クリテリウム・デュ・ドーフィネ第4ステージの個人タイムトライヤルでは、プリモッシュ・ログリッチの破ってリーダージャージを獲得したレムコ・エヴェネプール。
第6ステージのスタート時点で、総合2位のプリモッシュ・ログリッチとは33秒のタイム差。かなりのアドバンテージがあると思われていた。
しかし、結果は INEOS Grenadiersのローレンス・デプルスのアタックに追従したアレクサンドル・ウラソフの走りについていくことができなかった。
最終的に、43秒遅れてゴールしている。何故、タイムトライヤルでは圧倒的走りを見せたのに山岳ステージで遅れたのだろうか?
レムコ・エヴェネプールの遅れは想定内?
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— Team NLSportnieuwsNL (@nlsportnieuwsnl) June 7, 2024
ゴールでは本当に疲れ切っていたレムコ・エヴェネプール。追走集団の先頭でゴールはしたけれど、あまりにも遅れ過ぎた。個人タイムトライヤルの貯金を使い果たしてしまう事態に。
何故、遅れたのかについて、レムコ・エヴェネプールは明確な答えを出している。
レムコ・エヴェネプールのコメント
このことは分かっていたし、1週間ずっと言い続けてきたけれど、どうやら伝わっていないようだ。私はドーフィネで勝つためにここにいるのではなく、もっと上を目指している。
これがまだ僕に欠けているものなんだ。タイムトライアルで見せたように、長い時間ハードに走ることはできるけれど、まだハードに走って限界を超えることはできない。
それがまだ探しているものであり、ここに来た理由でもある。今、明らかになったのは、自分はまだベストを追えるほどの実力がないということだ。確かに気分は悪くなかったが、あるとき脚が少し重くなった。
すぐに無線で、ベスト集団にはついていけないからマイペースで行くしかないと伝えた。ミケル・ランダはラスト1kmまで完璧に僕を導いてくれた。それに、まっすぐ走れたのも良かった(笑)。
自分の限界を試すためにここにいる。でも、まだやるべきことがあるのは明らかだ。
プリモシュに勝つのは難しい。でも、とにかく戦って、日曜日に船がどこで座礁するか見てみよう。そして冷静でいなければならない。上達は早いし、幸運なことにツール開幕までまだ3週間半もある。
レムコは、それほど気落ちしていない。このドーフィネは調整レースであり、目標はあくまでもツール・ド・フランスだ。落車で、肩と頭を打ったことも当然関係あっただろう。だが、それは言い訳にはしていない。
ベストのレムコとなるには、まだ少し時間がかかりそうだ。
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