2024 グロサー・プライス・デス・カントン・アールガウ　登り周回コースを制したライダーは?

グロサー・プライス・デス・カントン・アールガウが、スイスのアールガウ州で開催された。Grosser Preis des Kantons Aargau(1.1)

ワンデイレースで、UCIヨーロッパツアーの1クラスのレース。

デス・カントン・アールガウとは、アールガウ州を指している。

過去の優勝者

• 2023   ティボー・ネイス
  
• 2022    マルク・ヒルシ
• 2021　イーデ・シェリング
• 2019　アレクサンダー・クリストフ
• 2018　アレクサンダー・クリストフ
• 2017　サッシャー・モードロ
• 2016　ジャコモ・ニッツォーロ
• 2015　アレクサンダー・クリストフ
• 2014　シモン・ゲシュケ
• 2013　 ミヒャエル・アルバジーニ
  
• 2012　 セルゲイ・ラグティン

 

ロイッガーン～ロイッガーン　　173.8km

 

コースは、21kmの周回コースを7周回する。7回の登りがあり、それぞれ7.1kmもあるので人数が絞られていく。

7回ある登りの勾配は平均3.7%だが、残り2kmは5.4%の勾配となる。

 

1. スプリントポイント   ロイッガーン
   
2. 山岳ポイント　ロツトベルグ   7.1km・3.7%
3. 山岳ポイント  ロツトベルグ   7.1km・3.7%
4. スプリントポイント   ロイッガーン
5. 山岳ポイント　ロツトベルグ   7.1km・3.7%
6. 山岳ポイント  ロツトベルグ   7.1km・3.7%
7. スプリントポイント   ロイッガーン
8. 山岳ポイント　ロツトベルグ   7.1km・3.7%
9. 山岳ポイント  ロツトベルグ   7.1km・3.7%

 

注目のライダーは

• Lidl – Trek　ティボー・ネイス、バウケ・モレマ
• Arkéa – B&B Hotels　ヴィンチェンツォ・アルパネーゼ
• Bahrain – Victorious　アンドレア・パスクアロン、ワウト・プールス、トースタイン・トレーエン
• BORA – hansgrohe　エマヌエル・ブッフマン、セルジオ・イギータ
• Cofidis　ベン・ヘルマンス、ヘスス・エラダ、ヨン・イサギレ
• EF Education – EasyPost　リチャル・カラパス、シュテファン・ビッセガー、ルイ・コスタ、マライン・ファンデンベルフ
• Intermarché – Wanty　リリアン・リリアン・カルメジャーヌ、レイン・タラマエ、ロレンツォ・ロタ
  
• Team Jayco AlUla　マイケル・マシューズ、マウロ・シュミット
• UAE Team Emirates　マルク・ヒルシ、ヤン・クリステン、アレッサンドロ・コーヴィ、ディエゴ・ウリッシ、アイザック・デルトロ、フィン・フィッシャーブラック
• Lotto Dstny　マキシム・ファンジルス、パスカル・エーンクホーン、アレック・セガート
• Q36.5 Pro Cycling Team　ダビ・デラクラス、ダミアン・ホーゾン
• Groupama – FDJ

 

優勝候補は昨年優勝のティボー・ネイス。今シーズンの成長は著しい。

 

残り140.2km。

 

6人の逃げ

6人が逃げている。ヨハン・ヤコブスは、スイス選抜から出ているのが、Movistar Teamだ。

1. ヤン・シュトックリ (Team Corratec – Vini Fantini)
2. ヨハン・ヤコブス (Swiss Cycling)
3. NIEHUES Sebastian (REMBE Pro Cycling Team Sauerland)
4. Michael Kukrle(Team Felt Felbermayr )
5. JANSSEN Christoph (XSpeed United Continental)
6. DOYLE Leo (XSpeed United Continental)

 

スプリントポイント   ロイッガーン

先頭が最初のゴールラインを通過。

 

集団先頭はLidl – Trekが引いている。

 

スプリントポイント   ロイッガーン

先頭が残り5周に。

 

残り4周

集団も残り4周に。EF Education-EasyPostも集団けん引に。

 

山岳ポイント　ロツトベルグ   7.1km・3.7%

なんでかわからないけど、一般のサイクリストがコースを走っている。集団も来るけど大丈夫なのかな。

 

先頭は山岳ポイントを越えている。何度見てもポイントの箇所がわかりにくい。

 

先頭は二人になっている。

1. ヨハン・ヤコブス (Swiss Cycling)
2. Michael Kukrle(Team Felt Felbermayr )

 

残り53.4km。Swissジャージは、Movistar Teamのヨハン・ヤコブス。

 

残り2周

残り2周に。

 

BORA-hansgroheが集団けん引に。

 

逃げが捕まりArkéa – B&B Hotelsのアレッサンドロ・ヴェーレがアタック。

 

これにマウロ・シュミットが追いついた。

1. マルセル・カンブルビ 　Q36.5 Pro Cycling Team
2. マウロ・シュミット　Team Jayco AlUla
3. アレッサンドロ・ヴェーレ　Arkéa – B&B Hotels

 

中々上手く取れない。下りで二人が追いついた。

 

5人が集団の前に。

1. ルイ・コスタ　EF Education-EasyPost
2. セルヒオ・イギータ　BORA-hansgrohe
3. アンドレア・バジオーリ　Lidl – Trek
4. マウロ・シュミット　Team Jayco AlUla
5. ヤン・クリステン　UAE Team Emirates

 

残り25.8km。タイムは20秒程度。

 

ルイ・コスタは、EF Education-EasyPostに移籍してまだ勝利なし。

 

残り21.8km。集団はLidl – Trek先頭でけん引。

 

残り1周

ルイ・コスタ先頭で越える。残り1周。

 

集団は、まだ人数が多い。

 

残り18.7km。セルジオ・イギータが登りをけん引。

 

おっと、先頭がわかれた。前は2人。

 

下りで、また追いついてくる。

 

4人に戻った。　ルイ・コスタだけが遅れた。

1. セルヒオ・イギータ　BORA-hansgrohe
2. アンドレア・バジオーリ　Lidl – Trek
3. マウロ・シュミット　Team Jayco AlUla
4. ヤン・クリステン　UAE Team Emirates

 

残り15.7km。先頭のリードは少ない。

 

登りではセルジオ・イギータが引く。

 

あ～、先頭が捕まった。

 

 

残り8.5km。

 

残り6.9km。Lidl – Trekが先頭を引く。

 

ここで、UAE Team Emiratesのマルク・ヒルシがアタック。

 

マルク・ヒルシの強烈なアタックに追従できたのは、EF Education-EasyPostのリチャル・カラパスだ。

 

残り6.4km。二人のリードはどこまで続くか。

 

残り6.2km。強力な二人のコンビは集団を引き離すか。

 

先頭の二人に、UAE Team Emiratesのフィン・フィッシャーブラックとIntermarché – Wantyのロレンツォ・ロタが追いつく。

 

UAE Team Emiratesは、二人いるので逃げ切りたい。しかし、Lidl – Trekのアンドレア・バジオーリは引かないので回らない。

 

あ～、先頭は捕まってしまう。

 

UAE Team Emiratesのアイザック・デルトロがアタックするが様子見。パスカル・エーンクホーン、マキシム・ファンジルスと続いている。

 

Lotto Dstnyが先頭を引く。マキシム・ファンジルスで狙う。

 

先頭から、Team Jayco AlUlaのマウロ・シュミットがアタック。

 

マウロ・シュミットがリードするが、これは厳しい。

 

マウロ・シュミットが捕まった。もう、これはスプリントだ。

 

最後の登りに。

 

Lidl – Trekのアンドレア・バジオーリがティボー・ネイスを引く。必勝パターンか。

 

 

左から、Lotto Dstnyのマキシム・ファンジルスが上がってくる。EF Education-EasyPostのアルベルト・ベッティオルは右からきた。

 

あっと、Arkéa – B&B Hotelsのライダーとアンドレア・バジオーリが接触だ。

 

あ～、ティボー・ネイスが倒れた～。

 

あ～、なんとティボー・ネイスが転がる。

 

先頭に立ったマキシム・ファンジルスがハンドルから手を離す。

 

マキシム・ファンジルスが、見事に登りスプリントを制して見せた!

 

  

マキシム・ファンジルスは、エッシュボルン・フランクフルトに続いて連勝だ。

登りだけでなく、スプリントもいける足を披露している。

 

今シーズンも予想外の快進撃を続けている。膝の痛みに苦しんだツール・ド・カタルーニャを除けば、12日間のレース活動中11日間でトップ7でフィニッシュしている。

 

バイクがフェンスに引っかかっている。アンドレア・バジオーリとティボー・ネイスが落車。ティボー・ネイスは連覇の夢が砕かれた。

 

リザルト

マキシム・ファンジルスのコメント

私は家で、秋が春の半分になればいい、と言っていた。秋が春の半分くらいになれば、きっといいことがあるよとね。

GPアールガウで今季3勝目を挙げましたね。

高地トレーニングから戻ってきたばかりだからか、今日はあまりいいフィーリングではなかった。周回ごとに上りがあるタフなレースだった。今日は本当に暑かった。

でもチームは最初から最後まで本当によくやってくれた。最終コーナーで1位でターンインするための戦いだった。パスカル・エーンクホーンが僕を2番手まで上げてくれた。ちょっと早すぎたね、まだトップに立ちたくなかったんだ（笑）。

だから少し順位を下げたんだ。200m地点で本当に調子が上がってきて、この先があると感じたんだ。ツアー・オブ・スイスが始まるまで、もう1日休まなければならない。楽しみだよ。

 

2位はEF Education-EasyPostのアルベルト・ベッティオル、3位はBORA-hansgroheのロジャー・アドリア。