2024 ツール・ド・スイス第8ステージ 最終の個人タイムトライヤルで総合優勝は誰の手に?

2024年のツール・ド・スイスは、最終ステージの個人タイムトライヤルで総合優勝と表彰台の行方が決まる。

総合トップはUAE Team Emiratesのアダム・イェーツだが、総合2位のジョアン・アルメイダとは、31秒差。アダム・イェーツは1分ほど負けると言っているけど～。

総合3位のエガン・ベルナルと4位のマティアス・スケルモースイェンセンとのタイム差は59秒だ。これも微妙な差だけど、表彰台の順位はどうなるだろうか。

 

第8ステージ  エーグル～ヴィラール・シュル・オロン　15.7km

 

スタートは国際自転車競技連盟UCIの本部があるエーグルから。その後、ローヌ渓谷からオロンからの幹線道路に沿って、平坦な5kmを経由して、最後の登りのふもとまで進む。

10kmで7%勾配とかなり厳しい。標高1,247mまで上がっていく。

 

1. 第1計測　5.2km
2. 第2計測　12.5km

 

シモーネ・ヴィラスコ　Astana Qazaqstan Team

Astana Qazaqstan Teamのシモーネ・ヴィラスコが36分22秒でAlpecin-Deceuninckのオスカル・リースベークを46秒抜いて暫定トップに。

 

シモーネ・ヴィラスコはイタリアロード王者。

 

どこまでホットシートに座っていれるか。ヘルメットはイタリア国旗のデザインだ。

 

フェリックス・エンゲルハルト　Team Jayco AlUla

トップタイム更新。フェリックス・エンゲルハルトが36分1秒でシモーネ・ヴィラスコの記録を抜く。

 

暫定トップタイム更新だが、長く座っていられるだろうか。

 

セーアン・クラーウアナスン　Alpecin-Deceuninck

セーアン・クラーウアナスンは第2計測を27分25秒で暫定3位通過。

 

ゴールタイムは、36分26秒で暫定3位に。

 

ステューブン・ウィリアムズ　Israel – Premier Tech

ステューブン・ウィリアムズが35分57秒でフェリックス・エンゲルハルトを抜いてトップに。

 

このタイムでどこまでトップでいられるか。

 

ダミアーノ・カルーゾ　Bahrain Victorious

ダミアーノ・カルーゾは、第2計測で26分36秒と大幅にトップタイムを更新。

 

ダミアーノ・カルーゾは、35分16秒とステューブン・ウィリアムズのタイムを41秒も上回った。これは最後のほうまで抜かれないのか。

 

アレクセイ・ルツェンコ　Astana Qazaqstan Team

アレクセイ・ルツェンコは、36分00で暫定3位に。

 

シュテファン・キュング　Groupama – FDJ

シュテファン・キュングの乗っているバイクは400万円。

 

第1計測は5分52秒で暫定3位。

 

ゴールは38分36秒。まあ、シュテファン・キュングは平地のTTスペシャリストだ。これは仕方ない。

 

ガルシア・ピエルナ・ラウル　Arkéa – B&B Hotels

ガルシア・ピエルナ・ラウルが、35分40秒で暫定2位に。

 

レニー・マルティネス　Groupama – FDJ

レニー・マルティネスが大幅にタイム更新。

 

ダミアーノ・カルーゾの記録を57秒も更新。34分19秒で暫定トップに。

 

ベン・トゥレット　Team Visma | Lease a Bike

Team Visma | Lease a Bikeのベン・トゥレットが26分34秒で暫定2位通過。

 

ベン・トゥレットは、35分28秒で暫定6位。

 

ダビ・デラクルス　Q36.5 Pro Cycling Team

ダビ・デラクルスが第2計測で26分00秒でレニー・マルティネスを抜いて暫定トップに。

 

ダビ・デラクルスは、34分49秒でレニー・マルティネスに及ばない。暫定2位。

 

ペライヨ・サンチェス　Movistar Team

ペライヨ・サンチェスは、26分14秒で暫定3位通過。

 

ペライヨ・サンチェスは、34分45秒で暫定2位。

 

オスカー・オンリー　Team dsm-firmenich PostNL

オスカー・オンリーは26分19秒で暫定4位通過。

 

オスカー・オンリーは、35分9秒で暫定5位。

 

トム・ピドコック　 INEOS Grenadiers

トム・ピドコックがスタート。

 

トム・ピドコックが25分44秒で第2計測の暫定トップに。

 

トム・ピドコックは、レニー・マルティネスを4秒抜いて暫定トップに立った・

 

ツール・ド・フランスに向けて調子上がっているようだ。

 

エンリク・マス　Movistar Team

エンリク・マスが第2計測で25分59秒で暫定2位。ゴールタイムは、35分10秒。

 

マシュー・リシテーロ　Israel – Premier Tech

マシュー・リシテーロがスタート。

 

マシュー・リシテーロは、第2計測を25分35秒で暫定トップ通過。

 

マシュー・リシテーロは、34分1秒で、トム・ピドコックを13秒上回る。

 

本当に強いクライマーだ。

 

マティアス・スケルモースイェンセン　Lidl – Trek

マティアス・スケルモースイェンセンがスタート。

 

マティアス・スケルモースイェンセンが第2計測で、25分26秒と9秒もマシュー・リシテーロの記録を抜いて暫定トップに。

 

マティアス・スケルモースイェンセンは、33分44秒で、マシュー・リシテーロを上回る。

 

上にあるタイムを見ながらゴールしていた。エガン・ベルナルとのタイム差が気になる。なお、マティアス・スケルモースイェンセンは調子は最高だけど、ツール・ド・フランスには出ない。

今年はブエルタが目標だ。

 

エガン・ベルナル　 INEOS Grenadiers

エガン・ベルナルがスタート。

 

第1計測6分で暫定8位通過。

 

エガン・ベルナルはバイク交換。

 

第2計測26分2秒で暫定6位通過。

 

エガン・ベルナルは、34分52秒で暫定7位。これにより、エガン・ベルナルは10秒ほど、マティアス・スケルモースイェンセンに総合でのタイムを逆転されてしまった。

エガン・ベルナルは総合4位だ。

 

ジョアン・アルメイダ　UAE Team Emirates

 

総合2位のジョアン・アルメイダがスタート。

 

第1計測は6分2秒。

 

第2計測25分29秒で暫定2位通過。

 

二人の戦いだ。

 

ジョアン・アルメイダは、マティアス・スケルモースイェンセンの記録を20秒も上回った。

 

あとは、アダム・イェーツのゴールを待つことになるが～。

 

アダム・イェーツ　UAE Team Emirates

アダム・イェーツがスタート台に。

 

アダム・イェーツがスタート。

 

第1計測では、6分9秒。

 

第2計測を25分26秒とジョアン・アルメイダを3秒上回る。

 

ゴールタイムは33分32秒でジョアン・アルメイダに8秒及ばず。

 

しかし、またもアダム・イェーツとジョアン・アルメイダがワンツーを占めるという結果となった。アダム・イェーツは、22秒差で総合トップを守った。

ジョアン・アルメイダは、逆転ならずだ。表彰台はマティアス・スケルモースイェンセンかエガン・ベルナルを10秒上回って3位獲得となった。

 

結局、この二人がスイスでは及ぶものがいないほど強かった。ベストの状態でツール・ド・フランスに向かう。

 

リザルト

ステージ優勝のジョアン・アルメイダのコメント

タイムトライアルステージでの勝利には本当に満足している。今日のスタートでは、アダムにGCで勝つのは不可能だと思っていた。

彼はかなり強いし、平坦なTTではないので、優勝と彼に次ぐ2位にはとても満足している。チームワークも完璧だったし、最高の1週間だった。

 

2位　UAE Team Emiratesのアダム・イェーツ

私のキャリアの中でも、間違いなく素晴らしい勝利のひとつだ。残り2kmの時点で、総合首位をキープできるかどうかわからなかった。

ジョアンとのタイム差を聞いて、彼がまだ加速してくると思った。僕はもう限界だったから、自分のスピードをキープしようとしたんだ。幸運にもそれで十分だった。

本当にタフなタイムトライアルだった。ずっと頭の中にあったのは、2019年のティレーノ〜アドリアティコの最終タイムトライアルで1秒差で負けたこと。

そのことが何年も頭から離れなかったから、最終タイムトライアルがあるステージレースでようやく勝てたのは素晴らしいことだ。

今シーズンの初め、UAEで転倒しましたが、復帰には2か月かかってますね。

転倒したときは、復帰にどれくらい時間がかかるかわからなかった。幸い、それほど時間はかからなかった。コース優勝はいつもいい気分だけどね。ジョアンと表彰台を分かち合うことができて、さらに特別なものになったよ。

 

3位　Lidl – Trekのマティアス・スケルモースイェンセン

とても満足している。今日の目標は、ステージ優勝と表彰台を獲得することだった。表彰台に上れたことはとても特別なこと。そのためには特別なパフォーマンスが必要で、私はそれができたと思う。

第5ステージでタイムを譲ることになったが、あきらめませんでしたね。

今週、私はうまく復活できることを証明した。悪い1日だったからといって、悪いライダーだということにはならない。精神的に強く、正しい考え方を持つことが重要だ。私の周りには良い人たちがいて、彼らは私を信じ続けてくれた。

 

4位　Israel – Premier Techのマシュー・リシテーロ

いい走りができたし、全体的にはこの1週間の出来には満足している。トップ選手たちとこうしてレースをするのが夢だったから、ここ数日は本当にクールだった。モチベーションも上がったし、残りのシーズンが楽しみだ。

 

5位　 INEOS Grenadiersのトム・ピドコック

タイムトライアルでは、プロになってから最高の結果だった。だから、この結果にはとても満足している。自分のワット数はとても高いので、これには満足している。

高地トレーニング・キャンプから帰ってきたばかりで、超軽い感じだったんだ。今週はトレーニングの成果を発揮できたと思う。5日間連続で山岳を走り、毎日調子が上がった。

エンリク・マスに追いついたから最終順位は6位だけど、毎回総合10位以内に入りたいとは思わない。

ツール・ド・フランスを前に、今週末、マウンテンバイクに出場しますね。

ツール・ド・フランスに行く前に、来週末のマウンテンバイク・ワールドカップのために、今夜クラン・モンタナに行くんだ。だから帰国はしないけど、まだスイスにいるんだ。

今年のツールでは総合の順位にこだわりますか?

今年のツールは私が決める。そうでなければ、私に何も期待してはいけない。自分のツールの使命を信じる自由を与えられなければならない。自分が何を望んでいるかはよくわかっている。それを達成するのは簡単ではないけれど、私の陣営の人たちは、私がどうすればそれを達成できるかを知っている。

 

第8ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞