過去数年、ブエルタといえば、プリモッシュ・ログリッチのライバルはリチャル・カラパスだったことが多い。
EF Education-EasyPostは、リゴベルト・ウランが最後のグランドツアー。多分、リチャル・カラパスのアシストに回るだろう。そして、ステージ優勝も狙ってくるのでは。
今回のブエルタで、リチャル・カラパスは表彰台の一角を占めることができるだろうか。もしくは総合優勝も視野に入っているだろう。
EF Education-EasyPostのメンバー
Are you ready for the final Grand Tour of 2024!? We are 😈 See you in Lisbon, @lavuelta!
Read all about our squad’s Vuelta goals: https://t.co/8O7ZbMGFTQ pic.twitter.com/RXWcsZi95N
— EF Pro Cycling (@EFprocycling) August 13, 2024
111.リチャル・カラパス
112.ルイ・コスタ
113.オウェイン・ドゥール
114.ダレン・ラファティ
115.ジェームス・ショー
116.ハーリー・スウィニー
117.リゴベルト・ウラン
118.ジェフェルソン・セペダオルティス
リチャル・カラパス
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リチャル・カラパスの経歴は申し分なし。
- 2019ジロ・デ・イタリア総合優勝
- 2020 ブエルタ・ア・エスパーニャ総合2位
- 2022 ジロ・デ・イタリア総合2位
- 東京オリンピックロードチャンピオン
これに今年、2024 ツール・ド・フランスの山岳賞獲得も加わった。
今シーズンは初戦のコロンビア選手権個人タイムトライヤル優勝から始まった。ツアーコロンビアのクイーンステージだった第5ステージで勝利。総合2位でフニッシュ。
ツール・ド・ロマンディ第4ステージで、逃げ切ってみせた。
そして、2024 ツール・ド・フランスでは山岳賞に敢闘賞まで獲得。
さらに、第3ステージでは、1日だけイエロージャージを着ることが許され、第17ステージではステージ優勝を勝ち取っている。
リチャル・カラパスは、記録されている逃げだけで、6回逃げている。今年は、UAE Team Emiratesのコントロールが非常に厳しいツールだった。
逃げが勝てるレース自体少なく、ステージ優勝を狙う各チームは大変な思いをしたに違いない。それでも、リチャル・カラパスはチームがのぞむ最高の結果を勝ち取ったのは間違いない。
リチャル・カラパスが次に狙うはブエルタの総合優勝だ。2020年の総合2位を上回る成績をあげるのが目標だ。
ただ、ネックとなりそうなのが最初と最後にある個人タイムトライヤル。悪くはないけど、トップTTスペシャリストと比べると厳しいかもしれない。山岳で十分なリードが必要となる。
リチャル・カラパスのコメント
ラ・ブエルタ・ア・エスパーニャは僕にとって超特別なレース。すでに赤いジャージを着たこともある。表彰台にも上ったし、いくつかのステージで優勝もした。今年はGC優勝を目指し、チームにとって最高の結果を残したい。
また、プロサイクリストになったばかりの頃を思い出させてくれる特別なレースでもある。スペインでのレースは、私にとって故郷でのレースのようなもの。私は今年のチームのリーダーになる。レースに勝ちたい。
ツール・ド・フランスの後、何日か家で回復と充電をした。その後、アンドラの高地でいつものようにトレーニングを再開し、たくさんのコルを登り、暑さに体を慣らした。
今は、2024年のラ・ブエルタ・ア・エスパーニャのスタート地点に立つ準備ができたと感じている。
公式サイトでは各選手のコメントがあるので、とても親切。
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