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2022 世界選手権個人タイムトライヤル男子エリート ガンナにレムコはどこに。驚きの結果に~

機材情報
Photo credit: Rmonty119 on VisualHunt
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今年の世界最速の男を決定する日がやってきた。

オーストラリアのウランゴンで開催される男子エリートには、48名が出走。2021年に2位のワウト・ファンアールトは出場しない。

 

過去の優勝者

  • 2021   フィリッポ・ガンナ
  • 2020 フィリッポ・ガンナ
  • 2019 ローハン・デニス
  • 2018 ローハン・デニス
  • 2017 トム・デュムラン
  • 2016 トニー・マルティン
  • 2015 ヴァシル・キリエンカ
  • 2014 ブラットリー・ウイギンズ
  • 2013 トニー・マルティン

東京オリンピック金メダリストのプリモッシュ・ログリッチ、すでに引退したけどトム・デュムランがいないのは寂しいところか。出場予定だったジョアン・アルメイダはDNS。

Jumbo-Vismaのツール覇者ヨナス・ヴィンゲゴー、2018、2019優勝のローハン・デニスも不在だ。

 

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ウランゴン~ウランゴン 34.2km

コースプロフィールマップ photo uci

 

ウロンゴン市の中心部にあるマーケットストリートからスタート。6km後にコースで唯一の険しい丘が迫ってくる。

マウント オースリー(700m・6.7%)。この登りが各ライダーにどんな影響を与えるだろう。17.1kmのコースで23か所のカーブがあるテクニカルなコースだ。

 

  1. 第1計測 7.2km
  2. 第2計測 24.5km

 

ルーク・プラップ オーストラリア

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

地元オーストラリアTT王者のルーク・プラップ。INEOS Grenadiers所属。

 

出走の早いルーク・プラップは次々にトップタイムを更新していく。

第2計測は30分22秒。av48.4km/hで暫定トップに。

 

ルーク・プラップのゴールタイムは、41分26秒83。av49.509km/h。当面は暫定トップでホットシートに座りそうだ。

 

エドアルド・アッフィニ イタリア

エドアルド・アッフィニは、第1計測でルーク・プラップの記録を4秒更新。30分42秒。av48.404km/h。

 

しかし、第2計測から暫定2位に落ちてしまい、ゴールは41分30秒60。av49.433km/hで暫定2位。

 

ニキアス・アルント ドイツ

Team DSMのニキアス・アルントはドイツ代表。

 

41分4秒28。av49.144km/h。これは良い記録だ。暫定3位に。ニキアス・アルントは2023年からBahrain Victoriousに2年契約で移籍する。

 

ニールソン・ポーレス アメリカ

EF Education-EasyPost所属。2022ツール・ド・フランスでは、逃げの常連だった。

 

第2計測30分55秒24。av47.5km/hで暫定4位。ゴールタイムはは42分11秒38でav48.638km/h。

 

ブルーノ・アルミライル フランス

2022フランス選手権TT王者。

 

第2計測で30分7秒41。av48.8km/hと14秒も更新して暫定トップに。

 

ゴールタイムは41分12秒02。av49.8km/hで暫定トップにたった。

 

イヴ・ランパールト ベルギー

2022ツール・ド・フランス第1ステージの個人タイムトライヤルで優勝。2021ベルギー選手権ではレムコ・エヴェネプールを破っている。

 

イブ・ランパールトは第1計測9分8秒81。av47.2km/hで暫定2位通過。

 

イヴ・ランパールトはブルーノ・アルミライルの記録をすぐに更新。第2計測で暫定トップにたった。

 

イヴ・ランパールトは41分11秒62でav49.813km/h。暫定トップに。

 

シュテファン・ビッセガー スイス

EF Education-EasyPost所属のTTスペシャリスト。今年の欧州TT選手権ではフィリッポ・ガンナ、シュテファン・キュングを破って優勝している。欧州チャンピオンだ。

第1計測では9分14秒。av46.8km/h。暫定4位。登りが結構ネックとなりそうだ。

 

シュテファン・ビッセガーは第2計測で、イヴ・ランパールトの記録7秒も更新。29分59秒06。av49.0km/h。

 

シュテファン・ビッセガーは大幅にタイム更新。40分49秒59でav50.261km/h。ただ一人av50kmオーバーの暫定トップ。

イヴ・ランパールトの記録を22秒も更新しており、これは当分抜かれそうにない。

 

マッティオ・ソブレロ イタリア

Team BikeExchange – Jayco所属。2021イタリア選手権タイムトライルではエドアルド・アッフィニ、ガンナを押さえて優勝している。第1計測9分20秒。

 

ゴールタイムは、41分36秒51。av49.316 km/hで暫定6位。

 

マグナス・シェフィールド アメリカ

INEOS Grenadiers所属のマグナス・シェフィールド。ツアー・オブ・デンマーク第2ステージの個人タイムトライヤルで優勝している。

マグナス・シェフィールドは第1計測を8分54秒74のav48.472 km/hで暫定トップに。

 

さらに、マグナス・シェフィールドは第2計測でも29分37秒で暫定トップに。さすがジュニアの個人追抜の世界新記録保持者だ。

 

だが、なんと、マグナス・シェフィールドはフェンスを倒すほどの大落車。直線だと思うのだけど、どうして落車したのだろう。

 

ゴールタイムは、41分46秒99。av49.111km/h。落車さえなければ、上位入賞は確実だったのに実に惜しい。

 

トビアス・フォス ノルウェー

Jumbo-Visma所属のトビアス・フォスは、カメラをむけられるとニッコリ。

 

2年連続のノルウェーTT王者。2022ジロ第2ステージの個人タイムトライヤルでも6位となっている。

 

第1計測でマグナス・シェーフィードの記録を早くも更新。8分52秒99。av48.4km/h。しかも、20秒も更新している。

 

トビアス・フォスのゴールタイムは、40分2秒78。av51.km/hと凄い記録で暫定トップに。

欧州王者のシュテファン・ビッセガーの記録を46秒も更新とは驚きのタイムだ。

 

ここからトビアス・フォスはホットシートで、後続のスペシャリストのタイムをハラハラしながら見ないといけない。

 

レミ・カヴァニャ フランス

クレルモンフェランのTGVことレミ・カヴァニャがスタート。

 

第2計測では30分10秒35.av48.7km/hで暫定7位。

 

ゴールは41分17秒08。av49.7km/hで暫定6位に。シーズン前に骨折したことを考えると良く回復したと言える。

イーサン・ヘイター 英国

今日が25歳の誕生日のイーサン・ヘイターがスタート。

 

 

イーサン・ヘイターは、8分52秒42でトビアス・フォスの記録を0.57秒抜いて暫定トップに。

 

しかし、なんとチェーン落ち。これは痛い!

 

イーサン・ヘイターは、40分42秒73。av50.4km/hでゴール。チェーン落ちがなければ、もっとタイムはよかったはず。

ここまでの暫定2位。INEOS Grenadiersの若い二人は落車にチェーン落ちとついていない。

 

バウケ・モレマ オランダ

オランダチャンピンのバウケ・モレマ。ゴールタイムは42分20秒。オランダ選手権の時の調子の良さはどこに。

 

シュテファン・キュング スイス

さあ、TTスペシャリストのシュテファン・キュング登場だ。

 

シュテファン・キュングは第1計測でイーサン・ヘイターの記録を1秒上回る。8分50秒73。av48.8km/h。暫定トップだ。

 

シュテファン・キュングは第2計測でも、29分5秒でトビアス・フォスの記録を11秒53も上回った。これはゴールタイムも期待できる。

 

シュテファン・キュングは世界一に向かってゴールに向かう!

 

さあ、ゴール前で37秒の余裕がある。

 

あと7.4秒だ。

 

あ~っ。ゴール手前20mで緑から赤に~。この時点でトビアス・フォスに届かない!

 

なんとシュテファン・キュングは第1計測、第2計測をトップタイムで通過しながら、最後はトビアス・フォスに3秒遅れてしまった!

40分5秒73。av51.178km/h。最後に少しだけペースが落ちてしまった。これで、世界一の野望が泡と消えてしまう。悔やんでも悔やみきれないだろう。

 

タデイ・ポガチャル スロベニア

タデイ・ポガチャルはカメラをむけられると笑顔に。

 

タデイ・ポガチャルがスタート台に。

 

第1計測では9分6秒67で暫定8位。ここから追い上げるのか?

 

タデイ・ポガチャルは、第2計測29秒99。av49.3km/h。暫定5位で通過。

 

タデイ・ポガチャルはゴールに向かう。直前のグランプリ・サイクリスト・ド・モントリオールではワウト・ファンアールトをスプリントで破っている。

40分50秒91のav50.234km/hで暫定5位。タデイ・ポガチャルの目標はロードでのアルカンシェル獲得だ。

 

レムコ・エヴェネプール ベルギー

ブエルタでも圧倒的なTT能力を見せたレムコ・エヴェネプール。果たして現在のコンデションは?

 

今日のレムコはエアロバラクバを装着。これまでつけてなかったような~。

 

さあ、世界一にチャレンジのスタートだ。

 

レムコは第1計測でシュテファン・キュングに0.61秒及ばない。だが、タイムはほとんど一緒だ。

 

レムコは、ブエルタの疲れは取れているのだろうか?

 

あっと、第2計測でシュテファン・キュングから15秒も遅れた。29分21秒40の暫定3位で通過。

 

レムコは40分11秒94のav51.046km/hでゴール。トビアス・フォスに9秒及ばなかった。シュテファン・キュングについで暫定3位だ。

 

フィリッポ・ガンナ イタリア

アワーレコードの挑戦も決定したガンナ。調子は良いということだろう。

 

トップガンナことフィリッポ・ガンナのスタート。

 

ガンナの第1計測は、8分53秒11でav48.62km/h。暫定5位で通過。ただ、タイム差は2秒程度だ。

 

ガンナの調子は良いのだろうか。

 

第2計測でも5位。29分45秒44。av49.4km/h。なんと40秒も遅れてしまった。ガンナの連覇は~。コースがあってないのか。

 

なんと、フィリッポ・ガンナの連覇の夢は立たれてしまった。トビアス・フォスから55秒も遅れてしまうとは。7位でゴール。

 

この瞬間、新しい世界チャンピオンが誕生した。

2021ジロ総合9位。第1ステージの個人タイムトライヤルでは3位に入っていた。だが、この世界選手権で優勝するとは誰が想像できただろうか。

25歳でプロ入り3年目。キャリア6勝目はアルカンシェル獲得という最高の勝利となった。

2位にはシュテファン・キュング。3位にはレムコ・エヴェネプールが昨年に続いて表彰台の一角を占めている。

 

こちらはハイライト動画

 

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リザルト

トビアス・フォスのコメント

夢のような気分だ。まだ信じられない。脚は良かった。カナダからいい状態で来たとは思っていたが、まさかこんなことになるとは。

タイムトライアルでは、最後までエキサイティングな展開が続きました。長い間、誰が勝つかわからないままでしたね。

私は、自信があった訳ではない。だから、終わるまで信じられなかった。今日、すべてを出し切った。これ以上ないほどの出来栄えだ。大満足です、信じられないくらい。

コースはかなり厳しかったですか?

ほっとするとかゆっくりするということは、ほとんどなかったですね。上がったり下がったりする。とてもテクニカルなコースで、コーナーや急勾配のセクションではプッシュしなければならなかった。下りの区間では、一息つくことができた。しっかり準備して、完璧に実行した。

Rnk Rider Team UCI Time Avg
1
 FOSS Tobias
Norway 350 0:40:02 51.257
2
 KÜNG Stefan
Switzerland 250 0:03 51.193
3
 EVENEPOEL Remco
Belgium 200 0:09 51.066
4
 HAYTER Ethan
Great Britain 150 0:40 50.418
5
 BISSEGGER Stefan
Switzerland 125 0:47 50.274
6
 POGAČAR Tadej
Slovenia 100 0:48 50.253
7
 GANNA Filippo
Italy 85 0:56 50.090
8
 OLIVEIRA Nelson
Portugal 70 0:59 50.028
9
 LAMPAERT Yves
Belgium 60 1:09 49.826
10
 ARMIRAIL Bruno
France 50 1:10 49.806
11
 CAVAGNA Rémi
France 40 1:15 49.705
12
 PLAPP Luke
Australia 30 1:24 49.525
13
 AFFINI Edoardo
Italy 25 1:28 49.446
14
 BJERG Mikkel
Denmark 20 1:30 49.406
15
 SOBRERO Matteo
Italy 15 1:34 49.327
16
 ARNDT Nikias
Germany 10 1:43 49.150
17
 SHEFFIELD Magnus
United States 5 1:44 49.130
18
 BODNAR Maciej
Poland 5 1:49 49.032
19
 GEE Derek
Canada 5 1:59 48.838
20
 HEIDEMANN Miguel
Germany 5 2:01 48.799
21
 CORT Magnus
Denmark   2:07 48.683
22
 POWLESS Neilson
United States   2:09 48.645
23
 HOOLE Daan
Netherlands   2:15 48.530
24
 LEKNESSUND Andreas
Norway   2:18 48.472
25
 MOLLEMA Bauke
Netherlands   ,, 48.472
26
 DAL-CIN Matteo
Canada   2:22 48.396
27
 LUTSENKO Alexey
Kazakhstan   2:23 48.377
28
 FEDOROV Yevgeniy
Kazakhstan   3:05 47.592
29
 LAZKANO Oier
Spain   3:09 47.518
30
 ILIĆ Ognjen
Serbia   3:16 47.390
31
 CONTRERAS Rodrigo
Colombia   3:22 47.281
32
 NATAROV Yuriy
Kazakhstan   3:53 46.725
33
 LAŠINIS Venantas
Lithuania   4:34 46.009
34
 BONELLO Daniel
Malta   4:55 45.651
35
 JURADO Christofer Robín
Panama   5:34 45.000
36
 ESPINOZA Bolivar
Panama   5:52 44.706
37
 NOVAKOWSKYI Vitalii
Ukraine   5:56 44.641
38
 LAU Wan Yau Vincent
Hong Kong   6:06 44.480
39
 ERDENEBAT Bilguunjargal
Mongolia   6:41 43.924
40
 CAHYADI Aiman
Indonesia   6:42 43.909
41
 ABDURRAHMAN Muhammad
Indonesia   6:53 43.737
42
 SMYTH Alexander
Malta   7:12 43.444
43
 KONONENKO Mykhaylo
Ukraine   7:27 43.215
44
 NG Sum Lui
Hong Kong   7:36 43.079
45
 CHRISTOPHER Darel
British Virgin Islands   9:07 41.750
46
 XU Changquan
China   9:37 41.329
47
 OINGERANG Edward
Guam   11:43 39.652
48
 ALAM Drabir
Bangladesh   19:11 34.652
DNS
 ALMEIDA João
Portugal    
DNS
 DURBRIDGE Luke
Australia    
DNS
 BASSON Gustav
South Africa    

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