Team DSMのジョン・デゲンコルプは2015年のパリ~ルーベ覇者。
だが、2016年に1月にスペイン・マヨルカ島でトレーニングキャンプでの練習中のこと。Giant-Alpecinのチームメイト5人と共に、旅行者の運転する車と事故にあい大ケガをおってしまった。
逆走してきた車に撥ねられ、大腿、前腕、唇に負った傷の縫合手術。左手人差し指の負傷と前腕の骨折。人さし指が千切れかけるほどの大怪我をおってしまう。
その後、2年の低迷を経て、2018ツール・ド・フランス第9ステージで復活の走りを見せる。今回、ジョン・デゲンコルプはパリ~ルーベで往年の走りを思い起こさせる走りを見せた。
だが、その走りは波乱に満ちている。
不運な落車
Het #parijsroubaix van @johndegenkolb eindigde voor m’n voeten. Vriend @bvis87 probeerde de boel nog te redden… #au #parijsroubaix pic.twitter.com/poRDtZIRVf
— Joram Kaat (@JoramKaat) April 9, 2023
第4セクターで先頭はAlpecin-Deceuninckのジャスパー・フィリップセン。2番手でジョン・デゲンコルプは走っていたが、マチューに道を譲った瞬間だった。
前のジャスパー・フィリップセンは、端により、ジョン・デゲンコルプは観客がいたために左による。その時に、マチューと接触してしまった。
この時の様子をジョン・デゲンコルプは次のように語る。
もちろん、私は非常に失望している。言うことはあまりない。レースの結果には本当にがっかりしているが、自分自身の石畳のセクションで、このようなエリートグループと一緒にいることは、とても意味があった。
生涯忘れられない特別な瞬間だった。
落車では正確に何が起こったのでしょうか?
右側に座っていただが、急に席がなくなってしまった。私は観客に押し付けられた。まだ怪我の検査は受けていないが、左肩がとても痛い。
フィリップセンとファンデルポールと連絡を取った。3 人のライダーが同じ場所で自転車に乗りたいと思ったときに起こる。短いクリップしか見なかった。
競輪場で受けたスタンディングオベーションは一生忘れない。7位でフィニッシュしたが、優勝者と同じ拍手を受けた。
かけがえのない瞬間だ。自分のゲームとチームのゲームを誇りに思っている。
第17セクターで、ジョン・デゲンコルプは先頭で突入。ここは別名でジョン・デゲンコルプの名前がついているセクターだ。
自分のセクターを先頭集団の先頭で駆け抜ける。最高の瞬間だろう。
二人が抱き起す
Van der Poel troost de ontroostbare Degenkolb #ParisRoubaix pic.twitter.com/gO6y8KOBbi
— Han Kock (@Han_Kock) April 9, 2023
レース後に、ジャスパー・フィリップセンとマチュー・ファンデルプールはジョン・デゲンコルプの所に行っている。
ジョン・デゲンコルプがどれだけ、良い走りをしていたかは彼らが一番よく知っているからだ。
マチュー・ファンデルプールは、この落車について以下のようにコメント。
「とても速かったので、そこで何が起こったのかよくわかりません。しかし、それが私のせいであることが判明した場合、私はそれについて謝罪したいと思います。」
と語っている。
動画を見ても、誰が悪いという訳ではないのは明らかだ。
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