2024 ツール・ド・ハンガリー第5ステージ　マーク・カヴェンディシュが攻撃!

サガンは第4ステージの登りで、自書にサインをしていた。いつもながら、ファンサービスに厚いサガンだ。

 

He did it again 😭

Peter Sagan 🤝🏼 signing his book during the stage. #TourdeHongrie pic.twitter.com/OkohwV7zfu

— Pierre Baguette team (@pierrebagteam) May 10, 2024

 

第5ステージ  シオーフォク～ペーチュ   173.2km

 

昨年の第3ステージに似ているコース。前半は平坦基調で、決戦は周回コースで行われる。短いけれど、急こう配でパンチャー有利。

昨年はマルク・ヒルシが決定打を放ったけれど、今年最後のステージの勝者は誰となるだろうか。

 

1. スプリントポイント　Tamasi
2. スプリントポイント　Dombóvár
3. スプリントポイント　Orfu
4. 2級山岳　ペーチュ(1.7 km・10.5%)
5. 2級山岳　ペーチュ (1.7 km・10.5%)
6. 2級山岳　ペーチュ (2.3 km・8.7%)

 

スタート

ティボー・ネイスは初めての総合優勝を狙う。

 

オフィシャルスタート。

 

Bahrain Victoriousのドゥシャン・ラヨヴィッチが攻撃。

 

Astana Qazaqstan Teamの巨漢、グレブ・シリツァも攻撃。

 

ティボー・ネイスは、最後尾付近で静観。

 

マーク・カヴェンディシュも前にきた。

 

これは中々決まらない。

 

Team dsm-firmenich PostNLのニクラス・メルケルが単独で前に。

 

今度はTeam Corratec – Vini Fantiniが攻撃。

 

 INEOS Grenadiersのアンドリュー・オーガストだろうか。

 

また、二人が前に。

 

これもグレブ・シリツァの引きで捕まる。

 

マーク・カヴェンディシュが攻撃だ。

 

3人で前に出たぞ。

 

あ～、しかし捕まる。

 

今日のカヴは好調だ。

 

延々とアタック合戦。

 

単独で一人が前にでた。

1. MUNTON Byron (Epronex – Hungary Cycling Team)

 

単独の逃げは捕まる。

 

誰も決められない。

 

8人が少し前に。

 

マーク・カヴェンディシュが、ディラン・フルーネウェーヘンと共に追走に出る。

 

結局8人の逃げも捕まる。

 

マーク・カヴェンディシュが入った11人の逃げができた。

 

スプリントポイント　Tamasi

カヴがポイント前でスパート。

 

マーク・カヴェンディシュがポイントゲット。

1. マーク・カヴェンディシュ　Astana Qazaqstan Team　5ポイント・3秒
2. ヴィンセント・ヴァン・ヘメレン　Team Flanders – Baloise　3ポイント・2秒
3. ケランド・オブライエン　Team Jayco AlUla　1ポイント・1秒

 

残り138.5kmで20秒差に。

 

カヴはガシガシ引いている。

 

 INEOS Grenadiersからはアンドリュー・オーガストが乗っている。

 

46秒まで開いた。これはしばらく逃げられそう。

 

残り115.1kmで3分10秒まで開く。次のスプリントポイントまでいける。

 

ティボー・ネイスは、逃げのアンドリュー・オーガストだけ気にしていれば良い。

 

残り103.8kmで4分25秒差に。当然Lidl – Trekが引いている。

 

スプリントポイント　Dombóvár

 

ポイント前で、マーク・カヴェンディシュが前に。

 

マーク・カヴェンディシュが2度目のスプリントポイントもトップ通過。

1. マーク・カヴェンディシュ　Astana Qazaqstan Team　5ポイント・3秒
2. アンドニ・ロペス・デ・アベチュコ　Euskaltel – Euskadi　3ポイント・2秒
3. パベル・ビトナー　Team dsm-firmenich PostNL　1ポイント・1秒

 

マーク・カヴェンディシュはボトル補給。

 

逃げには、Intermarché – WantyからTeam Corratec – Vini Fantiniに移籍したニッコロ・ボニファツィオも入っている。キャリア21勝で30歳のイタリア人。

 

サガンは、集団の3番手でずっと走っている。

 

スプリントポイント　Orfu

ここもカブがトップ通過。みんなに手を挙げてありがとうと。

1. マーク・カヴェンディシュ　Astana Qazaqstan Team　5ポイント・3秒
2. デビッド・マーチン　Team Polti Kometa　3ポイント・2秒
3. アダム・ウパリク　TDT – Unibet Cycling Team　1ポイント・1秒

 

2分45秒遅れのアンドリュー・オーガストはずっとバーチャルリーダー。

 

タイム差は3分24秒に。

 

集団はQ36.5 Pro Cycling Teamが引き出した。

 

先頭最後尾はBahrain Victoriousのドゥシャン・ラヨヴィッチ。セルビアのロード王者に5回。TT王者に3回なっている。

 

2級山岳　ペーチュ (1.7 km・10.5%)

先頭はマーク・カヴェンディシュがおりて7人。

 

集団はUAE Team Emiratesが動き出す。

 

マーク・カヴェンディシュに集団が迫る。

 

マーク・カヴェンディシュが集団に飲み込まれた。

 

先頭がポイント通過。

1. ヴィンセント・ヴァン・ヘメレン　Team Flanders – Baloise　10ポイント
2. パベル・ビトナー　Team dsm-firmenich PostNL　6ポイント
3. アンドリュー・オーガスト　 INEOS Grenadiers　4ポイント
4. ケランド・オブライエン　Team Jayco AlUla　2ポイント
5. アダム・ウパリク　TDT – Unibet Cycling Team　1ポイント

 

逃げていたBahrain Victoriousのドゥシャン・ラヨヴィッチも捕まる。

 

残り38.3kmでタイム差が59秒に。

 

前方にBORA-hansgroheのエマヌエル・ブッフマンも見えてくる。

 

Team Corratec – Vini Fantiniのニッコロ・ボニファツィオも集団に捕まる。

 

先頭は6人。

 

2級山岳　ペーチュ (1.7 km・10.5%)

集団からEuskaltel – Euskadiが攻撃。

 

はるか後方に集団が見える。

 

Euskaltel – Euskadiは、UAE Team Emiratesのフィリッポ・バロンチーニの引きで捕まる。後ろはマルク・ヒルシ。

 

ティボー・ネイスは自分で対応するつもりだ。

 

先頭は2人に。

1. ヴァン・ヘメレン ヴィンセント　Team Flanders – Baloise
2. ケランド・オブライエン　Team Jayco AlUla

 

エマヌエル・ブッフマンが先頭に。

 

Bahrain Victoriousのワウト・プールスがアンドリュー・オーガストを抜いて攻撃だ。

 

ワウト・プールスは、後続に捕まる。

 

先頭は16秒差に。

 

Team Flanders – Baloiseのヴァン・ヘメレン ヴィンセントが山岳ポイントをトップ通過。

 

集団は元に戻る。BORA-hansgroheが引いている。最後の登りで勝負だ。

 

逃げていたアンドリュー・オーガストは、集団の最後尾に。

 

集団が迫ってくる。

 

集団が背後に迫る。

 

残り17.3kmで二人は捕まった。

 

BORA-hansgrohe先頭で下る。

 

まだ、集団は大きい。

 

残り6km。

 

登りの前の位置取りに。

 

残り3.8km。Team dsm-firmenich PostNLが先頭。

 

Lidl – Trekが先頭に。

 

UAE Team Emiratesのフィリッポ・バロンチーニが前にくる。

 

2級山岳　ペーチュ (2.3 km・8.7%)

最後の決戦だ。

 

残り2km。ティボー・ネイスは4番手。

 

UAE Team Emiratesが先頭。

 

BORA-hansgroheのアシストが前に。

 

さあ、エマヌエル・ブッフマンの出番だ。

 

残り1.4km。先頭が絞られるか。

 

エマヌエル・ブッフマンをティボー・ネイスがマークする。

 

昨年総合優勝のマルク・ヒルシは離されている。

 

エマヌエル・ブッフマンが先頭を譲らない。

 

4人が抜け出した。2番手はTeam Jayco AlUlaのカラム・スコットソンだ。

 

エマヌエル・ブッフマンがスパート。4番手のダミアン・ホーゾンの後ろからBahrain Victoriousのワウト・プールスが追ってきている。

 

エマヌエル・ブッフマンが先頭で山岳ポイントをクリアー。

 

さあ、ゴールエリアにきた。

 

エマヌエル・ブッフマンが先頭で、スプリントを開始。大外からワウトワウト・プールスが飛んできている。

 

これは4人のスプリントだ。

 

あっと、ワウトワウト・プールスが猛烈なスピードでエマヌエル・ブッフマンをまくった。

 

ワウト・プールス先頭となる。

 

ワウトワウト・プールス、ダミアン・ホーゾン、エマヌエル・ブッフマン、ティボー・ネイスと続く。

 

 

もうみんな限界だ。

 

ワウト・プールスが速い。

 

ワウト・プールスがノーリアクションで、ゴールラインを駆け抜けた～。

 

最後の最後にワウト・プールスがおいつき、一気に勝利を手繰り寄せている。ワウト・プールスは、今シーズンの初勝利。キャリア24勝目となった。

これでツール・ド・フランスにむけて気持ち良く高地トレーニングに向かうことができる。

 

マーク・カヴェンディシュと新城幸也が並んでゴールにかえってきた。

 

 

マーク・カヴェンディシュは、見事な逃げを見せてくれた。相当コンデションが上がってきているとみてよいだろう。

 

サガンもゴール。汗をぬぐいながのゴールとなった。心臓の手術をしてのレースで、チームのアシストとして集団けん引を見せてくれた。パリ五輪ではマウンテンバイクの出場資格が得られれば最後のレースとなる。

 

リザルト

ワウト・プールスのコメント

かなり苦戦したよ。でも自分のペースで走ることができた。最後の150メートルで、幸運にも少し平坦になり、そこで優勝することができた。

ステージ序盤、アタックスピリットも見せてましたね。

2つ目の最後の登りでは、集団をもう少し引き離すために強引に行こうとしたんだ。でもうまくいかなかったから、その後はフィナーレのためにエネルギーを温存することにしたんだ。ツアー・オブ・ハンガリーをステージ優勝で締めくくることができてとてもうれしい。

 

第4ステージ　リザルト

総合

ティボー・ネイスのコメント

とても疲れた。タフな決勝だった。レース序盤からとても強いと感じていた。でも最初の上りはとてもきつかった。予想以上にハードだった。2回目はもう良くなっていた。あの登りや努力からうまく回復できたと感じたよ。

最後に、第3ステージで連勝できなかったのは残念だけど、GCを意識しすぎていた。穴を空けたくなかったし、それがステージ敗退につながった。GCはあまりにも重要だった。でも、今週はいい1週間だった。

ポイント賞

山岳賞

チーム賞