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2023 ジロ・デ・イタリア第11ステージ Movistar Teamを襲う2重の悲劇

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Photo credit: Alessandro Grussu on Visualhunt.com
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第11ステージはMovistar Teamにとっても打撃を受けた日だった。

まず、残り60km付近でおきたオスカル・ロドリゲスの落車。これは雨でスリップした訳ではない。

フェルナンド・ガビリアも、ゴール前2kmの落車に巻き込まれている。

 

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オスカル・ロドリゲス

落車の時の様子

 

オスカル・ロドリゲスは、集団の先頭を走っていて、後ろからきたTrek-Segafredoのライダーに斜めに横切られている。

ホイールかハンドルが触れており、これでバランスを崩して道路脇の家屋の角にぶつかってしまった。

 

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット 以下同様

 

Movistar Teamからの報告では、腎臓挫傷を患っているとのこと。

全身状態は良好だが、トルトーナ病院で最初の診断を受け、その後ノヴィ・リーグレ病院に転院している。原則として一晩入院し、明日新たな評価が行われる予定となっている。

かなりのスピードで激突しており、打撲の影響も相当あると思われる。

 

フェルナンド・ガビリア

 

フェルナンド・ガビリアは、残り2kmの落車に巻き込まれる。

ヤシャ・ズッタリン(Bahrain Victorious)、ヘノック・ムルラン(Green Project-Bardiani CSF-Faizanè)より、先に走りだしている姿が見られる。

 

 

フェルナンド・ガビリアは、2017年ジロ第13ステージのトルトーナで勝利している。2017年にはポイント賞ジャージを獲得しており、ステージ4勝をあげていた。

今回のジロでは、惜しい場面も何度かあり、Movistar Teamとしてはトルトーナでの勝利を望んでいたはずだ。

Movistar Teamからの報告では、フェルナンド・ガビリアは、右腕を強打したとなっている。右足からも出血している。多分第12ステージは、スタートするだろうけど、満足な走りが出来るかは不明だ。

Movistar Teamは、今回のジロではフェルナンド・ガビリアのスプリント勝利と、エイネルアウグスト・ルビオのステージ優勝が目標だった。

その一方が傷つき、重要なアシストを失うという厳しいジロとなっている。

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