クリス・フルームはツール・ド・フランスの前哨戦として クリテリウム・デュ・ドーフィネに2年振りに出場する。
生命の危機に関わる事故をしたレースに戻ることになる。下記のビデオではフルームが激突した壁も見せてくれている。
今更ながら、凄まじい事故だったことがわかる映像も織り交ぜてあった。
ビデオの中では、フルームが関わっているHammerheadのKaroo2の話に合わせて、若いライダーがいきなりレースを支配している現状について語っている。
支配的な若いライダーの出現
キャリアの早い段階で高いレベルのパフォーマンスを発揮できる若いライダーが非常に増えてきた。これは、データ量が直接影響しているとフルームは言う。
15歳の子供たちがStravaにアクセスして、ツール・ド・フランスの優勝者がどのようなトレーニングをしているか、バイクに乗っている時間、バイクに乗っている距離、高度計などのデータを正確に見ることができる。
基本的には、19歳や20歳でプロになる子供たちを見てきたが、彼らは世界最大のレースで最高の選手と戦い、最高の選手を打ち負かすこともできるのです。
パワーに関する豊富なデータを活用することで、自転車を初めて数年でプロになる選手も増えている。
レムコ・エヴェネプールもサッカーから転向して18か月で頭角を現している。データを有効に使うことでトップ選手との差が確認でき、必要なパワーも数値で見ることが出来る。
これからも、10代から活躍する選手が増えてくるはずだ。ちなみにクリス・フルームはStravaに投稿してもバワーデーターは公開していない。
ターゲットを話すことは出来ない
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フルームは、今週初めにニューヨークに拠点を置くサイクリング・テクノロジー企業Hammerheadへの投資を発表している。
Hammerheadサイクリング・コンピューターは、フルームが所属するIsrael Start-Up Nationがワールドツアーレベルで使用している。
フルームは、
私は自分のキャリアが後半に差し掛かっていることを認識している。私は常に、自分のキャリアを超えて、自転車競技に関わりたいと言ってきた。
Hammerheadのような会社と一緒に仕事ができて、何年も前からヘッドユニットに搭載したいと思っていたものが、開発チームに提案した数週間後には実際に搭載されているのを見ることができるのは、私にとって本当に嬉しいことであり、名誉なことだ。
これは特別な関係であり、私のレースキャリアが終わった後も、ずっとこの関係を続けていきたいと思っている。
フルームは、2019 クリテリウム・デュ・ドーフィネで負ったキャリアを脅かすクラッシュにより、大腿骨の骨折を含む複数の重傷を負った後、フィットネスの回復に努めている。
今になって思えば、復帰を焦らずにリハビリにもう少し時間を掛けるべきだったとも述べている。
最高レベルのライダーとレースできる段階にあるとは思えないのに、ツール・ド・フランスのターゲットを話すことはできないとも言う。
まだ、完全復帰には時間がかかりそうだ。
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