ロードバイクの情報を発信しています!

2024 ツール・ド・フランス EF Education-EasyPostのメンバー ステージハンター揃い

海外情報
Photo credit: Ronan Caroff on Visualhunt.com
この記事は約11分で読めます。

EF Education-EasyPostは、ステージハンターを揃えてきた。

リチャル・カラパスは、ツール・ド・スイスの落車のケガが完全には回復していないために、総合順位を狙うのは難しい。

リチャル・カラパスもステージハンターとなる。

 

スポンサーリンク

EF Education-EasyPostのメンバー

 

111.リチャル・カラパス
112.アルベルト・ベッティオル
113.シュテファン・ビッセガー
114.ルイ・コスタ
115.ベン・ヒーリー
116.ニールソン・ポーレス
117.ショーン・クイン
118.マライン・ファンデンベルフ

 

リチャル・カラパス

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Richard Carapaz(@richardcarapaz)がシェアした投稿

 

リチャル・カラパスの経歴は申し分なし。

  • 2019ジロ・デ・イタリア総合優勝
  • 2020 ブエルタ・ア・エスパーニャ総合2位
  • 2022 ジロ・デ・イタリア総合2位
  • 東京オリンピックロードチャンピオン

EF Education-EasyPostはリチャル・カラパスをエースとしてツール・ド・フランスにのぞむ。だが、ケガの影響がある。

ツールのあとのオリンピックには、ディフェンディングチャンピオンとしての出場はない。これはもったいない。

 

今シーズンは、コロンビア選手権個人タイムトライヤルのタイトルを獲得。ツアーコロンビアのクイーンステージだった第5ステージで勝利。総合2位でフニッシュ。

 

ツール・ド・ロマンディ第4ステージで、逃げ切ってみせた。

 

リチャル・カラパスがステージ優勝狙いとなると、逆にツールでは勝利が得られるかもしれない。2022ブエルタ・ア・エスパーニャのように山岳賞にステージ3勝という活躍をしたこともある。

昨年のツール・ド・フランスでは、第1ステージでリタイヤ。

チームとしても総合狙いよりも、目立つ走り、UCIポイントの取れる走りを期待しているだろう。

 

リチャル・カラパスのコメント

今、私は戻ってきて、懸命に働き、準備するだけでなく、このツールに興奮している。ツールはツールで、いつも感動的なんだ。

スイスでのクラッシュの後、体調を崩してしまった。調子が戻ってくるのは遅いけれど、ツール・ド・フランスのためにベストを尽くすよ。クラッシュ前の準備はとても良かった。

最初の1週間はとてもハードだけど、できる限り乗り切りたい。ステージ優勝はとても重要だ。前大会ではあと一歩だった。

だからステージ優勝は僕にとってだけでなく、その瞬間のために準備したチームやすべての人にとってもとても重要なことだ。

ハードワークと忍耐の結果だろう。昨年は厳しかった。家に帰らなければならなかった。今年はまた頑張る。僕の周りのみんなは、僕がこのためにどれだけ努力してきたかを知っている。

僕らには強くて万能なチームがある。どんな地形でも勝てる。ツールは世界最高のレースだ。多くの感情を生み出し、それが特別なものだ。

 

アルベルト・ベッティオル

 

アルベルト・ベッティオルと言えば、何と言っても2019年のロンド・ファン・フラーンデレンの勝利が思い起こされる。

フィニッシュまで17kmを残したオウデ・クワレモントでアタックを仕掛けて優勝。

これが彼にとってのワールドツアーレースでの初勝利となる。だが、クラッシックにおける実力は本物で、2019 E3 BinckBank Classicでも4位に入っている。

彼の独走力の強さは、個人TTの成績でわかる。2019イタリア国内選手権個人タイムトライヤルではフィリッポ・ガンナと同タイムで2位という実力だ。

この独走力は、これまでのレースでも遺憾なく発揮されている。

2024年シーズンのアルベルト・ベッティオルは、ミラノ~トリノを最後は30kmの独走で駆け抜けて今シーズンの初勝利。

 

ブックル・ドゥ・ラ・マイエンヌ第2ステージで、9kmの独走を決めて今シーズンの2勝目。総合トップに立ち、総合優勝も飾った。

 

ツール・ド・スイス第3ステージの登りゴールで3位に入り、リーダージャージを獲得。第4ステージでは、序盤に落車してしまう。さらに第5ステージは、ケガのためにスタートしなかった。

しかし、10日後のイタリア選手権ロードで復帰。完走者17人の厳しいレースで、3人の逃げから独走。見事にイタリヤチャンピオンとなっている。

 

チームの期待は、ツール・ド・フランスでのステージ勝利だ。

 

アルベルト・ベッティオルのコメント

新しいイタリアチャンピオンジャージでの初レースは、ツール開幕のフィレンツェ、僕の故郷だ。とても特別なものになるだろう。グランデパールはとても美しいだろう。

道はよく知っていし、ツールでステージ優勝したい。以前、あと一歩のところまで行ったことがあるし、自分にはそれができると思っている。今年は僕にとって本当に重要な年だ。

もう超若いわけじゃない。もう若くはないんだ。イタリア選手権で優勝することは目標だったし、もうひとつの目標はツール・ド・フランスでステージ優勝すること。

すべてのチャンスを最大限に生かさなければならない。このジャージで勝つことは僕にとって大きな意味がある。ツールで勝つことは、他のレースで勝つこととは違うから。

特に僕のようなオールラウンダーにとって、ツールでステージ優勝するのは二重に難しい。チームはステージを狙うという賢い選択をしていると思う。楽しく、本当にエキサイティングなものになるだろう。

 

ベン・ヒーリー

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Ben Healy(@benhealy._)がシェアした投稿

 

2020アイルランドロード王者。2022年Trinity Racingから、EF Education-EasyPostに移籍。2023コッピ・エ・バルタリ第3ステージで勝利。

 

コッピ・エ・バルタリ第3ステージでの勝利のから、わずか3日後のGP インドゥストリア・アルティジャナートでは、UAE Team Emiratesの包囲網をかいくぐって14kmの逃げ切り勝利。

 

その後が凄い。

  • 2023 ブラパンツ・パイル 2位
  • 2023 アムステルゴールドレース 2位
  • 2023 リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ 4位

クラシックの活躍で、2023 ジロ・デ・イタリアに初出場。第8ステージで、50kmの独走を決めてしまう。

 

2023 アイルランド選手権ロードでは、100kmの逃げをきめて2度目の王者に。

今シーズンの勝利は、ツール直前のツアー・オブ・スロベニア第5ステージ。捕まっても、最後の最後までアタックをかけ続けて勝利してしまった。全員を屈服させてしまう走りを披露。

 

初めてのツール・ド・フランスで、逃げて勝つことができるか。ベン・ヒーリーの逃げに注目だ。

 

ベン・ヒーリーのコメント

ツールは最大のレースだし、本当に興奮している。かなり大きなマイルストーンだ。最初のステップはワールドツアーに参加することで、次のステップはツールに参加することだ。

ステージ優勝を狙いたいね。それが僕の得意分野だからね。かなりハードな1日で、ハードなフィニッシュが必要なんだ。

第1ステージは僕にとってすごくいい感じだけど、第2週の終わりにもいくつかある。アルデンヌ以来、コツコツとアルティチュードキャンプやいくつかの良いレースをこなしてきた。

準備はうまくいっている。これからチャンスを狙っていけることに興奮している。本当に苦しい日もあるだろう。ただ、全力を尽くさなければならない日は全力を尽くし、他の選手が挑んでくる日は脚を温存するつもりだ。

 

ニールソン・ポーレス

 

2022ツールでは4回の逃げ。上記のように序盤は山岳賞ジャージを着用。アルプデュエズでは、序盤から逃げて4位。Netflixでも取り上げられていたけど、惜しいステージだった。

2023 ツール・ド・フランスでは6回の逃げ。今シーズンは、目立った走りを見せていない。

 

ニールソン・ポーレスのコメント

今年は怪我や病気で一番大変な年だったと思う。米国選手権と前半のドーフィネで、春に不安定なレースをしていた自分が高いレベルに戻っていることを再確認できた。

高い野心と大きな目標を持ってツールに臨む。今年は本当にステージ優勝したい。まだ1勝もしていない。

ステージ優勝は僕の第一の目標だし、そのための体力もあると思う。当日は正しい動きをして、エネルギーを賢く使うだけ。チームのみんなは、自分のシュートを決めたがっていると思う。

全員が何かを証明したいんだ。チームとして最も順調な春を過ごしてきたわけではないし、その埋め合わせをするためにみんな必死になっている。

 

スプリントでは、マライン・ファンデンベルフが狙う。ルイ・コスタ、ショーン・クイン、シュテファン・ビッセガーも逃げでチャンスを見出せるライダーだ。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました