スペインのバスク地方で行われるワールドツアーレース、クラシカ・サンセバスティアン。Donostia San Sebastian Klasikoa(1.UWT)
過去の優勝者は
- 2024 マルク・ヒルシ
- 2023 レムコ・エヴェネプール
- 2022 レムコ・エヴェネプール
- 2021 ニールソン・ポーレス
- 2019 レムコ・エヴェネプール
- 2018 ジュリアン・アラフィリップ
- 2017 ミハウ・クフィアトコフスキ
- 2016 バウケ・モレマ
- 2015 アダム・イェーツ
- 2014 アレハンドロ・バルベルデ
サンセバスティアン~サンセバスティアン 211.4km

コースプロフィール photo klasikoa
スタートとゴールは昨年同様にサンセバスティアンのドノスティアから。昨年から二つの山岳が変わっている。距離は約30km短くなっている。今の気温を考えるとライダーには助かる。
最後の2級山岳ピロテギには最大勾配27%の激坂が待っている。
昨年はマルク・ヒルシが1位でジュリアン・アラフリップが2位だけど、Tudor Pro Cycling Teamからの出場はマルク・ヒルシだけとなる。
- 3級山岳 アズカラテ (5.9 km・5.7%)
- 2級山岳 ウラキ (8.6km・6.9%)
- 3級山岳 アルキザ(4.4 km・6.2%)
- スプリントポイント サンセバスチャン
- 2級山岳 ハイスキベル (7.9 km・5.6%)
- 1級山岳 エルライツ (3.8 km・10.7%)
- スプリントポイント サンセバスチャン
- 2級山岳 ピロテギ (2.1 km・10.1%)
注目のライダーは
- Tudor Pro Cycling Team マルク・ヒルシ
- UAE Team Emirates – XRG フアン・アユソー、アイザック・デルトロ、ヤン・クリステン、アレッサンド・コーヴィ、ジェイ・ヴァイン
- Decathlon AG2R La Mondiale Team オレリアン・パレパントル、ドリース・デポンド
- Soudal Quick-Step ウィリアム・ジュニア・ルカーフ、マウリ・ファンセヴェナント
- Lidl – Trek ジュリオ・チッコーネ、クイン・シモンズ
- Red Bull – BORA – hansgrohe プリモッシュ・ログリッチ、ニコ・デンツ、マキシム・ファンジルス、ジュリオ・ペリツァーリ
- Movistar Team ナイロ・キンタナ、パブロ・カスティーリョ、ジェフェルソン・セペダエルナンデス
- EF Education – EasyPost ニールソン・ポーレス、ジェーム・スショー、ルイ・コスタ
- Team Visma | Lease a Bike ティシュ・ベノート、アッティラ・ヴァルテル、シアン・エイテブルックス
- Cofidis アレクサンデル・アランブル、サイモン・カー、ヨン・イサギレ
- XDS Astana Team アントン・チャーミグ、二コラ・コンチ、ハロルド・マルティン・ロペス、シモーネ・ヴィラスコ
- Intermarché – Wanty ルイス・メンチェス、ロレンツォ・ロタ
- Team Picnic PostNL オスカー・オンリー、フランク・ファン・デン・ブルック、ワレン・バルギル
- Bahrain – Victorious ペッリョ・ビルバオ、ダミアーノ・カルーゾ、レニー・マルティネス、アントニオ・ティベッリ
- Arkéa – B&B Hotels ユエン・コスティウ
- Team Jayco AlUla ポール・ダブル、ルーク・プラップ、マウロ・シュミット
- Groupama – FDJ ロマン・グレゴワール、レミ・ロシャス
- Alpecin – Deceuninck ティボール・デル・グロッソ
- INEOS Grenadiers オマール・フライレ、ミハウ・クフィアトコフスキ、アンドリュー・オーガスト
- Uno-X Mobility トビアスハラン・ヨハンネセン、アンダース・ハラン・ヨハネセン
12人の逃げ
12人が逃げている。
- ジョーダン・ラブロス (Decathlon AG2R La Mondiale Team)
- ギル・ゲルダー (Soudal-Quick Step)
- マッツ・ヴェンツェル(Equipo Kern Pharma)
- Julen Arriola-Bengoa (Caja Rural – Seguros RGA)
- ダレン・ファン・ベクム (XDS-Astana)
- アレクシー・フォール・プロスト (Intermarché-Wanty)
- エンツォ・ライエンセ (Team Picnic PostNL)
- ゴットソン・マルティン (Euskaltel-Euskadi)
- アンソニー・デラプラス (Arkéa – B&B Hotels)
- ポール・ダブル (Team Jayco AlUla)
- ベン・スウィフト(Ineos Grenadiers)
- Josh Burnett (Burgos-BH)
2級山岳 ハイスキベル (7.9 km・5.6%)

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様
ハイスキベルでDecathlon AG2R La Mondiale Teamのジョーダン・ラブロスが単独に。
ジョーダン・ラブロスがトップ通過。
2番手はEquipo Kern Pharmaのマッツ・ヴェンツェル、3番手はTeam Jayco AlUlaのルーク・プラップ。
集団もハイスキベルを越えて平坦に。
先頭は3人となる。
- ジョーダン・ラブロス (Decathlon AG2R La Mondiale Team)
- マッツ・ヴェンツェル(Equipo Kern Pharma)
- ルーク・プラップ Team Jayco AlUla
1級山岳 エルライツ (3.8 km・10.7%)
ここも最大勾配は13%と厳しい。
先頭からルーク・プラップが抜け出していく。
ルーク・プラップが単独に。2025 ジロ・デ・イタリア第8ステージでも単独で46kmの独走勝利をしている。
Red Bull – BORA – hansgroheのプリモッシュ・ログリッチが、UAE Team Emirates – XRGのヤン・クリステンと共に集団から抜け出してきている。逃げはルーク・プラップ以外捕まっている。
あらっ、もうルーク・プラップが追いつかれた。
Bahrain Victoriousのペッリョ・ビルバオは集団後方。
先頭はLidl – Trekのジュリオ・チッコーネに。
UAE Team Emirates – XRGのフアン・アユソーは集団後方。
ヤン・クリステン、アイザック・デルトロがジュリオ・チッコーネと共に登る。
Red Bull – BORA – hansgroheのプリモッシュ・ログリッチとマキシム・ファンジルスが先頭集団に。
アイザック・デルトロがアタックだ。
アイザック・デルトロとジュリオ・チッコーネの二人が山岳をクリアー。
残り41km。平坦で追いつかれるだろう。
- アイザック・デルトロ UAE Team Emirates – XRG
- ジュリオ・チッコーネ Lidl – Trek
2番手は、プリモッシュ・ログリッチとマキシム・ファンジルス。UAE Team Emirates – XRGのヤン・クリステン。
プリモッシュ・ログリッチは後方に追いつれた。追走は9人。
残り29.2km。49秒とタイム差が少しずつ拡大。
こちらは追走待機のヤン・クリステン。UAE Team Emirates – XRGが有利に展開している。
プリモッシュ・ログリッチは、激坂でトライするだろうか。
スプリントポイント サンセバスチャン
2人は58秒差で通過。
Team Visma | Lease a Bikeのシアン・エイテブルックスとティシュ・ベノートが追走に入っている。
残り14.3km。平坦でも追いつかれなかった。
2級山岳 ピロテギ (2.1 km・10.1%)
さあ、ここで勝負だ。
追走はプリモッシュ・ログリッチが先頭で飛ばす。
ヤン・クリステンが追走から抜け出した。
ヤン・クリステンが見えてきたぞ。
ヤン・クリステンが追いついた。
ヤン・クリステンが、そのままアタックだ。
ヤン・クリステンが抜け出すか。
アイザック・デルトロが切れた。
ヤン・クリステンは、休みなく攻め続ける。
ここで、ジュリオ・チッコーネがアタック。
ジュリオ・チッコーネが独走となるか。
ヤン・クリステンが離れている。
ジュリオ・チッコーネがトップ通過。
3番手はEF Education-EasyPostのニールソン・ポーレス。アイザック・デルトロが4番手。
残り7.5kmで25秒差に。
残り4.8km。ヤン・クリステンが8秒差に。
ヤン・クリステンは戦術ミスだ。何故、2対1の有利な展開に持ち込まなかっのか。もしくは、もう少し休んでからアタックしないと。
残り2.3km。ジュリオ・チッコーネがタイム差を8秒で保っている。
残り800mを切ってジュリオ・チッコーネは9秒差。
ジュリオ・チッコーネが見事にUAE Team Emirates – XRGの攻撃をおさえた。
後ろを確認する余裕もある。キャリア最大のワンデーレースの勝利だ。
ジュリオ・チッコーネはジロ・デ・イタリアを途中リタイヤしたけれど、見事に復活している。
今シーズン、ツアー・オブ・アルプス第1ステージの勝利に続いて2勝目となった。
ヤン・クリステンは、アイザック・デルトロの逃げを全く生かし切れていない。これはチームから指導がはいるのでは。
3位はRed Bull-BORA-hansgroheのマキシム・ファンジルス、4位はTeam Visma | Lease a Bikeのティシュ・ベノート。
復帰したTeam Visma | Lease a Bikeのシアン・エイテブルックスは9位に入っている。
リザルト
優勝したLidl – Trekのジュリオ・チッコーネ
2位 UAE Team Emirates – XRGのヤン・クリステン
3位 Red Bull-BORA-hansgroheのマキシム・ファンジルス
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