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2024 ドイツツアー第3ステージ  200kmを越える最長ステージを制したのは?

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Photo credit: HerryB on VisualHunt
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第2ステージまで、Lidl – Trekはパーフェクトなレース展開。

マッズ・ピーダスンは、ジョナサン・ミランからリーダージャージを引き継いでいる。ただ、このリーダージャージ、Lidl – Trekのジャージとほとんど一緒で見分けがつかないほど。

他チームのライダーが着用したら、Lidl – Trekのライダーにしか見えないと思うのだけど、どうなるのだろうか。

 

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第3ステージ    シュヴェービッシュ・グミュント~フィリンゲン=シュヴェニンゲン 211.1km

コースプロフィール photo deutschland-tour

 

ドイツツアー復活して以来、最長となる211kmのステージ。獲得標高は3,192mにもなる。最後はスプリント炸裂だ。

 

  1. 山岳ポイント Ochsenwang (3.7 km・9.5%)
  2. 山岳ポイント Bad Urach-Sirchingen (4.4 km・5.6%)
  3. 山岳ポイント Traifelberg (2 km・9.2%)
  4. 山岳ポイント Albstadt (3.3 km・5.4%)
  5. スプリントポイント Schörzingen
  6. スプリントポイント Schwenningen
  7. スプリントポイント フィリンゲン=シュヴェニンゲン

 

スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

快晴の中スタート。

 

5人の逃げ

3人が当初逃げていた。

  1. ウィリアム・バルタ Movistar Team
  2. サイモン・デヘアーズ Alpecin-Deceuninck developer Team
  3. リリアン・カルメージャヌ Intermarché – Wanty

 

3人は捕まり、残り179kmから5人の逃げが。

  1. タコ・ファンデルホールン Intermarché – Wanty
  2. ヨルゲン・ノルドハーゲン Team Visma | Lease a Bike
  3. マテオ・ヴェルシェ TotalEnergies
  4. マリウス・マイヤーホーファー Tudor Pro Cycling Team
  5. ダウィット・イェマネ BIKE Aid

 

山岳ポイント Ochsenwang (3.7 km・9.5%)

Team Visma | Lease a Bikeのヨルゲン・ノルドハーゲンがトップ通過。

  1. ヨルゲン・ノルドハーゲン Team Visma | Lease a Bike 3ポイント
  2. ダウィット・イェマネ BIKE Aid 2ポイント
  3. マリウス・マイヤーホーファー Tudor Pro Cycling Team 1ポイント

 

集団はLidl – Trekが引いている。

 

山岳ポイント Traifelberg (2 km・9.2%)

さらに先頭は4人となっている。

  1. タコ・ファンデルホールン Intermarché – Wanty
  2. ヨルゲン・ノルドハーゲン Team Visma | Lease a Bike
  3. マリウス・マイヤーホーファー Tudor Pro Cycling Team
  4. マテオ・ヴェルシェ TotalEnergies

 

山岳ポイント Albstadt (3.3 km・5.4%)

ヨルゲン・ノルドハーゲンがトップ通過。山岳賞ジャージを狙っている。

  1. ヨルゲン・ノルドハーゲン Team Visma | Lease a Bike 3ポイント
  2. マリウス・マイヤーホーファー Tudor Pro Cycling Team 2ポイント
  3. タコ・ファンデルホールン Intermarché – Wanty 1ポイント

 

残り68.3kmで2分58秒差。Red Bull-BORA-hansgroheが集団けん引に加わる。

 

Intermarché – Wantyのタコ・ファンデルホールンは逃げに入った。残り2か月の働きで契約を勝ち取らないといけない。

 

残り64.3kmで2分39秒差。Uno-X Mobilityも集団けん引に加わった。

 

なんと、先頭は18%勾配に。

 

集団からBahrain Victoriousのサンティアゴ・ブイトラゴがアタック。登りで追いつくつもりだ。

 

サンティアゴ・ブイトラゴの後ろは、Soudal – Quick Stepのファウスト・マスナダ。

 

残り55.3km。サンティアゴ・ブイトラゴは、48秒差に。この下りでタイム差を縮めたい。

 

スプリントポイント Schörzingen

先頭はスプリントポイントを通過。

  1. マリウス・マイヤーホーファー Tudor Pro Cycling Team 5ポイント
  2. マテオ・ヴェルシェ TotalEnergies 3ポイント
  3. タコ・ファンデルホールン Intermarché – Wanty 1ポイント

 

集団は1分57秒差。

 

マッズ・ピーダスンは、ボトルの水を頭からかけていた。

 

今日は追いつけば、ジョナサン・ミランで勝負なのか、マッズ・ピーダスンなのか。

 

残り42.4kmでサンティアゴ・ブイトラゴは、先頭まで34秒差に。

 

先頭は集団まで1分43秒。サンティアゴ・ブイトラゴは、23秒差なので追いついてくる。

 

タコ・ファンデルホールンは、集団が近づくとアタックをかけるのでは。いや、かけてほしい。

 

残り36.8kmでサンティアゴ・ブイトラゴが追いついてきた。

 

サンティアゴ・ブイトラゴは、追いついてすぐに先頭を引く。

 

残り33.3km。タイム差は1分20秒。

 

タコ・ファンデルホールンが少し前に。

 

残り29.6kmで1分20秒差。

 

スプリントポイント Schwenningen

スプリントポイントの獲得順位は

  1. サンティアゴ・ブイトラゴ Bahrain Victorious 5ポイント
  2. タコ・ファンデルホールン Intermarché – Wanty 3ポイント
  3. マリウス・マイヤーホーファー Tudor Pro Cycling Team 1ポイント

 

Soudal – Quick Stepもけん引にはいる。残り18.8kmで46秒差。

 

先頭からサンティアゴ・ブイトラゴがアタック。

 

先頭は2人に。

  1. マテオ・ヴェルシェ TotalEnergies 
  2. サンティアゴ・ブイトラゴ Bahrain Victorious

 

タコ・ファンデルホールンらは、捕まりそう。

 

タコ・ファンデルホールンは捕まった。これだけ走れれば問題ないのでは。

 

集団から追走がかかる。

 

3人が抜け出したが回してくれないので、Soudal – Quick Stepのギル・ゲルダーが怒っている。

 

サンティアゴ・ブイトラゴに追い付いた。

 

Q36.5 Pro Cycling Teamも集団けん引。

 

Lidl – Trekのトムス・スクインシュが先頭交代させないので、捕まってしまった。

 

残り10.1km。

 

スプリントポイント フィリンゲン=シュヴェニンゲン

ダニー・ファンポッペル先頭で通過。

  1. ダニー・ファンポッペル Red Bull-BORA-hansgrohe 5ポイント
  2. ルーク・ランペルティ Soudal – Quick Step 3ポイント
  3. ショーン・フリン Team dsm-firmenich PostNL 1ポイント

 

残り7.1km。単発のアタックがかかり続ける。

 

 INEOS Grenadiersのエリア・ヴィヴィアーニが足を止めている。パンクか。

 

サンティアゴ・ブイトラゴのジョインは実らず。

 

残り4.1km。Lidl – Trekが先頭に。これは必勝パターンか。

 

先頭はLidl – Trek。

 

ずっとLidl – Trekが先頭を引き続ける。

 

2番手はジョナサン・ミラン。

 

ずっと先頭をLidl – Trekが支配。

 

ゴール前まできた。なんと、先頭は引き続けていたのは、マッズ・ピーダスンだ。

 

これは豪華列車だ。

 

さあ、ジョナサン・ミランがマッズ・ピーダスンから発射!

 

ジョナサン・ミランが最短距離でカーブを曲がっていく。

 

ジョナサン・ミランがもがく。Red Bull-BORA-hansgroheのヨルディ・メイウスが対抗する。

 

ヨルディ・メイウスも追い込む。

 

後ろから、Astana Qazaqstan Teamのマックス・カンターも追い込む。

 

しかし、ジョナサン・ミランのスピードにかなわない。

 

この差だ。

 

ジョナサン・ミランがマッズ・ピーダスンのリードアウトを受けて見事に勝利してみせた。これでジョナサン・ミランは、ステージ3勝目をあげた。

マッズ・ピーダスンは、総合をがっちりとキープだ。ブジャの巨人の快進撃は続く。 

 

リザルト

ステージ優勝したジョナサン・ミラン

超ハードな1日だった。35km過ぎの登りから始まって、そこから今に至るまで常に限界だった。コースは常にアップダウンがあり、最初の上りのあとも何度かアタックがあった。

前を行く逃げ集団は力強い走りで、最後の数キロで彼らを追いかけるのはかなり大変だった。チームのみんなには本当に感謝している。

今日はスプリント勝負に持ち込むつもりだったが、もちろん、どちらかの調子が良ければ、その状況に合わせるつもりだった。まだステージが1つ残っているし、明日はそれをどうこなすか。

マッズが僕をリードしてくれたことには大きな意味がある。彼は1キロのリードアウトをしてくれたので、完璧な仕事をしてくれたというだけでは十分ではない。

今年は一生懸命に努力したし、Lidl – Trekは私に大きな自信を与えてくれたし、多くのライダーが私を指導してくれた。それが間違いなく今年の成功に貢献したと思う。

 

第3ステージ リザルト

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 MILAN Jonathan
Lidl – Trek 20
10″
5:17:57
2
 KANTER Max
Astana Qazaqstan Team 15
6″
,,
3
 MEEUS Jordi
Red Bull – BORA – hansgrohe 10
4″
,,
4
 GOVEKAR Matevž
Bahrain – Victorious 5   ,,
5
 LAMPERTI Luke
Soudal Quick-Step 3
2″
,,
6
 MÄRKL Niklas
Team dsm-firmenich PostNL     ,,
7
 DEL GROSSO Tibor
Alpecin – Deceuninck     ,,
8
 AULAR Orluis
Caja Rural – Seguros RGA     ,,
9
 BURATTI Nicolò
Bahrain – Victorious     ,,
10
 VAN MECHELEN Vlad
Bahrain – Victorious     ,,
11
 BARRENETXEA Jon
Movistar Team     ,,
12
 BARCELÓ Fernando
Caja Rural – Seguros RGA     ,,
13
 MOONEN Zeno
Intermarché – Wanty     ,,
14
 NICOLAU Joel
Caja Rural – Seguros RGA     ,,
15
 WALSCHEID Max
Germany     ,,
16
 PEDERSEN Mads
Lidl – Trek     ,,
17
 CHRISTEN Fabio
Q36.5 Pro Cycling Team     ,,
18
 ZIMMERMANN Georg
Intermarché – Wanty     ,,
19
 VAN DIJKE Tim
Team Visma | Lease a Bike     ,,
20
 MATTHEIS Oliver
BIKE AID     ,,
21
 BRENNER Marco
Tudor Pro Cycling Team     ,,
22
 JOHANNESSEN Tobias Halland
Uno-X Mobility     ,,
23
 FLYNN Sean
Team dsm-firmenich PostNL  
1″
,,
24
 HUPPERTZ Joshua
Team Lotto Kern-Haus PSD Bank     ,,
25
 MÜHLBERGER Gregor
Movistar Team     ,,
26
 GUERREIRO Ruben
Movistar Team     ,,
27
 STORK Florian
Tudor Pro Cycling Team     ,,
28
 RUTSCH Jonas
EF Education – EasyPost     ,,
29
 BISSEGGER Stefan
EF Education – EasyPost     ,,
30
 GELDERS Gil
Soudal Quick-Step     ,,

総合

総合リーダーのマッズ・ピーダスン

今日は体力的にも精神的にもかなり厳しかった。最初の90~95kmは攻撃が多く、それをコントロールしようとしたが、かなり大変だった。

そして、ようやくコントロールできるようになった後も、逃げをコントロールするために一日中速く走らなければならず、暑さもあって、本当にみんなに負担がかかっていた。

今朝のバスの中で、すでにかなり明確な決断をしていた。そしてみんなも知っているように、ジョナサン・ミランは私よりも優れたスプリンターだ。だから、こんな日に彼のためにリードアウトすることに何の問題もない。

なぜなら、彼がこのようなスプリントで勝つことはほぼ保証されているので、勝てないリスクを冒すのは愚かなことだ。

明日は自分たちのレースをする。自分自身に集中した方が良いと常に思っているが、もちろん総合優勝を狙う攻撃には注意する必要がある。しかし、状況には満足しているし、明日も総合優勝を狙って戦う準備ができている。

しかし、もう一度言うが、ステージ優勝を目指して戦っている。それを続けている限り、リーダージャージをキープできる可能性はある。

 

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI   Time
1 1
 PEDERSEN Mads
Lidl – Trek 5
13″
14:03:08
2 2
 JOHANNESSEN Tobias Halland
Uno-X Mobility  
10″
0:12
3 6 ▲3
 VAN POPPEL Danny
Red Bull – BORA – hansgrohe  
3″
0:19
4 3 ▼1
 HAYTER Ethan
INEOS Grenadiers     0:21
5 4 ▼1
 RYAN Archie
EF Education – EasyPost  
7″
,,
6 5 ▼1
 BISSEGGER Stefan
EF Education – EasyPost     ,,
7 9 ▲2
 LAMPERTI Luke
Soudal Quick-Step  
2″
0:22
8 7 ▼1
 CHRISTEN Fabio
Q36.5 Pro Cycling Team     0:24
9 8 ▼1
 GELDERS Gil
Soudal Quick-Step     ,,
10 12 ▲2
 FLYNN Sean
Team dsm-firmenich PostNL  
1″
0:26
11 10 ▼1
 AULAR Orluis
Caja Rural – Seguros RGA     ,,
12 11 ▼1
 SKUJIŅŠ Toms
Lidl – Trek     0:27
13 13
 STORK Florian
Tudor Pro Cycling Team     0:28
14 14
 MÜHLBERGER Gregor
Movistar Team     0:29
15 15
 NORDHAGEN Jørgen
Team Visma | Lease a Bike     ,,
16 16
 UHLIG Henri
Alpecin – Deceuninck     ,,
17 17
 KOCH Jonas
Red Bull – BORA – hansgrohe     ,,
18 18
 BARTA Will
Movistar Team     ,,
19 19
 ROMO Javier
Movistar Team     ,,
20 20
 BRENNER Marco
Tudor Pro Cycling Team     0:30
21 21
 ZIMMERMANN Georg
Intermarché – Wanty     ,,
22 22
 GLOAG Thomas
Team Visma | Lease a Bike  
2″
,,
23 23
 DEL GROSSO Tibor
Alpecin – Deceuninck     ,,
24 24
 JEANNIÈRE Emilien
TotalEnergies     ,,
25 25
 VERMAERKE Kevin
Team dsm-firmenich PostNL     0:31
26 26
 MÜLLER Tobias
Germany     ,,
27 27
 BURATTI Nicolò
Bahrain – Victorious     0:32
28 28
 RUTSCH Jonas
EF Education – EasyPost     0:33
29 29
 MÄRKL Niklas
Team dsm-firmenich PostNL     ,,
30 30
 BARRENETXEA Jon
Movistar Team     ,,

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 MILAN Jonathan
Lidl – Trek 45
2 2
 PEDERSEN Mads
Lidl – Trek 30
3 3
 MEEUS Jordi
Red Bull – BORA – hansgrohe 23
4 9 ▲5
 KANTER Max
Astana Qazaqstan Team 21
5 4 ▼1
 JOHANNESSEN Tobias Halland
Uno-X Mobility 12
6 5 ▼1
 VAN POPPEL Danny
Red Bull – BORA – hansgrohe 12
7 6 ▼1
 JEANNIÈRE Emilien
TotalEnergies 11
8 7 ▼1
 HAYTER Ethan
INEOS Grenadiers 10
9 24 ▲15
 GOVEKAR Matevž
Bahrain – Victorious 10
10 8 ▼2
 RYAN Archie
EF Education – EasyPost 9

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 4 ▲3
 NORDHAGEN Jørgen
Team Visma | Lease a Bike 15
2 1 ▼1
 YEMANE Dawit
BIKE AID 10
3 2 ▼1
 HEIDEMANN Miguel
Germany 4
4 3 ▼1
 BELLETTA Dario Igor
Team Visma | Lease a Bike 4
5  
 MAYRHOFER Marius
Tudor Pro Cycling Team 4
6 5 ▼1
 BUITRAGO Santiago
Bahrain – Victorious 3
7 6 ▼1
 LENNEMANN Anton
BIKE AID 3
8 7 ▼1
 RYAN Archie
EF Education – EasyPost 3
9 8 ▼1
 VERMAERKE Kevin
Team dsm-firmenich PostNL 2
10 9 ▼1
 BANGERT Nick
Team Lotto Kern-Haus PSD Bank 2

新人賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1
 JOHANNESSEN Tobias Halland
Uno-X Mobility 14:03:20
2 2
 RYAN Archie
EF Education – EasyPost 0:09
3 5 ▲2
 LAMPERTI Luke
Soudal Quick-Step 0:10
4 3 ▼1
 CHRISTEN Fabio
Q36.5 Pro Cycling Team 0:12
5 4 ▼1
 GELDERS Gil
Soudal Quick-Step ,,
6 6
 FLYNN Sean
Team dsm-firmenich PostNL 0:14
7 7
 NORDHAGEN Jørgen
Team Visma | Lease a Bike 0:17
8 8
 UHLIG Henri
Alpecin – Deceuninck ,,
9 9
 ROMO Javier
Movistar Team ,,
10 10
 BRENNER Marco
Tudor Pro Cycling Team 0:18
こちらはハイライト動画

 

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