2023 ブエルタ・ア・アンダルシア第4ステージ　最後の激坂を制したのは～?

ここまで第1ステージから第3ステージまで、UAE Team Emiratesがステージ優勝を独占。

まあ、タデイ・ポガチャルに、Lotto Soudalのエースだったティム・ウェレンスがいればねえ～。

しかも、ジョージ・ベネット、ラファウ・マイカ、アレッサンドロ・コーヴィがアシストに回るのだから強いはずだ。

このステージでも、再びタデイ・ポガチャルの爆走が見られるのか。それとも、最後の登りゴールで決着となるか?

 

第4ステージ　オーバーア～イスナハル　164.8km

 

スタート直後は下るが、すぐに3級山岳プエルト デ アルガミタスに登る。逃げはここで形成されるはず。その後は、下り基調だけど、後半には連続した山岳ポイントがある。

さらに、大変なのはゴールレイアウト。またも最後は700mで平均勾配12%という激坂が待っている。ここを最速で駆け上がるのは誰になるだろうか。

 

1. 3級山岳　プエルト デ アルガミタス　 5.8km・3.1%
2. スプリントポイント　Lucena
3. 3級山岳　セロ デ サン クリストバル　2.8km・6.6%
4. スプリントポイント　Ruto   5.2km・3.9%
   
5. 2級山岳　アルト デ エル ハラミロ  4.8km・7.3%
   
6. 3級山岳　フエンテス デ セスナ　4.3 km・4.7%

 

スタート

今日のタデイ・ポガチャルの走りはどうなるのか。もし、勝てばUAE Team Emiratesはステージ4連勝となる。

 

3級山岳　セロ デ サン クリストバル　2.8km・6.6%

序盤に大きな逃げが出来ていたが一旦消滅。新たに6人が逃げている。

1. パヴェル・シヴァコフ　INEOS Grenadiers
2. ルーベン・ゲレイロ　Movistar Team
3. マッティオ・ソブレロ　Soudal – Quick Step
4. ジェフェルソン・セペダエルナンデス　Caja Rural – Seguros RGA
5. パスカル・エーンクホーン　Lotto-Dstny
6. エドヴァルド・ボアッソンハーゲン　TotalEnergies

 

集団はBahrain Victoriousのダミアーノ・カルーゾが引いている。後ろはUAE Team Emirates。

 

残り42.8kmでタイム差は2分31秒。

 

先頭にいるパスカル・エーンクホーンは補給を。

 

スプリントポイント　Lucena

スプリントポイントは上空からで映像がなかった。

 

パスカル・エーンクホーンは、マシントラブルなのか調整して貰っている。

 

ベテランのエドヴァルド・ボアッソンハーゲンが逃げに乗るのは久しぶりでは。キャリア81勝だが、この3年勝利がない。

 

2級山岳　アルト デ エル ハラミロ  4.8km・7.3%

パヴェル・シヴァコフのアタックで、先頭はバラバラに。

 

パヴェル・シヴァコフは、2分52秒遅れ。タイム差は48秒しかないのでゴールまで持たせるのは難しい。

 

逃げていたパスカル・エーンクホーンも集団に捕まった。

 

まだ後ろには、Caja Rural – Seguros RGAのジェフェルソン・セペダエルナンデスが見えている。

 

集団はUAE Team Emiratesが引いている。

 

後ろからジェフェルソン・セペダエルナンデスが追いついてきた。

 

逃げていたエドヴァルド・ボアッソンハーゲンも吸収される。

 

一度は、追いついていたジェフェルソン・セペダエルナンデスが再び切れる。

 

パヴェル・シヴァコフが単独で2級山岳を越えた。

 

集団も2級山岳を越える。最後尾はEOLO-Kometaのロレンツォ・フォルトゥナートだ。

1.  パヴェル・シヴァコフ　INEOS Grenadiers　6ポイント
2. ジェフェルソン・セペダエルナンデス　Caja Rural – Seguros RGA　4ポイント
3. ルーベン・ゲレイロ　Movistar Team　2ポイント

 

下りでジェフェルソン・セペダエルナンデスがパヴェル・シヴァコフに追いついた。

 

残り22.7kmでタイム差は42秒。果たして逃げ切れるのか。

 

タデイ・ポガチャルは、ティム・ウェレンスとジョージ・ベネットに引かれている。

 

残り21.5kmで31秒差に。

 

パヴェル・シヴァコフがジェフェルソン・セペダエルナンデスを引き離した。

 

タイム差20秒となった。

 

逃げていたルーベン・ゲレイロに集団が迫る。

 

ルーベン・ゲレイロも集団に吸収だ。

 

パヴェル・シヴァコフが等級のない登りを走っている。タイム差は34秒と広がった。

 

追走は18人に絞られる。

 

残り18.2kmで45秒差。

 

逃げていたジェフェルソン・セペダエルナンデスも捕まる。

 

残り15.4kmで30秒差。

 

3級山岳　フエンテス デ セスナ　4.3 km・4.7%

タイム差10秒となって、サポートカーやモトバイクが抜いていく。

 

UAE Team Emiratesは、パヴェル・シヴァコフを捕まえてしまうのか。

 

INEOS Grenadiersは、カルロス・ロドリゲス、ダニエル・マルティネス、テイオ・ゲイガンハートが残っている。

 

ジャック・ヘイグのアタックにタデイ・ポガチャルが反応。

 

すぐに、タデイ・ポガチャルが引き離す。

 

ジャック・ヘイグが追いついて、一旦休戦。

 

だが、再びジャック・ヘイグがアタック。

 

タデイ・ポガチャルは、皆の反応を見ている。

 

ジャック・ヘイグが、このまま行くのか。

 

いや、相当後ろからタデイ・ポガチャルがアタックだ。

 

すぐにエンリク・マスが反応。

 

二人で先頭交代をする。

 

二人はパヴェル・シヴァコフをあっと言う間に捕まえた。

 

パヴェル・シヴァコフが追うが。

 

だめだ、パヴェル・シヴァコフは諦めた。スピードが違う。

 

これはツール・ド・フランスの戦いか?

 

タイム差が少ないので、これは追いつかれるのでは。

 

残り6.1kmで13秒差。エンリク・マスは、落車により昨年は下りが遅かった。克服できている。

 

おっと、マテイ・モホリッチが追いついてきた。さすが下りのスペシャリストだ。

 

カルロス・ロドリゲスは、カーブで落車しそうになり遅れた。

 

残り2kmのゲートだ。

 

後ろから、ミケル・ランダとアンドレス・クローンが追う。

 

さらに、ロレンツォ・ロタもきた。

 

5人でゴールに向かう。

 

登りで、エンリク・マスがアタック!

 

すぐに二人の戦いとなる。

 

エンリク・マスが足を緩める。

 

タデイ・ポガチャルを引き離すことが出来ない。

 

二人は少し牽制。

 

再び、エンリク・マスがスパート。

 

だが、タデイ・ポガチャルが抜き返す。

 

ゴール前でタデイ・ポガチャルが前だ。

 

タデイ・ポガチャルがエンリク・マスを引き離した。

 

タデイ・ポガチャルは、笑顔でゴール。これだけの爆走をして最後に笑顔が出るとは凄すぎる。ゴールのポーズは、いつもの観客をあおって、どうだいと言わんばかりだ。

まだまだ限界まで達していないのは間違いない。これで自らステージ3勝目。UAE Team Emiratesが4連勝だ。

 

リザルト

タデイ・ポガチャルのコメント(チーム公式サイトより)

今日は本当に大変な一日だった。序盤でラファウ・マイカが激しく転倒し、集団は分裂してしまった。誰もがスタートから僕らを攻撃しようとしたので、コントロールするのが大変だった。

選手たちは素晴らしい仕事をした。一旦ブレイクが形成されると、まだ危険な状態だったので、それをコントロールしようとした。僕たちは本当によく頑張ったし、みんなはそれに値するから、優勝できて本当にうれしい。

チームは完璧だけど、みんなが僕らを攻撃してくるから疲れるんだ。スタートからずっと、僕らの弱点を狙ってきたんだ。今日のようになるなら、最初から準備して、集中力を切らさないようにしないとね。

第4ステージリザルト

総合

ポイント賞

山岳賞