第7ステージはフアン・アユソーが独走勝利。元々タデイ・ポガチャルの代役としてチームに呼ばれたので準不足で総合を狙える状態ではなかった。
だけど、出るかと言われれば出ない訳にはいかない。ジロのように準備レースからベストな状態でブエルタに臨んだ訳ではなかったのだ。それでも勝利するのだから凄い。後半にかけて調子は上がっていくのでは。
第8ステージ モンゾン・テンプラリオ~サラゴサ 163.5 km

コースプロフィール photo lavuelta
第8ステージは、ようやくスプリンターのステージに。スプリントポイントが一か所だけなので、逃げはスプリントポイントまでに捕まるかも。
- スプリントポイント ペニャフロー
スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様
ポイント賞のマッズ・ピーダスンは人気者。昨日の逃げ切りでの20ポイント獲得は非常に大きかった。スプリンターステージが少ないのだ。
第7ステージで独走勝利したフアン・アユソーは表彰されている。なんだろうか。
スタート時点の4賞ジャージは
- 総合 トースタイン・トレーエン Bahrain Victorious
- ポイント賞 マッズ・ピーダスン Lidl – Trek
- 山岳賞 ジェイ・ヴァイン UAE Team Emirates – XRG
- 新人賞 ジュリオ・ペリツァーリ Red Bull – BORA – hansgrohe Rookies
オフィシャルスタート。
3人の逃げ
3人が逃げている。全員スペイン人。
- ジョアン・ボウ Caja Rural – Seguros RGA
- セルジオ・サミティエ Cofidis
- ホセ・ルイス・ファウラ Burgos Burpellet BH
残り118.1km。タイム差3分41秒。集団はIsrael – Premier TechとAlpecin-Deceuninckが引いている。
残り72.2km。タイム差3分16秒。
スプリントポイント ペニャフロー
集団はマッズ・ピーダスンがトップ通過。
終わると雑談するマッズ・ピーダスンはいい人。
- セルジオ・サミティエ Cofidis 20ポイント・6秒
- ジョアン・ボウ Caja Rural – Seguros RGA 17ポイント・4秒
- ホセ・ルイス・ファウラ Burgos Burpellet BH 15ポイント・2秒
- マッズ・ピーダスン Lidl – Trek 13ポイント
- イーサン・バーノン Israel – Premier Tech 10ポイント
残り25.2kmで31秒差。
残り1周
残り1周。Burgos Burpellet BHのホセ・ルイス・ファウラが遅れた。
逃げていたBurgos Burpellet BHのホセ・ルイス・ファウラが集団に捕まる。
2人がペースを緩める。
2人が捕まりスプリントに。
UAE Team Emirates – XRGのフアン・アユソーとジェイ・ヴァインは集団後方。
Israel – Premier Techのジョージ・ベネットが今週初めの2回の落車で膝を痛めてリタイヤ。
残り8.4km。Team Visma | Lease a Bikeは危険回避のために先頭に出ている。
残り4.3km。Team Picnic PostNLが先頭。
残り2.8km。Intermarché – Wantyが先頭に。
残り1.8km。Lottoが先頭に。
まだ、Lottoが先頭。
Alpecin-Deceuninckが上がってきた。
Alpecin-Deceuninckのエドワード・プランカールトがスパート。
ジャスパー・フィリップセンは、どこだ。
Cofidisのブライアン・コカールがくる。
まだ、エドワード・プランカールトがトップ。
ブライアン・コカールの右からLottoのエリア・ヴィヴィアーニがスプリント開始。
エリア・ヴィヴィアーニの後ろから、ジャスパー・フィリップセンが上がってきた。
左からIntermarché – Wantyのアンネ・マリット、Israel – Premier Techのイーサン・バーノン、Lidl – Trekのマッズ・ピーダスン、Q36.5 Pro Cycling Teamのファビオ・クリステン、Lottoのエリア・ヴィヴィアーニ、Alpecin-Deceuninckのジャスパー・フィリップセン。
ハンドルを投げた~!
あ~、勝ったのはジャスパー・フィリップセンだ~!
確かに速い。これでブエルタで5勝目。ツールで10勝。
ジャスパー・デブイストのリードアウトを受けた、エリア・ヴィヴィアーニが2位。久々の勝利とはならなかった~。ただ、かなり真ん中から端まで寄っていた。
ジャスパー・フィリップセンが第1ステージに続いてスプリンターステージを制した。
リザルト
優勝したAlpecin-Deceuninckのジャスパー・フィリップセン
勝ったんだから文句は言えない。 残念ながら、リードアウトライダーのホイールを失ってしまった。ジョナス・リカールトとエドワード・プランカールトはまた素晴らしい仕事をしてくれた。
慌ただしい状況だったので、彼らのホイールに付いていないことをはっきりと伝えようとしたが、最後の1キロメートルでは意思疎通が難しい。
だから、自分のやり方を見つけなければならなかったんだ。つまり、風の影響を少し受けやすくなった。足がコンクリートのように硬くなっていたので、かなり遅れてコースに出た。幸いにもうまくいったし、チームメイトの努力は無駄にならなかった。
グランツールで15回目のステージ優勝ですね。
もう15回目? グランツールでのステージ優勝はどれも特別なものだ。決して簡単なことではないし、山岳ステージでは多くの苦しみを味わうことになる。
残念ながら、今回のブエルタでは厳しい戦いになるでしょうが、2回のステージ優勝を成し遂げたことで、少しは楽になるかもしれない。
2位 Lottoのエリア・ヴィヴィアーニ
これは痛かった。目の前にゴールが見え、ゴールがどんどん近づいているのを感じた。でも、フィリプセンのような選手とスプリントしている時は、ゴールラインを越えるまで決して終わらない。
本当にチャンスを逃してしまった。チームの努力があったからこそ、なおさら辛い。本当に素晴らしい。彼らは私を完璧な位置に導いてくれた。
スプリントをどこからスタートすればいいのか、左か右にスペースがあるのか、少し戸惑った。でも、こういうスプリントを振り返ってみると、100通りのアプローチができたはずだし、おそらく勝てただろう。
でも、あのような位置にいる時は、自分の直感に従うしかない。行くなら行く。フィリプセンがバリアから叫んでいるのが聞こえたので、彼に近づきたくなかったんだ。
そういうやり方ではレースに勝てない。前向きにならないといけない。チームの成果を見極めないといけない。これ以上望むものはなかった。
この8日間、ここにいられるだけでとても幸せだった。同時に、苦戦もしていた。でも、大きな目標にここまで近づくと、36歳になってもまだ本格的なアスリートだということが分かる。
世界最高のスプリンターに負けてしまった。あの場にいられて本当に良かった。完走できなかったのは残念だけど、それがサイクリングなんだ。
3位 Israel – Premier Techのイーサン・バーノン
4位 Intermarché – Wantyのアンネ・マリット
第8ステージ リザルト
総合
ポイント賞
山岳賞
新人賞
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