ジロをスキップしたLotto-Dstnyがツール・ド・フランスのメンバーを発表した。
アルノー・デリーがついにツールに初出場。しかし、チームは全くプレッシャーはかけないという。
逃げ屋のトーマス・デヘント、移籍が噂されるパスカル・エーンクホーン、UAEツアー総合優勝した、レナート・ヴァン・エトヴェルトは膝の故障のためにツールは出ない。
Lotto Dstnyのメンバー
We present you our 2024 Tour de France Team! 🤩 @LeTour #TDF2024
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— Lotto Dstny (@lotto_dstny) June 24, 2024
121.アルノー・デリー
122.セドリック・ブーレンス
123.ヴィクトール・カンペナールツ
124.ジェラド・ドリズナー
125.セバスチャン・グリニャール
126.マキシム・ファンジルス
127.ハーム・ファンフック
128.ブレント・ファンムール
アルノー・デリー
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2022年シーズン、彗星のごとく現れてLotto SoudalのUCIポイント獲得ゲッターとなったアルノー・デリー。
プロ1年目でUCI獲得ランキング6位の活躍は、カレブ・ユアンのケガや落車による不調を見事にカバーした。
アルノー・デリーは、血液検査を受けた結果ライム病であることが判明。これが100%原因とは考えられないが、要因の一つであるのは明らかだった。
この時期には、一時引退も考えたというほど精神的にも参っていた。復帰レースのファメンヌ アルデンヌ クラシックでいきなりの勝利。
フランス版ストラーデビアンケと言われている、トロ・ブロ・レオンでも攻めまくって勝利。
サーキット・デ・ワロニーで3勝目。
圧巻はベルギー選手権で、Alpecin-Deceuninckのジャスパー・フィリップセンを破ったことだ。
アルノー・デリーのコメント
日曜日のベルギー選手権では多くの感情があった。あの日は印象的だったが、今は自分がベルギーチャンピオンであることを実感している。 より平和になり、家族と一緒に楽しむことができた。
もちろん、より自信がついた。これはアスリートにとって非常に重要なんだ。初めてのビッグツアーにとても近いので、とてもうれしい。
最初の目標は、体調を整えて経験を積むこと。毎日大変だし、常にすべてを捧げることはできない。
学ぶのは良いことだし、勝利を目指してプレーできるかどうか見てみるよ。月曜日に最初のスプリントが待っているって? 参加するつもりだけど、あまりにもおかしくなったらブレーキをかけるかもしれない。ここでは特に多くのことを学べる。
マキシム・ファンジルス
No better way to finish the first part of the season! 🥇
(📸 PhotoNews) pic.twitter.com/CWPUghF61G
— Maxim Van Gils (@maximvangils) May 1, 2024
2022年にロットの開発チームから昇格した24歳。2021ツール・ド・ワロニー総合7位となっており、ロット待望の総合候補だった。
マキシム・ファンジルスは、2022サウジアラビアツアー第4ステージで勝利。総合優勝もきめた。登りに強く、ステージ優勝の狙えるライダーだ。
クライマーかと思っていたけど、2022 クリテリウム・デュ・ドーフィネ第1ステージでも8位となっており、登りスプリントもいけるライダーだ。
2023ツール・ド・フランスでは3度の落車。休養日にトラックにも衝突している。
2023 ツール・ド・フランス第13ステージで逃げ切りを果たし、ミハウ・クフィアトコフスキに続いて2位でゴール。タデイ・ポガチャルの猛追から逃げきれたのは、二人だけだった。
2023年にジャパンカップに来日したけど、ゴール後に頭をポカンとやって罰金に。
2024年シーズンが始まってからは、素晴らしい成績。
まずは、ブエルタ・ア・アンダルシアでシーズン初勝利。農民抗議により、1ステージのみで、総合優勝のポイントはなく、20UCIポイントのみ獲得している。
その後も2024年シーズンは凄い出足だ。
- フォーン=アルデシュ・クラシック 5位
- ファン・ドローム・クラシック 3位
- ストラーデビアンケ 3位
- ミラノ~サンレモ 7位
- グラン・プレミオ・ミゲル・インドゥライン 2位
- フレッシュ・ワロンヌ 3位
- リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ 4位
- ファメンヌ アルデンヌ クラシック 3位
厳しいストラーデビアンケで表彰台は凄い。さらにミラノ~サンレモでも、7位に入る実力は本物だ。
ボルタ・ア・カタルーニャも期待されたのだけど、第1ステージの落車で肩を痛めたために、リタイヤとなってしまったのが残念。
待望のシーズン2勝目は、ドイツのエッシュボルン・フランクフルト。スプリントで勝ってしまう。
グロサー・プライス・デス・カントン・アールガウの周回コースの登りゴールでも勝利。
マキシム・ファンジルスのコメント
ステージ優勝はキャリアをほぼ完成させるものであり、それが絶対的な目標だ。チャンスはあるが、昨年より少ないかもしれない。だが開幕週末は良いスタートだ。
アルデンヌのようなコースで、土曜日には小グループでのスプリントになることを願っている。リエージュ~バストーニュ~リエージュのように準備が必要な、ちょっとしたワンディレースだ。
アルノー・デリーにとっては初めてのツアーだし、カレブ・ユアンとは違うスプリンターだ。近年は最初のスプリントで得点することが目標になることが多い。
我々はアルノーの状況がどうなるか見守る必要がある。最初のスプリント後に彼を除外すべきではない。彼は8日目と9日目に得点する可能性がある。
また、我々は異なるアプローチをしなければならない。レースはもっと難しくなる可能性がある。
ヴィクトール・カンペナールツ
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アワーレーコードを獲得したTTスペシャリストから、クラシックハンターへ。そして、山岳でも活躍できるスーパーなライダーとして、その多才ぶりを広げている。
チームが求めるのは、2021ジロ・デ・イタリア第16ステージで見せたような逃げ切り勝利だ。
今では、逃げのスペシャリストととしてマークされているが、それでも狙えるステージはある。2023 ツール・ド・フランスでは総合敢闘賞を獲得。
2024年シーズンは、コクサイデクラシックの落車で春のクラシックシーズンを棒に振ってしまう。
今年の勝利はないけれど、それは全てのチームのために逃げ続いているからだ。来シーズンは移籍となりそうだが、チームに最後の貢献をするはずだ。
逃げて勝利が得られればチームに最高のプレゼントとなる。
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