XDSがタイトルスポンサーに加わり大幅なメンバー強化をはかったXDS Astana Team。
一日で900UCIポイントを稼ぎ出した日もあり、その勢いは止まらない。
今シーズンのUCIランキングは4位、2022~2025年の3年トータルランキングでは16位にまで上昇し、完全に降格争いから抜け出した。
今回のエースはロレンツォ・フォルトゥナートとなるか。
XDS Astana Teamのメンバー
🇮🇹 🇪🇸 ROSTER: @lavuelta
Our eight 8️⃣ will start in Turin 🇮🇹 on Saturday:
Nicola Conci 🇮🇹 @lorenzfortunato 🇮🇹 @HiguitSergio 🇨🇴 @martinsauri0_ 🇪🇨
Fausto Masnada 🇮🇹
Wout Poels 🇳🇱 @haroldtejada1 🇨🇴 @NicoVino13 🇰🇿 #LaVuelta25 #XDSAstanaTeam📷 @SprintCycling pic.twitter.com/blt5MhtAsA
— XDS Astana Team (@XDSAstanaTeam) August 18, 2025
ロレンツォ・フォルトゥナート
セルジオ・イギータ
ファウスト・マスナダ
ハロルド・マルティン・ロペス
ワウト・プールス
アロルド・テハダ
二コラ・コンチ
ニコラス・ヴィノクロフ
ロレンツォ・フォルトゥナート
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ロレンツォ・フォルトゥナートは、2021年Vini Zabù – KTMからEOLO-Kometaに移籍。2021年にEOLO-Kometaに移籍して、チーム初出場のジロ・デ・イタリアのメンバーに。
そして、ロレンツォ・フォルトゥナートは第14ステージのゾンコランで勝利してみせた。この時には総合16位で終えている。
2022年のジロは総合15位。2023年は総合21位。2024年にAstana Qazaqstan Teamに移籍。2024年はジロ・デ・イタリア総合12位。
2025年シーズン、ツール・ド・ロマンディ第2ステージで勝利。総合4位となる。
そして2025 ジロ・デ・イタリアでは6回の逃げにのり山岳賞を獲得した。直前のブエルタ・ア・ブルゴスではアイザック・デルトロに続いて総合2位なっている。
ロレンツォ・フォルトゥナートはジロに続いて、山岳賞を狙うだろうか。
セルジオ・イギータ
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セルジオ・イギータは、2017年コロンビアのManzana Postobonでプロデビュー。
2019年5月にFundación EuskadiからEF Education Firstに移籍。1年目に2019 ブエルタ・ア・エスパーニャ出場で総合14位でゴール。
2020年にはコロンビアチャンピオンとなり、黄色いカラーの入ったジャージはレースでも良く目立っていた。
2020年はツアー・コロンビアでエガン・ベルナルを破って総合優勝。2020パリ~ニース総合3位と順調に力をつけた。
だが、2020ツール・ド・フランスでは交通標識にぶつかって落車。途中リタイヤとなってしまう。2021 ツール・ド・フランス総合25位。これはリゴベルト・ウランをアシストしながらの順位だ。
2022年にBORA-hansgroheに移籍してからは、2度目のコロンビアロード王者を皮切りに、シーズン6勝のキャリアハイの成績を上げている。
だが、2023 イツリア・バスクカントリー第5ステージの勝利を最後に、勝利がない。
2024年シーズンは、グランドツアーの出場もなく、くすぶっていた。2025年からXDS Astana Teamに移籍。勝利こそないけれど、チームの山岳アシストとして活躍。
2025 ツール・ド・フランスでは総合14位でフニッシュしている。ブエルタではロレンツォ・フォルトゥナートの山岳アシスト、そしてステージ優勝が狙えるか。
ワウト・プールス
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背中のワンコは5歳のラルフィ。マルチーズとプードルのミックス。犬と一緒に旅行するためのヒントとコツというブログにInstagramのアカウントもある。
ワウト・プールスは、チームスカイ時代にクリス・フルームの優秀な山岳アシストとして大活躍。2016 リエージュ〜バストーニュ〜リエージュでモニュメント制覇。
2020年にイネオスからBahrain – McLarenに移籍。アシストから解放され、エースとして存分に活躍出来ると思っていたけど。
2020ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナでは総合6位。続くUAEツアーでは総合21位。
そして、迎えた2020ツール・ド・フランスでは初日にあばら骨を骨折したまま走り切った。後半には山岳で前方に位置しており、ランダを助ける場面も見れたけど総合110位でフニッシュ。
逆に、2020ブエルタでは、総合6位となる。さらに2021ツール・ド・フランスでは山岳賞狙いに切り替えて走ったが、タデイ・ポガチャルに最後に抜かれてしまい山岳賞2位となる。
このツールでは超級山岳のポイントが40もあったので仕方ない。2022ツールからは20ポイントとなっている。
2022年は、ブエルタ・ア・アンダルシア第4ステージで3年振りの勝利。さらに総合優勝まで飾った。
2022 ボルタ・ア・カタルーニャでは総合6位に位置していたが、最終ステージでリタイヤ。ジロではミケル・ランダのアシストに徹して、ブエルタにも出場。
2023 ツール・ド・フランス第15ステージで優勝。
さらに2023 ブエルタ・ア・エスパーニャ第20ステージで、レムコ・エヴェネプールをスプリントで破ってみせた。圧巻だった。
2024年シーズンは、ツール・ド・ハンガリー第5ステージで勝利。総合3位となる。
2025年からXDS Astana Teamに移籍。ツアー・オブ・オマーンで総合7位。ツアー・オブ・ターキー第6ステージで移籍後の初勝利。そのまま総合優勝も飾る。
ジロ・デ・イタリアで三部作の完成のためにステージ優勝を狙ったけれどかなわず。ブエルタではロレンツォ・フォルトゥナートの山岳アシストとなりそうだ。
山岳では、ファウスト・マスナダ、アロルド・テハダ、二コラ・コンチとクライマーが揃っている。ニコラス・ヴィノクロフは平地担当となりそうだ。
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