

 

第6ステージ  サン・ジュリアン・アン・サン・タルバン – ベール・レタン  209.8 km

 

200kmを越えるスプリンターステージ。この寒い時期にこれほどの距離を乗らないといけないのは、すでに寒さで疲労がたまっているライダーにとっては厳しい。

最後は、クイーンステージを前にスプリンターの戦いとなる。

 

1. 3級山岳　Côte de Pouzilhac (1.8 km・4.7%)
2. 3級山岳　Côte des Baux-de-Provence (2.5 km・5%)
3. 3級山岳　Côte de Mouriès (1.2 km・4.2%)
4. スプリントポイント　Lançon-Provence

 

3人の逃げ

3人が逃げている。

1. レミ・カヴァニャ　Groupama – FDJ
2. トーマス・ガチニャール　TotalEnergies
3. ヤクブ・オトルバ  Caja Rural – Seguros RGA

 

ヴィクトール・カンペナールツがマッテオ・ヨルゲルソンをひきつれて集団から飛び出している。

 

先頭はMovistar Teamのレミ・カヴァニャだけとなっている。

 

残り56.4kmで2分15秒差。Team Visma | Lease a Bikeは全員が乗っている。後ろから INEOS Grenadiersがきている。

 

集団は3分割されており、メイン集団はかなりの人数がいる。

 

追走に INEOS Grenadiersの6人も追いついた。Soudal – Quick Stepのマキシミリアン・シャフマン、Lidl – Trekのマッズ・ピーダスンとマティアス・スケルモースイェンセンの二人だけが別チーム。

 

3級山岳　Côte de Mouriès (1.2 km・4.2%)

レミ・カヴァニャは山岳に。

 

レミ・カヴァニャが単独で通過。

1. レミ・カヴァニャ　Movistar Team　3ポイント
2. テイメン・アレンスマン　 INEOS Grenadiers　2ポイント
3. エドアルド・アッフィニ　Team Visma | Lease a Bike　1ポイント

 

追走は17人。後方に1分4秒差。

 

レミ・カヴァニャは足を止めて待つ。

 

これで18人の先頭集団とメイン集団の戦いとなる。タイム差は1分29秒。

 

UAE Team Emirates – XRGは、追いつかないと総合でのチャンスがなくなる。

 

残り35.1km。集団はMovistar TeamにGroupama – FDJも引く。

 

先頭にはLidl – Trekのマティアス・スケルモースイェンセンとマッズ・ピーダスンが乗っている。

 

マッテオ・ヨルゲルソンは、このまま逃げ切れれば総合では十分なリードとなりそう。

 

スプリントポイント　Lançon-Provence

ここはマッテオ・ヨルゲルソンがトップ通過してボーナスタイム6秒を稼ぐ。

1. マッテオ・ヨルゲルソン　Team Visma | Lease a Bike　10ポイント・6秒
2. マティアス・スケルモースイェンセン　Lidl – Trek　6ポイント・4秒
3. フローリアン・リポウィッツ　Red Bull-BORA-hansgrohe　4ポイント・2秒

 

残り14.1km。先頭は1分21秒のリード。

 

残り11.4km。Arkéa – B&B Hotelsも引き出したけど1分36秒とタイム差が広がっている。

 

 

残り5.5km。タイム差は1分47秒まで広がった。

 

残り3.1km。残っているスプリンターはマッズ・ピーダスンだ。

 

残り2.4km。

 

残り1.6km。Team Visma | Lease a Bikeはタイム差を稼げるだけ稼ぐ。

 

マッズ・ピーダスンがスルスルと前に上がってきた。先頭はSoudal – Quick Stepのマキシミリアン・シャフマン。

 

マキシミリアン・シャフマンが先頭でゴールエリアに。

 

さあ、マッズ・ピーダスンがロングスプリントに。

 

おおっ、 INEOS Grenadiersのジョシュア・ターリングがスプリントだ!

 

ジョシュア・ターリングが追い込んでくる。

 

並んだか。

 

どっちが勝ったんだ?

 

マッズ・ピーダスンが雨の厳しいステージを制した!

マッズ・ピーダスンは、今シーズンの3勝目となった。2位はタイムトライヤルスペシャリストのジョシュア・ターリングが入った。こんなスプリントが出来るとは進化している。3位は INEOS Grenadiersのサムエレ・ワトソン。

総合は大きく変わった。前日優勝のレニー・マルティネスは総合5位から23位へ急落。ジョアン・アルメイダも順位を一つ落としてしまった。

明日のクイーンステージは雪のために短縮となるので、逆転はさらに難しくなるだろう。

 

リザルト

優勝したLidl – Trekのマッズ・ピーダスン

このようなタフな1日の後、優勝するのはいつだって嬉しいものだ。 2位や3位になるのは残念だ。

チームにとっても、とてもうれしい勝利だ。 加えて、マティアス・スケルモースイェンセンはランキングで良い仕事をしている。 チームにとって素晴らしい日だ。

今日も悪天候に見舞われましたね。

またひどい一日だ。 誰もこんなことは見たくない。 このようなコンディションでのレースは好きではない。 もちろん、勝ったからには楽しいけどね。

 

2位　 INEOS Grenadiersのジョシュア・ターリング

ヴィクトール・カンペナールツが登りで前に出て、幸運にも僕たちは正しい場所にいた。 私は一度、ペースを落として通過しなければならなかったが、選手たちが乗ってくれたおかげで、適切なミックスとなり、二度と戻ってくることはなかった。

同じようなことをするつもりだったが、風が十分ではなかったようだ。 結局、雨で大雑把になってしまった。

滑りやすかったので、最終の左コーナーで順位を上げなければならないことはわかっていた。 マッズのホイールにつかまって回り込もうとしたけど、マッズはちょっとディーゼルみたいだった。

 

第6ステージ　リザルト

総合

マッテオ・ヨルゲルソンのコメント(チーム公式サイトより)

チームメイトを誇りに思う。 今朝、作戦を立て、完璧に実行した。 バスの中でコースを見て、コート・デ・ボー＝ド＝プロヴァンスの区間は風が強いとわかった。

そうなって振り返ると、ギャップができていた。 フィニッシュに向けて全力で走り続けた瞬間だった。

ポイント賞

山岳賞

新人賞