クリテリウム・デュ・ドーフィネ第5ステージの大落車では、UAE Team Emiratesのメンバーも無事では済まなかった。
今回のドーフィネには、ツール・ド・フランス出場のメンバーが多数おり、ほとんどがケガをしてしまった。
まだ、日数はあるので回復するだろうけど、ブエルタではリーダーとなりそうなフアン・アユソーもリタイヤする事態に。
フアン・アユソー 2回クラッシュ
フアン・アユソーは、第6ステージのスタート地点には現れていた。そして、上記のようにインタビューに答えている。
リタイヤは、スタートの数分前に告げられている。フアン・アユソーは、第5ステージで2回落車。左腰、肘、膝、足首を激しく打っており、特に股関節が痛いと言っている。
決して走れない状態ではなかったけれど、ツール・ド・フランスを見据えて、チームは静養して高地トレーニングに向かわせる。
総合8位のフアン・アユソーをチームは失ってしまった。
ティム・ウェレンス
. @Tim_Wellens : “Fell onto right hand with abrasions. Some scaphoid area discomfort, but full active function and no problems with bike handling. Small abrasions to lower back and right knee. No concussion/spinal injury.” pic.twitter.com/fN4Pwc9XZx
— @UAE-TeamEmirates (@TeamEmiratesUAE) June 6, 2024
ツール・ド・フランスのもう一人の主役、ティム・ウェレンスも転倒した。
右手で転倒し、擦り傷がある。舟状骨(手根骨のひとつ)のところに少し違和感があるが、まだ完全に機能しており、自転車に乗ることに問題はない。
しかし、腰と右膝には軽い擦り傷が残っている。脳震盪や脊椎への損傷はないとのこと。
ニルス・ポリッツ
Poor Nils Politt, heavily bandaged, checking his ribs…😟 pic.twitter.com/FtuDv9y6iI
— Cycling_Eve (@CyclingEve) June 6, 2024
ニルス・ポリッツは、映像でも何度も映っていたけれど、左の臀部と膝を負傷している。さらに、ハンドルに3本の肋骨をぶつけている。
肺の損傷はなく、超音波検査でも明らかな肋骨骨折は見られず、軟部組織のみ。打撲もある。
さらにツール・ド・フランス出場予定のパヴェル・シヴァコフも落車。左の腰と膝で転倒し、中程度の擦り傷がある。
- マイケル・ヴィング 左肘と腰を強打、深い擦過傷
- イゴール・アリエッタ 左臀部で転倒、中程度の擦過傷
ツール・ド・フランスに出場する4人がケガという不安の残る状態。
結局、UAE Team Emiratesでケガがなかったのはマルク・ソレルだけだ。ツール・ド・フランスは3週間後だが、ベストの状態まで戻すには各選手時間が必要となる。
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