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2025 ブエルタ・ア・エスパーニャ Lidl – Trekはマッズ・ピーダスンのポイント賞狙い

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Photo credit: hopeless128 on Visualhunt.com
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Lidl – Trekがブエルタで狙うのはマッズ・ピーダスンのポイント賞獲得だ。

ジュリオ・チッコーネは、総合は狙わないと言っているけれど、山岳賞も狙わないのだろうか。

 

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Lidl – Trek

 

マッズ・ピーダスン
シモーネ・コンソンニ
セーアン・クラーウアナスン
アマヌエル・ゲブレイグザブハイアー
カルロス・ベローナ
ジュリアン・ベルナール
アンドレア・バジオーリ
ダン・フール

 

マッズ・ピーダスン

 
 
 
 
 
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2022 ブエルタ・ア・エスパーニャ3勝にポイント賞を獲得したことで、2019年世界チャンピオンはスプリンターとしての可能性を開花させている。

2023 ジロ・デ・イタリア第6ステージでも勝利。だが、ジロを完走することなく第13ステージでDNS。

 

2023 ツール・ド・フランスに出場。第8ステージでジャスパー・フィリップセンを破って勝利する。

 

マッズ・ピーダスンは、ジャスパー・フィリップセンとツールで対戦するが、彼のことは嫌いだ。

 

マッズ・ピーダスンは、2024年シーズン絶好調だった。

  • エトワール・ド・ベセージュ第2ステージ優勝 総合優勝
  • ツール・ド・ラ・プロヴァンス 第1・2・3ステージ優勝 総合優勝
  • ヘント〜ウェヴェルヘム 優勝
  • パリ~ルーベ 3位
  • クリテリウム・デュ・ドーフィネ 第1ステージ優勝

 

世界王者と元世界王者のランデブーとなったヘント〜ウェヴェルヘムでは、マチュー・ファンデルプールをスプリントで撃破。これは凄かった。

 

その勢いは2025年になっても衰えない。

ツール・ド・ラ・プロヴァンス第2ステージで今シーズンの初勝利。そして総合優勝も飾る。

 

パリ~ニース第6ステージの雨の厳しいステージで勝利。ポイント賞も獲得。

 

圧巻は春のクラシックでの活躍だ。

  • ミラノ~サンレモ 7位
  • E3 サクソクラシック
  • ヘント〜ウェヴェルヘム 優勝
  • ドワルス・ドール・フラーンデレン 5位
  • ロンド・ファン・フラーンデレン 2位
  • パリ~ルーベ 3位

ヘント〜ウェヴェルヘムでは、昨年マチュー・ファンデルプールをスプリントで破ったが、今年は56kmの独走。

 

2025 ジロ・デ・イタリアでも大活躍。ステージ4勝にポイント賞獲得。途中逃げにも入っており鬼神のごとくの活躍をみせた。

圧巻は、直前のデンマーク・ツアーで3勝。しかも、自らが攻撃を仕掛けて勝ってしまうのだから手の付けようがない。

キャリア絶頂にあるマッズ・ピーダスンをくだすスプリンターはいるのか。スプリントだけでない強さをもっているので対抗するのは難しい。

 

マッズ・ピーダスンのコメント

ブエルタに向けて、ワクワクしている。ジロと同じような、完璧に近い本当に強いチームができた。ジロでジュリオ・チッコーネが転倒するまでは、山岳ステージとポイント賞ジャージの野望をうまく組み合わせることができた。今ブエルタでも同じことができると思う。

僕の最初の目標はいくつかのステージで勝つことで、そうすればポイント賞ジャージを狙える位置につけると思う。1年で3つのグランツールポイント賞ジャージをすべてチームが獲得することは、最高の喜びだ。

僕の調子はいいし、チームの他の選手たちもとてもいい状態だ。自信を持ってブエルタに臨めるし、楽しめると思う。

 

ジュリオ・チッコーネ

 
 
 
 
 
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ジュリオ・チッコーネはBardiani-CSFで3年走った後に、2019年から、Trek-Segafredoに移籍。5月に2019 ジロ・デ・イタリアを駆け抜け、山岳賞獲得とステージ1勝。

山岳が得意なジュリオ・チッコーネは第1ステージからバイクチェンジしてマリア・アッズーラ(山岳賞)を獲得したのだ。

2019ツール・ド・フランス第6ステージで、彼はディラン・トゥーンス(Bahrain Merida)に続いて2位でゴール。

2級山岳シュヴレール峠に設定されたボーナスタイム8秒が明暗を分け、ジュリアン・アラフィリップからマイヨ・ジョーヌを奪いとることが出来た。

2020年はコロナにかかってしまい、ジロでは気管支炎の症状を起こしてリタイヤ。オフには鼻中隔形成術の手術もしている。

 

2年の低迷を経て、ようやく、2023年は復活し、ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ第2ステージで勝利。

 

ボルタ・ア・カタルーニャ第2ステージでは、レムコ・エヴェネプール、プリモッシュ・ログリッチを破っての勝利。

 

クリテリウム・デュ・ドーフィネ第8ステージでは、ヨナス・ヴィンゲゴーの追撃をかわして勝利してみせた。

 

2023ツール・ド・フランスでは、山岳賞を獲得。2024年シーズンはジロ・デ・イタリアを狙うかと思われていたが、2月に会陰にできた嚢胞のため手術している。

 

2024 ツール・ド・フランスでは総合11位。2024 ブエルタ・ア・エスパーニャでは鹿にぶつかってリタイヤ。

 

2025年シーズンのジュリオ・チッコーネは調子がいい。UAEツアーではタデイ・ポガチャルについで総合2位。ツアー・オブ・アルプス第1ステージでは2年振りの勝利。

 

さらに、2025 リエージュ〜バストーニュ〜リエージュではタデイ・ポガチャルに次ぐ2位をモニュメントで獲得した。

2025 ジロ・デ・イタリア第14ステージの石畳のカーブで落車に巻き込まれてしまい第16ステージをスタートすることはなかった。総合7位に位置していたのに残念な出来事だった。

 

だが、復帰したクラシカ・サンセバスティアンで勝利。

 

直前のブエルタ・ア・ブルゴスでも最終クイーンステージで勝利してみせた。調子は非常に良い。

 

ジュリオ・チッコーネのコメント

ジロでの転倒の後、私にとっては簡単な時期ではなかった。もちろん失望もたくさんあったけれど、それを乗り越えて、トンネルの先に光があると再び信じてからは、以前よりも強い気持ちでレースに復帰することができた。

すぐに勝てるとは思っていなかったけれど、クラシカ・サンセバスティアンでの勝利は本当に信じられないようなものだったし、それに続いてブエルタ・ア・ブルゴスでのステージ優勝は、自分のコンデションが望んでいたところにあることを確認させてくれた。

ブエルタ・ア・エスパーニャを前にして、今は本当に幸せな気分だし、自分自身と一緒に走るチームに全幅の信頼を寄せている。

このレースは常に特別な挑戦であり、難しい地形もあるが、私の焦点はこの勢いを続けることだ。

ブエルタが予測不可能なレースであることは承知しているが、可能な限り最高のレベルでレースをし、マドリードまでの道のりであらゆるチャンスを最大限に生かすことを決意している。

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