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2023 ツール・ド・フランス Intermarché – Circus – Wantyのメンバー ビニヤム・ギルマイがツールに

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Photo credit: Martino Photography on Visualhunt
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2023年2月1日、 Intermarché – Circus – Wantyは、 プロジェクト開始から49年目にして初めて UCI 世界ランキングで首位に輝いている。

現在はUCIポイントラインキング11位。今シーズンの勝利は14勝。総合エースは、ルイス・メンチェスで、スプリントではビニヤム・ギルマイがツール初出場で勝利を狙う。

 

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Intermarché – Circus – Wantyのメンバー

 

111.ビニヤム・ギルマイ
112.リリアン・カルメジャーヌ
113.ルイ・コスタ
114.ルイス・メンチェス
115.アドリアン・プティ
116.ディオン・スミス
117.マイク・テウニッセン
118.ゲオルク・ツィンマーマン

 

ルイス・メンチェス

 

南アフリカのライダーとして2013年からMTN – Qhubekaに所属。2021年にNTT Pro CyclingからIntermarché – Wanty – Gobert Matériauxに移籍している。

昨年、2015年のコッピ・エ・バルタリ第4ステージの勝利から7年振りの勝利をジロ・デッラッペンニーノで上げている。これがキャリア5勝目だ。

 

総合系ライダーとして非常に高い能力を有しており、2022ツール・ド・フランス第12ステージでも逃げに乗ってステージ2位。

最終的に総合7位を勝ち取っている。2022ツール・ド・フランス総合7位はキャリアハイの成績となった。

続く2022ブエルタ・ア・エスパーニャでも総合11位。しかも第9ステージでは逃げにのりステージ優勝も飾っている。

 

今年もツール、ブエルタとダブルツールに挑む。直前のクリテリウム・デュ・ドーフィネでは総合7位となっており、目指すは2年連続のトップ10入りとなりそうだ。

 

ビニヤム・ギルマイ

 

ジュニア時代には、レムコ・エヴェネプールをスプリントで破っていたビニヤム・ギルマイ。

 

ビニヤム・ギルマイは、2020年NIPPO DELKO One Provenceでプロデビュー。翌年DELKOの解散に伴い8月6日にIntermarché – Wanty – Gobert Matériauxに移籍。

2021Classic Grand Besançon Doubs (1.1)で優勝。そして、2021世界選手権U23で2位となる。

そして、一躍注目されたのが、2022ヘント〜ウェヴェルヘムでの勝利。クリストフ・ラポルト(Jumbo-Visma)とドリスファン・ゲステル(TotalEnergies)を下しての勝利は驚きを持って迎えられた。

 

さらに、2022ジロ・デ・イタリア第10ステージで、マチュー・ファンデルプールを追い抜きジロ初勝利をあげている。

 

まあ、その後がいけなかったですね。表彰式でコルクの栓が目に当たってリタイヤとは。

この後、各レースではコルクの栓はあらかじめ抜かれることが多くなったけど、まだ選手に開けさせているレースも多いので事故がないといいのだけど。

ビニヤム・ギルマイは、2023年シーズンも4レース目のボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナで今シーズンの初勝利。

 

ただ、ロンド・ファン・フラーンデレンでの落車で脳震盪をおってしまい、レースから遠ざかっていた。

 

2か月ほど治療に要したが、ツール・ド・スイス第2ステージで復活の勝利を上げた。

 

エリトリア人で初めてツール・ド・フランスに出場したのは、2015年にMTN – Qhubekaから、ダニエル・テクレハイマノと、現在EF Education-EasyPostに所属するメルハウィ・クドゥスだと思うが、勝利したエリトリア人はいない。

エリトリアは英国植民地時代に自転車レースが導入され、国民の人気は非常に高い。ビニヤム・ギルマイは、エリトリア人の期待を背負ってツールで勝利を得られるのか注目される。

 

ルイ・コスタ

 

2013世界王者のルイ・コスタ。2017年からUAE Team Emiratesで6シーズンを過ごし、2023年にIntermarché – Circus – Wantyに移籍している。

2022シーズンは、サウジアラビアツアー、ツール・ド・オマーンで連続して総合3位となった。

ツール・ド・フランス3勝、ツール・ド・スイスを2012年から3連覇するなど輝かしい記録を残している。

ルイ・コスタは、移籍第1戦のチャレンジマヨルカトロフェオ カルビアで勝利。

 

続くボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ第5ステージで2勝目を挙げ、総合優勝も飾った。

 

ただ、ツール・ド・ロマンディのプロローグではスタート台で不運に見舞われる。これで膝を故障してリタイヤしている。

 

ルイ・コスタは36歳で大ベテランだけど、UAE Team Emiratesでは短いステージレースならば、エース待遇だが、グランツールではアシストとしてしか出れなかった。

今シーズンは、ステージレースではエースとして走れており、トップ10フニッシュを繰り返している。

  • トロフェオ カルビア 優勝
  • ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ第5ステージ優勝・総合優勝
  • フィゲイラ・チャンピオンズ・クラシック 4位
  • ヴォルタ・アン・アルガルヴェ 総合10位
  • フォーン=アルデシュ・クラシック 9位
  • ファン・ドローム・クラシック 2位
  • ストラーデビアンケ 4位

移籍して大正解だ。チームは狙ったステージで勝利を期待している。

 

マイク・テウニッセン

 

マイク・テウニッセンは、2012・2013世界選手権U23シクロクロス王者。この下地を使ってクラシックレースで活躍していた。

マイク・テウニッセンは2019年ツール・ド・フランスの第1ステージでサガンを下してマイヨ・ジョーヌを獲得。第3ステージまでマイヨジョーヌをキープしている。

2019年は絶好調で主な成績を見ると

Mike Teunissen
2019年の主な成績
  • 4 Jours de Dunkerque 総合優勝ポイント賞獲得
  • Hammer Stavanger (2.1)Stage1優勝・総合優勝
  • ZLM Tour (2.1)総合優勝
  • Tour de France (2.UWT)Stage1・2優勝
  • BinckBank Tour (2.UWT)総合6位

 

2020年はオンループ・ヘッドニュースブラットで6位と好発進したが、合宿の落車で膝を壊しその後のシーズンは良い成績を残せていない。

ツール・ド・フランスではJumbo-Vismaの常連だったのだけど、2021年には合宿でまたも膝を怪我してしまう。

 

ハンガリーツアーで復帰して第3ステージで写真判定で2位になっているが、勝利には届かない。

 

さらに、2022年はツールの出場メンバーからも外れてしまう。2023年シーズンはJumbo-Vismaからの移籍1年目。

春のクラシックは病気のために結果は出せなかった。だが、ツアー・オブ・ノルウェー第1ステージでついに勝利。

 

ツールではどうだろうか。スプリントではJumbo-Vismaでワウト・ファンアールトをリードアウトしていたように、ビニヤム・ギルマイをリードアウトすることになるのだろうか。

チャンスがあれば自ら勝利を狙うはずだ。

 

ゲオルク・ツィンマーマン

 
 
 
 
 
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2021年に、Team CCCの解散に伴ってチームに移籍。この時に2年契約を結んでいたが更に1年契約更新している。

ゲオルク・ツィンマーマンといえば、2021ツール・ド・レンで後続から先頭集団に追いつき、そのままスプリントで勝ってしまうというあり得ない勝ち方をしたのが印象に残っている。

 

Tecm CCCに在籍していた2020ブエルタ・ア・エスパーニャでは総合21位とチームで最高の成績をおさめている。

総合力も高く、2021ツール・ド・レン総合7位に、ドイツツアーでは新人賞獲得に、総合5位という成績。

今シーズンは、とにかく逃げに乗って走るというイメージが定着している。それがついに実ったのは、クリテリウム・ドーフィネ第6ステージの勝利だ。ゴール前の二人のスプリントを制してみせた。

 

このツール・ド・フランスでも逃げに乗る姿を見せてくれるはずだ。

 

 

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