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2024 ミラノ~トリノ イタリアのワンデーレースを制したのは?

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Unsplashcristiano caligarisが撮影した写真
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1876年初開催の古いレース。今年で105回目となるミラノ~トリノ。Milano – Torino(1.Pro)

ミラノ~トリノは、ミラノ~サンレモの準備レースとして、この時期に開催される。

 

過去の優勝者は

  • 2023  アーヴィッド・デクレイン
  • 2022   マーク・カヴェンディシュ
  • 2021    プリモッシュ・ログリッチ
  • 2020 アルノー・デマール
  • 2019 マイケル・ウッズ
  • 2018 ティボー・ピノ
  • 2017 リゴベルト・ウラン
  • 2016 ミゲルアンヘル・ロペス
  • 2015 ディエゴ・ローザ
  • 2014 ジャンパオロ・カルーソ
  • 2013 ディエゴ・ウリッシ
  • 2012 アルベルト・コンタドール

 

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ロー~サラサ 177km

コースプロフィール photo milanotorino

 

ミラノ~サンレモのドレスリハーサルとして出場するライダーも多い。ローはミラノの郊外で、大都市の北西に位置している。

今年はサラサにゴールする。全然、ミラノ~トリノではない。

 

  1. 山岳ポイント Silva  4.6 km・3.9%
  2. 山岳ポイント Prascorsano  3.1 km・6.9%
  3. 山岳ポイント Colleretto Castelnuovo  3.8km・3.9%

 

注目のライダーは

  • Astana Qazaqstan Team マーク・カヴェンディシュ、ケース・ボル、アレクセイ・ルツェンコ
  • Arkéa – B&B Hotels アルノー・デマール
  • BORA – hansgrohe ボブ・ユンゲルス
  • Cofidis ブライアン・コカール、シモン・ゲシュケ、アクセル・ザングレ
  • EF Education – EasyPost アルベルト・ベッティオル、マライン・ファンデンベルフ、留目 夕陽
  • Intermarché – Wanty アルネ・マリット
  • Israel – Premier Tech イーサン・バーノン
  • Movistar Team イバン・ガルシア、エイネルアウグスト・ルビオ
  • Team dsm-firmenich PostNL 
  • TotalEnergies ジェイソン・テッソン
  • UAE Team Emirates マルク・ヒルシ、ディエゴ・ウリッシ、ヤン・クリステン
  • Uno-X Mobility アレクサンダー・クリストフ

 

スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

ニュートラルスタート。

 

マーク・カヴェンディシュは先頭を走る。2022年にはここで勝利している。

 

オフィシャルスタートとなったけれど、誰も出ない。

 

3人の逃げ

残り168kmから3人が逃げている。

  1.  マルコ・モルガド (Team Corratec – Vini Fantini)
  2.  マルセル・カンブルビ (Q36.5 Pro Cycling Team)
  3.  マテオ・ベルシェ (TotalEnergies)

 

残り52.6kmで45秒差。

 

集団はUAE Team Emiratesが引き出す。マルク・ヒルシは、スプリントにはしたくないと言っているので、山岳で攻撃してくるはず。

 

3人の逃げの前には、綺麗な雪山が見えてくる。

 

凄くきれいな風景。

 

集団で落車。

  • TEUGELS Lennert (Bingoal WB)
  • AMELLA Matteo (Team Corratec – Vini Fantini) 

 

残り37kmで逃げは捕まる。

 

山岳が始まる前から、UAE Team Emiratesが集団を引き延ばす。

 

山岳ポイント Prascorsano  3.1 km・6.9%

UAE Team Emirates先頭。後方はどんどん切れている。

 

ディエゴ・ウリッシが先頭に。

 

EF Education-EasyPostのアルベルト・ベッティオルがアタック!

 

これはUAE Team Emiratesの引きを完全に利用しての攻撃だ。

 

アルベルト・ベッティオルは、一気に引き離した。

 

さあ、誰が追ってくるのか。

 

登れるスプリンターのブライアン・コカールも切れている。

 

アルベルト・ベッティオルは25秒差に。

 

集団はBORA – hansgroheが引いている。

 

山岳ポイント Colleretto Castelnuovo  3.8km・3.9%

アルベルト・ベッティオルは、残り21kmで41秒差に。このまま山岳を越えていくのだろうか。

 

BORA – hansgroheの先頭はアントン・パルツアー。

 

Q36.5 Pro Cycling Teamのジャンルーカ・ブランビッラがアタック!

 

アルベルト・ベッティオルまで、26秒と迫る。先頭はIsrael – Premier Techのニック・シュルツ。

 

BORA – hansgroheのボブ・ユンゲルスがアタック。

 

残り16.7km。追走の人数は、16人。

 

残り13.1kmで19秒差。下りなので集団有利だ。

 

追走のマルク・ヒルシは右手が血だらけ。

 

なんと、顔面からも血が出ている。どこで落車したのだろうか。

 

BORA – hansgroheは5人いる。

 

残り5.7kmで9秒差。後ろからしっかりと見えており、厳しい。

 

残り3km。9秒差で変わらない。BORA – hansgroheは5人いるが、一人ずつ切れていく。

 

Astana Qazaqstan Teamのアレクセイ・ルツェンコらが追走をかける。

 

残り1.6kmで6秒。

 

牽制気味の中から、UAE Team Emiratesのヤン・クリステンがアタック。

 

お~、これは逃げ切った。

 

残り100mでこの差。見事だ。

 

ゴールの手前からガッツポーズ。

 

アルベルト・ベッティオルが久々の勝利となった。注目はバイザー付きのヘルメットだ。サングラスはしていない。新型なのかな。スキンスーツにTTヘルメットは逃げるには必要なアイテムの一つだ。

 

アルベルト・ベッティオルは2023 サントス・ツアーダウンアンダーのプロローグで優勝して以来の勝利だ。

 

2019ロンド・ファン・フラーンデレンの覇者は、キャリア5回目の勝利となった。2位はUAE Team Emiratesのヤン・クリステン、3位にはスプリントを制したマルク・ヒルシ。4位にはディエゴ・ウリッシが入っている。

 

リザルト

アルベルト・ベッティオルのコメント

これは最も象徴的なレースのひとつだ。だから勝てたことをとても誇りに思う。自分の国だからなおさらだ。本当にうれしい勝利だ。

こんなに早くスタートしたのは、気分が良かったから。ティレーノ〜アドリアティコの後、ミラノ〜サンレモの前に自分の脚を試したかった。だから優勝できるとは思っていなかった。とてもタフだったけど、今日こんなにハードにゴールするつもりはなかったんだ。

 

2位のヤン・クリステンのコメント

最後の2つの上りでハードなレースをしようとした。僕、マルク、ディエゴの3人が最後に残ったが、BORA – hansgroheには5人の選手がいたので、彼らを少し追いかけた。

最後はアタックして差を縮めようとしたが、届かなかった。この1年目の経験を楽しんでいるし、他の選手たちから学んでいる。プロ初優勝に近づいているので、これからのレースが楽しみだ。

 

3位のマルク・ヒルシのコメント

2位、3位、4位を獲得したことは良い結果だが、期待していたものではない。BORA – hansgroheがアルベルト・ベッティオルとの差を縮めると思ったが、結局うまくいかなかった。だから遅すぎたんだ。でも今日はベッティオルが一番強かった。

UAE Team Emiratesは第2集団に3人残っていたが、追走にはほとんど協力しなかった。もっと頑張るべきだったのでは?

後知恵で語るのは簡単だ。BORA – hansgroheは5人だった。彼らも助けを求めなかった。チームリーダーの車もいなかったし、コミュニケーションは難しかった。

 

Rnk Rider Team UCI Time
1
 BETTIOL Alberto
EF Education – EasyPost 200 3:54:13
2
 CHRISTEN Jan
UAE Team Emirates 150 0:07
3
 HIRSCHI Marc
UAE Team Emirates 125 0:09
4
 ULISSI Diego
UAE Team Emirates 100 ,,
5
 VERMAERKE Kevin
Team dsm-firmenich PostNL 85 ,,
6
 BRAMBILLA Gianluca
Q36.5 Pro Cycling Team 70 ,,
7
 HERZOG Emil
BORA – hansgrohe 60 ,,
8
 MARCELLUSI Martin
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 50 ,,
9
 SCHULTZ Nick
Israel – Premier Tech 40 ,,
10
 WANDAHL Frederik
BORA – hansgrohe 35 ,,
11
 LUTSENKO Alexey
Astana Qazaqstan Team 30 ,,
12
 DE TIER Floris
Bingoal WB 25 ,,
13
 RUBIO Einer
Movistar Team 20 ,,
14
 LIPOWITZ Florian
BORA – hansgrohe 15 ,,
15
 JUNGELS Bob
BORA – hansgrohe 10 0:23
16
 KRISTOFF Alexander
Uno-X Mobility 5 0:59
17
 DÉMARE Arnaud
Arkéa – B&B Hotels 5 ,,
18
 STEWART Jake
Israel – Premier Tech 5 ,,
19
 BOL Cees
Astana Qazaqstan Team 5 ,,
20
 COQUARD Bryan
Cofidis 5 ,,
21
 PARISINI Nicolò
Q36.5 Pro Cycling Team 5 ,,
22
 FROIDEVAUX Robin
Tudor Pro Cycling Team 5 ,,
23
 CÔTÉ Pier-André
Israel – Premier Tech 5 ,,
24
 SERRANO Gonzalo
Movistar Team 5 ,,
25
 SBARAGLI Kristian
Team Corratec – Vini Fantini 5 ,,
26
 CANAL Carlos
Movistar Team 5 ,,
27
 BAIS Davide
Team Polti Kometa 5 ,,
28
 VILLA Giacomo
Bingoal WB 5 ,,
29
 MEENS Johan
Bingoal WB 5 ,,
30
 TEUGELS Lennert
Bingoal WB 5 1:01

 

 

 

 

 

 

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