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2024 ツアー・オブ・スロベニア第5ステージ あ~留目 夕陽

海外情報
Photo credit: Trodel on Visualhunt.com
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第4ステージのクイーンステージでは、Bahrain Victoriousのペッリョ・ビルバオが勝利。

ステージ優勝に焦点をあてており、親友だったジーノ・マーダーのために勝利を上げたかった。

このため、総合はBORA-hansgroheのジョバンニ・アレオッティが12秒リードして最終ステージを迎える。

 

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第5ステージ シェンチェルネジ ~ノボ・メスト 156.9km 

コースプロフィール photo tourofslovenia

 

最終ステージも純粋なスプリンターには優しくない。第1ステージで勝利したTeam Jayco AlUlaのディラン・フルーネウェーヘン、Uno-X Mobilityのアレクサンダー・クリストフなど残れるだろうか。

逆に、ふるい落としたいチームは、最後の3級山岳トルシュカ ゴーラでペースアップするのは間違いない。

 

  1. スプリントポイント Trebnje
  2. スプリントポイント Prime Sprint Mokronog
  3. スプリントポイント Sevnica
  4. スプリントポイント Krško
  5. 3級山岳 Veliki Ban (4.8 km・5.6%)
  6. 3級山岳 トルシュカ ゴーラ(1.5 km・10%)

 

15人の逃げ

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

15人が逃げている。なんと、Uno-X Mobilityのアレクサンダー・クリストフが逃げにチャレンジ。

 

残り58.3kmで2分50秒差に。

 

スプリントポイント Krško

ここはアレクサンダー・クリストフがトップ通過。

 

2番手はVF Group – Bardiani CSF – Faizanèのマーティン・マーセルージ。

  1. アレクサンダー・クリストフ Uno-X Mobility 5ポイント
  2. マーティン・マーセルージ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 3ポイント
  3. ロビン・フロワデヴォー Tudor Pro Cycling Team 1ポイント

 

EF Education-EasyPostの留目 夕陽が逃げに入っている。

 

最後尾のBORA-hansgroheのアレクサンダー・ハジェクは抑えだ。残り50kmで2分57秒差

 

3級山岳 Veliki Ban (4.8 km・5.6%)

先頭は登りに。

 

メイン集団はBORA-hansgroheが先頭で追い始める。

 

EF Education-EasyPostのベン・ヒーリーがアタック。

 

ベン・ヒーリーは抜け出せるか。

 

ここは引き離したい。

 

さあ、またヨナタン・ナルバエスが来たぞ。二人のランデブーは何度目だ?

 

後ろからは、ジョバンニ・アレオッティがきている。

 

後ろからきているのは、Team Polti Kometaのポール・ダブルか。

 

追いついた。後続とは少し離れている。

 

やはり、ポール・ダブルだ。

  1. ベン・ヒーリー EF Education-EasyPost
  2. ポール・ダブル Team Polti Kometa
  3. ヨナタン・ナルバエス  INEOS Grenadiers

 

ジョバンニ・アレオッティにはアシストがいない。

 

アレッサンドロ・デマルキが先頭からアタック。

 

追走はBORA-hansgroheのアレクサンダー・ハジェク。

 

アレッサンドロ・デマルキがトップ通過。

 

そのまま単独で下りを走る。

 

追走からヨナタン・ナルバエスが切れた。

 

ヨナタン・ナルバエスは、集団からも切れた。

 

先頭から留目 夕陽が降りてきて、ベン・ヒーリーを引く。

 

あ~、留目 夕陽がカーブで落車!

 

派手に落車したけれど、ケガは大丈夫だろうか。今回のスロベニアでは最大の見せ場だったのに、本当に残念。

 

追走のベン・ヒーリーに一人追いついてきたぞ。

 

Bahrain Victoriousの誰だ。

 

おーっ、なんとペッリョ・ビルバオだ。

 

ジョバンニ・アレオッティは追わないといけない。

 

ベン・ヒーリーらは、先頭から切れたメンバーに追い付く。前からニキアス・アルントがペッリョ・ビルバオのために降りてきた。

 

先頭から、アレクサンダー・ハジェクが降りてきて、メイン集団を引く。

 

先頭は逃げていたアレッサンドロ・デマルキも戻って9人に。

 

Bahrain Victoriousは、ペッリョ・ビルバオの逆転総合優勝を狙うか。

 

残り25.8kmで先頭まで55秒。このままメイン集団から逃げ切れば総合逆転となる。

 

追走にいるポール・ダブルも、逃げ切れば総合7位からジャンプアップだ。

 

先頭で最もタイムが良いのは、VF Group – Bardiani CSF – Faizanèのマーティン・マーセルージで2分56秒遅れ。

 

追走からBahrain Victoriousのニキアス・アルントが切れた。メイン集団が見えてくる。

 

ベン・ヒーリーが引いて、先頭まで32秒に。後ろが離れていくぞ。

 

追走から、ペッリョ・ビルバオとポール・ダブルが降りた。これは、次の登りで勝負するつもりかも。

 

ベン・ヒーリーは、先頭から切れた二人を後ろにつけたまま単独で引き続ける。

 

残り1周

先頭は残り1周に。

 

残り14.6km。アレクサンダー・クリストフはしっかりと先頭にいる。

 

ベン・ヒーリーがようやく先頭に追い付きそう。

 

残り13.1kmでベン・ヒーリーが先頭に追い付く。

 

残り11.8km。ベン・ヒーリーが先頭を引き出す。

 

ベン・ヒーリーの後ろは、UAE Team Emiratesのヴェガールステイク・ラエンゲン。

 

3級山岳 トルシュカ ゴーラ(1.5 km・10%)

先頭はベン・ヒーリーの引きで崩壊。

 

ベン・ヒーリーの後ろは、マーティン・マーセルージ。

 

二人になった。アレッサンドロ・デマルキがギリギリで見えている。

 

頂上まで200m。

 

ベン・ヒーリー固定で走る。

 

ヨナタン・ナルバエス先頭で集団が上がってくる。

 

ベン・ヒーリーとマーティン・マーセルージが山岳ポイントを通過。

 

Bahrain Victoriousのマテイ・モホリッチと、Team Jayco AlUlaのフィリッポ・ザナは切れた。

 

ベン・ヒーリーが全開で下りを走る。

 

なんと、 INEOS Grenadiersのヨナタン・ナルバエスがすぐに追いついた。

 

残り5.6km。後ろからきている。

 

あ~、ジョバンニ・アレオッティとペッリョ・ビルバオもきた。

 

あ~、これは小集団のスプリントだ。

 

なんと、切れていたマテイ・モホリッチが下りで追いついた。先頭は6人。

 

残り4km。ベン・ヒーリーの引きが続く。

 

残り3.5km。ベン・ヒーリーがアタック!

 

ベン・ヒーリーは逃げるしか勝つ道はない。

 

しかし、ベン・ヒーリーは捕まる。

 

少し牽制のなったところで、再度アタック。

 

これには、誰も反応できない。

 

後方は、二人いるマテイ・モホリッチが引くしかない。

 

残り2.3km。マテイ・モホリッチでも追いつかない。少し下っているので逃げやすい。

 

残り1.6km。後ろが見えなくなる。

 

残り1.2km。ベン・ヒーリーは後続を追いつかせない。

 

残り500mを切った。

 

2番手は、VF Group – Bardiani CSF – Faizanèのマーティン・マーセルージ。ヨナタン・ナルバエスが続いている。だが、集団も追いついた。

 

ベン・ヒーリーがゴールエリアに。

 

集団はアレクサンダー・クリストフがルカ・メズゲッツと先頭を競う。

 

ベン・ヒーリーが見事なショーを展開。

 

残り46kmからアタックして、結局最後まで全開走。最後は追いつかれても、アタックをかけ続けて逃げてしまうなんて。

 

 

ベン・ヒーリーは、これが今シーズンの初勝利。キャリア8勝目となった。まさに、全員を引きちぎるような走りだった。

 

ベン・ヒーリーは、総合でも9位から7位に上がっている。ツール・ド・フランスに向けて調子は上がっている。是非、ステージ優勝を。

 

2位は逃げに入っていたUno-X Mobilityのアレクサンダー・クリストフが入った。これもスプリンターとしては驚異的。大ベテランはツール・ド・フランスに向かってコンデションは上々だ。

 

ジョバンニ・アレオッティは、ステージ16位で総合トップを守り切った。

 

リザルト

ベン・ヒーリーのコメント

昨日のGCでタイムを失った後、今日はリベンジを果たした。どうすれば勝てるか、どうすれば勝ちたいかは分かっているし、最初の登りでフルガスをかけて、意表を突くつもりだった。

最後の登りで追いつかれたけど、GCの選手たちはおバカなプレーをしていて、僕はなんとか差を広げてゴールした。

いい脚でここに来たし、勝てると思っていた。いい場所で、いい観客に囲まれて、こうして最終日を終えることができた。スロベニアはバイクレースをするには最高の場所だ。

 

第5ステージ リザルト

何故、ベン・ヒーリーは髪をバッサリと切ったのだろうか。単に暑かったからか?

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 HEALY Ben
EF Education – EasyPost 20
10″
3:24:06
2
 KRISTOFF Alexander 
Uno-X Mobility 15
9″
0:06
3
 AULAR Orluis
Caja Rural – Seguros RGA 10
4″
,,
4
 MEZGEC Luka
Team Jayco AlUla 5   ,,
5
 MOHORIČ Matej
Bahrain – Victorious 3   ,,
6
 ZAMBANINI Edoardo
Bahrain – Victorious     ,,
7
 CONTI Valerio
Team Corratec – Vini Fantini     ,,
8
 JOHANNESSEN Tobias Halland
Uno-X Mobility     ,,
9
 RYAN Archie
EF Education – EasyPost     ,,
10
 BARCELÓ Fernando
Caja Rural – Seguros RGA     ,,
11
 ALEOTTI Giovanni
BORA – hansgrohe  
1″
,,
12
 BILBAO Pello
Bahrain – Victorious  
3″
,,
13
 DOUBLE Paul
Team Polti Kometa     ,,
14
 CASTRILLO Pablo
Equipo Kern Pharma     ,,
15
 DE TIER Floris
Bingoal WB     ,,
16
 POZZOVIVO Domenico
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè     ,,
17
 ROLLAND Brieuc
Groupama – FDJ     ,,
18
 PELLIZZARI Giulio
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè     ,,
19
 LAENGEN Vegard Stake
UAE Team Emirates  
2″
,,
20
 ZANA Filippo
Team Jayco AlUla     ,,
21
 SILVA Guillermo Thomas
Caja Rural – Seguros RGA     ,,
22
 NOVAK Domen
UAE Team Emirates     ,,
23
 DVERSNES Fredrik
Uno-X Mobility     0:15
24
 MARCELLUSI Martin 
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè  
5″
0:17
25
 NARVÁEZ Jhonatan
INEOS Grenadiers     ,,
26
 PEÑA Jesús David
Team Jayco AlUla     0:26
27
 BERASATEGI Xabier
Euskaltel – Euskadi     0:59
28
 FROIDEVAUX Robin
Tudor Pro Cycling Team  
1″
,,
29
 MEENS Johan
Bingoal WB     ,,
30
 DAVY Clément 
Groupama – FDJ     ,,

総合

ジョバンニ・アレオッティのコメント

スタートから本当に慌ただしいレースだった。チームメイトがいなかったら、レースは違ったものになっていたかもしれない。彼らの献身と協力に本当に感謝している。

残り40~50キロで強力な集団が迫ってきたけど、僕たちはレースをコントロールすることができた。その瞬間はパニックではなかったが、少し心配だった。チームとしては非常に堅実な走りができたと思う。最後はビルバオに集中すればいいと思っていたし、それで十分だった。

この結果は本当に素晴らしい。これは間違いなく、僕のキャリアの中でこれまでで最大の成果だ。チーム、コーチ、そして僕を助けてくれたすべての人たちに感謝しなければならない。特にチームのみんなは、僕がつらいときでもいつもそばにいて支えてくれた。

 

総合2位 Bahrain Victoriousのペッリョ・ビルバオ

 

3位 VF Group – Bardiani CSF – Faizanèのジュリオ・ペリツァーリ

20歳だけど、2024ジロ・デ・イタリア山岳賞2位もあり、プロ初勝利は近い。

 

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 ALEOTTI Giovanni
BORA – hansgrohe 200
15″
20:10:36
2
 BILBAO Pello
Bahrain – Victorious 150
13″
0:10
3
 PELLIZZARI Giulio
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 125   0:26
4
 POZZOVIVO Domenico
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 100   ,,
5
 CASTRILLO Pablo
Equipo Kern Pharma 85   0:43
6
 DOUBLE Paul
Team Polti Kometa 70
6″
,,
7
 HEALY Ben
EF Education – EasyPost 60
12″
0:44
8
 ZANA Filippo
Team Jayco AlUla 50   0:46
9
 CRAS Steff
TotalEnergies 40   1:28
10
 JOHANNESSEN Tobias Halland
Uno-X Mobility 35   1:44
11
 NOVAK Domen
UAE Team Emirates 30
2″
1:52
12
 ZAMBANINI Edoardo
Bahrain – Victorious 25   ,,
13
 PEÑA Jesús David
Team Jayco AlUla 20   2:34
14
 JEGAT Jordan
TotalEnergies 15
4″
2:44
15
 BIZKARRA Mikel
Euskaltel – Euskadi 10   2:57
16
 COVILI Luca
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 5   3:02
17
 MARCELLUSI Martin
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 5
13″
3:03
18
 DE TIER Floris
Bingoal WB 5   3:07
19
 ROLLAND Brieuc
Groupama – FDJ 5   4:41
20
 NARVÁEZ Jhonatan
INEOS Grenadiers 5
9″
4:44
21
 DVERSNES Fredrik
Uno-X Mobility 5
3″
5:15
22
 BERASATEGI Xabier
Euskaltel – Euskadi 5   6:34
23
 AULAR Orluis
Caja Rural – Seguros RGA 5
4″
7:15
24
 NICOLAU Joel
Caja Rural – Seguros RGA 5   8:12
25
 MARTÍN Alex
Team Polti Kometa 5   9:31
26
 MARTÍN Gotzon
Euskaltel – Euskadi 5   9:52
27
 BARCELÓ Fernando
Caja Rural – Seguros RGA 5   9:59
28
 DE LA PARTE Víctor
Euskaltel – Euskadi 5   10:05
29
 CHRISTEN Fabio
Q36.5 Pro Cycling Team 5   11:00
30
 RYAN Archie
EF Education – EasyPost 5   12:05

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 ALEOTTI Giovanni
BORA – hansgrohe 47
2 11 ▲9
 KRISTOFF Alexander
Uno-X Mobility 45
3 4 ▲1
 BILBAO Pello
Bahrain – Victorious 44
4 2 ▼2
 BAUHAUS Phil
Bahrain – Victorious 44
5 3 ▼2
 NARVÁEZ Jhonatan
INEOS Grenadiers 37
6 25 ▲19
 HEALY Ben
EF Education – EasyPost 35
7 15 ▲8
 MEZGEC Luka
Team Jayco AlUla 31
8 5 ▼3
 DAINESE Alberto
Tudor Pro Cycling Team 30
9 7 ▼2
 DOUBLE Paul
Team Polti Kometa 29
10 6 ▼4
 PELLIZZARI Giulio
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 26

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 BALDACCINI Davide
Team Corratec – Vini Fantini 14
2 2
 BILBAO Pello
Bahrain – Victorious 10
3 3
 DOUBLE Paul
Team Polti Kometa 10
4 4
 ALEOTTI Giovanni
BORA – hansgrohe 6
5 5
 POZZOVIVO Domenico
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 5
6 12 ▲6
 HEALY Ben
EF Education – EasyPost 5
7 6 ▼1
 KALOJÍROS Tomáš
Pierre Baguette Cycling 5
8 15 ▲7
 MARCELLUSI Martin
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 5
9 7 ▼2
 ŠTAJNAR Mihael
Ljubljana Gusto Santic 4
10 8 ▼2
 PELLIZZARI Giulio
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 4

新人賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1
 PELLIZZARI Giulio
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 20:11:02
2 2
 ROLLAND Brieuc
Groupama – FDJ 4:15
3 3
 CHRISTEN Fabio
Q36.5 Pro Cycling Team 10:34
4 4
 HAJEK Alexander
BORA – hansgrohe 14:14
5 5
 VYSOČAN Daniel
Pierre Baguette Cycling 16:45
6 6
 DECOMBLE Maxime
Groupama – FDJ 19:15
7 9 ▲2
 AUGUST Andrew
INEOS Grenadiers 20:26
8 7 ▼1
 MORGADO António
UAE Team Emirates 22:16
9 8 ▼1
 MAROLT Jaka
Sava Kranj Cycling 22:30
10 10
 HERZOG Emil
BORA – hansgrohe 29:11

 

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