第11ステージは、典型的なスプリンターステージで、逃げと集団という分かりやすい構図。
総合勢にとっては、移行ステージで体力を温存するステージだったはず。
だが、残り70kmの下りカーブの落車でプリモッシュ・ログリッチも巻き込まれてしまう。
落車後の様子
🚴♂ Giro: l’équipe Jumbo-Visma donne des nouvelles de Primoz Roglic après sa chute https://t.co/9UaLjFgLkR pic.twitter.com/S1plZEqSuu
— LesoirSports (@LesoirSports) May 17, 2023
プリモッシュ・ログリッチは、ゲラント・トーマスの後方を走っていて落車で路肩まで飛ばされている。
ゴール後の写真を見ると、ログリッチのパンツは腰のすぐ下で破れている。その下には大量の血痕が残っており、左膝の下に血を伴う擦り傷を負っている。
プリモッシュ・ログリッチは、バイクを確認すると走れない状態だったので、後ろからきたクーン・ボウマンにバイクを借りてすぐに走りだしている。
彼とは身長差がほとんどないので問題がない。
プリモッシュ・ログリッチは、短くインタビューに答えている。
まだ肉が残っているのがわかると思うけど、まずはシャワーを浴びるよ…まだここにいるから、大丈夫、いいかな。
Primoz Roglic kwam opnieuw ten val in Giro, maar heeft “geen noemenswaardige blessures” https://t.co/ZLCAnJdBEJ pic.twitter.com/oD7LG0DRwY
— Nieuwsblad Sport (@nieuwsbladsport) May 17, 2023
プリモッシュ・ログリッチは、ゴール後にゲラント・トーマスとも話をしている。テイオ・ゲイガンハートがリタイヤしたので、これからは二人のガチンコ対決となる。
プリモッシュ・ログリッチも、かなりのスピードで落車しているので、問題がない訳がない。
INEOS Grenadiersは、テイオ・ゲイガンハートとゲラント・トーマスが交互に攻めるという攻撃は出来なくなった。
さらに、パヴェル・シヴァコフも落車で痛みを抱えており、大きく遅れてゴール。これまでのように走れるとは思えない。第12ステージは、10kmの登りの2級山岳が待っているが、第13ステージはチマコッピとなる。
ただ、第13ステージは雪で短縮となるので、少し難易度が下がる。それでも、山岳での寒さは相当なものだろう。打撲した身体には酷かもしれない。
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