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2022 グランプリ・サイクリスト・ド・モントリオール なんとワウト・ファンアールト~!

海外情報
Photo credit: barnyz on VisualHunt
この記事は約17分で読めます。

カナダのワールドツアーレース第2戦。グランプリ・サイクリスト・ド・モントリオール。Grand Prix Cycliste de Montréal(1.UWT)

モントリオールの市街地を周回するサーキットコース。

過去の優勝者は

  • 2019 グレッグ・ファンアーヴェルマート
  • 2018 マイケル・マシューズ
  • 2017 ディエゴ・ウリッシ
  • 2016 グレッグ・ファンアーヴェルマート
  • 2015 ティム・ウェレンス
  • 2014 シモン・ゲランス
  • 2013 サガン
  • 2012  ラーシュ・ペター・ノードハウグ 2017引退
  • 2011 ルイ・コスタ
  • 2010  ロベルト・ヘーシンク

 

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モントリオール~モントリオール  221.4km

コースプロフィール   Photo gpcqm

 

カナダの都市モントリオールを通るサーキット。12.3kmのサーキットを18周。

1周の獲得標高は269m。合計4,842mの獲得標高となる。2019年のコースよりも100m以上増えている。

登りは3か所。逃げ切るには最初の登りかな。

  1. コート・カミリアンウード 1.8km・8%
  2. コート・ド・ポリテクニーク 780m・6%
  3. パニュエロ 535m・7.5%

 

注目されるライダーは

  •  Team BikeExchange – Jayco マイケル・マシューズ
  •  Jumbo-Visma ワウト・ファンアールト、クリストフ・ラポルト
  •  INEOS Grenadiers アダム・イェーツ、ゲラント・トーマス
  •  UAE Team Emirates タデイ・ポガチャル、ディエゴ・ウリッシ
  •  BORA – hansgrohe ジョヴァンニ・アレオッティ
  •  Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux ビニヤム・ギルマイ
  •  Bahrain – Victorious マテイ・モホリッチ、ペッリョ・ビルバオ
  •  Quick-Step Alpha Vinyl Team マウリ・ファンセヴェナント
  •  Groupama – FDJ ダヴィ・ゴデュ
  •  Cofidis ギヨーム・マルタン
  •  Lotto Soudal フロリアン・フェルメルシュ
  •  AG2R Citroën Team グレッグ・ファンアーヴェルマート、ブノワ・コヌフロワ
  •  Trek – Segafredo ジャスバー・ストゥイヴェン
  •  Movistar Team アレクサンデル・アランブル
  •  Israel – Premier Tech ジャコモ・ニッツォーロ、サイモン・クラーク
  •  Team DSM ロマン・バルデ
  •  EF Education-EasyPost マグナスコルト・ニールセン
  •  Astana Qazaqstan Team シモーネ・ヴィラスコ
  •  Team Arkéa Samsic ワレン・バルギル
  •  TotalEnergies サガン

 

スタート前

やはり優勝候補はワウト・ファンアールトか。

 

先頭には、カナダでの第1戦のグランプリ・シクリスト・ド・ケベックで、3位のビニヤム・ギルマイ、2位のマイケル・マシューズ、1位のブノワ・コヌフロワがカナダの選手と共に並ぶ。

 

さあ、スタート。

 

地元カナダのライダーがファーストアタック。

 

カナダチーム3人となるが。

 

EF Education-EasyPostのサイモン・カーが追いつくが決まらず。

 

今度は大量に離脱だ。

 

カメラワークがイマイチで、選手がわかりにくい。こうしてみると欧州のモトバイクのカメラマンの技術は本当に高い。

 

INEOS Grenadiersのエディー・ダンバー、Astana Qazaqstan Team のアントリニオ・ニバリ、EF Education-EasyPostのサイモン・カーなど多彩。

 

数多くのライダーが逃げている。だが、これは多すぎるのでは。

 

残り17周

20人がゴールラインを通過。

 

先頭からEF Education-EasyPostのサイモン・カーがアタック!

 

メンバーを確認している間に、先頭が絞られた。

 

残り16周

逃げのメンバーが決まったか。

  1. テオ・デラクロワ Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux
  2. アントワーヌ・デュシューヌ Groupama – FDJ
  3. エディ・フィネ Cofidis
  4. フロリアン・フェルメルシュ Lotto Soudal
  5. アンドレアス・レックネスン Team DSM
  6. アントニオ・ニバリ Astana Qazaqstan Team

 

マイケル・マシューズも先頭に出て集団のペースを落とす。

 

タデイ・ポガチャルは、集団から少し遅れている。だが、ゆっくり走っているので問題ない。

 

グレッグ・ファンアーヴェルマートはカメラに気づいて手を振る。

 

残り14周

残り171.2kmで5分46秒差。

 

Groupama – FDJのアントワーヌ・デュシューヌはカナダ出身。30歳だけど、このレースが多分引退レースとなる。2018カナダロードチャンピオン。

 

残り147.9kmでタイム差は4分39秒。Jumbo-VismaとAG2R Citroën Teamが主に集団牽引。

 

残り11周

残り137.7kmで5分5秒差。あまり大きなリードは与えられない。

 

集団先頭はINEOS Grenadiersの職人、ルーク・ロウが引く。

 

Cofidisのエディ・フィネが遅れている。

 

無事に追いついた。

 

ワウト・ファンアールトは、レースが終わるとオーストラリアに飛ぶ。世界選手権ロードに専念だ。

 

残り9周

集団は補給を取りながら通過。タイム差4分24秒。

 

残り8周

再び、先頭は5分台までタイム差を戻した。

 

Cofidisのエディ・フィネがはギアの調子が悪い。バイク交換したほうが良いのでは。

 

ルーク・ロウはどこまで引くのかな。

 

残り6周

アントニオ・ニバリがきつそうだ。兄貴のヴィンチェンツォ・ニバリが引退したら、自分の力だけで契約を勝ち取らないといけない。ここはなんとか追いついたが登りで切れてしまう。

 

ゲラント・トーマスは最後尾当たりを走っている。

 

残り56.2kmでGroupama – FDJのアントワーヌ・デュシューヌが切れてしまう。

 

先頭は3人に。

  1. テオ・デラクロワ Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux
  2. フロリアン・フェルメルシュ Lotto Soudal
  3. アンドレアス・レックネスン Team DSM

 

残り4周

集団は2分33秒差で通過。

 

Team DSMのアンドレアス・レックネスンが先頭。

 

あっと、後ろの二人が切れてしまった。アタックした訳でもないのだけど足の差が歴然だ。

 

アンドレアス・レックネスンが単独だ。2022ツール・ド・スイス第2ステージでも18km単独で逃げて勝利。

レース・オブ・ノルウェー第4ステージでも30km独走して勝利。総合優勝も飾っている。

 

集団はUAE Team Emiratesが登りで先頭を固めてきた。

 

アンドレアス・レックネスンが単独で山岳ポイントを通過していく。2021年にUno-X Pro Cycling TeamからTeam DSMに移籍してきた22歳。

タイムトライヤルが得意で、2019、2020ノルウェーTTチャンピオンでもある。

 

逃げていたGroupama – FDJのアントワーヌ・デュシューヌが集団に捕まりそうだ。

 

アントワーヌ・デュシューヌが集団に吸収された。

 

UAE Team Emiratesは5人で先頭を引く。

 

アンドレアス・レックネスンは残り40.6kmで2分8秒差。

 

残り3周

アンドレアス・レックネスンが単独で残り3周へ。

 

残り38.5kmで1分43秒差。集団はまだかなりの人数が残っている。

 

200km以上逃げて、まだ単独で逃げ続けるとは~。残り31.7kmで1分4秒差。まだ逃げそうだ。

 

あ~、だが残り24.1kmでついに集団に捕まってしまう。

 

残り20.4kmでAstana Qazaqstan Teamのシモーネ・ヴィラスコがアタック!

後ろから、BORA – hansgroheのフレデリック・ワンダールが追いつく。

 

二人は残り17.2kmで28秒差。

  1. フレデリック・ワンダール BORA – hansgrohe
  2. シモーネ・ヴィラスコ Astana Qazaqstan Team

 

集団はJumbo-Visma先頭で追っている。

 

ワウト・ファンアールトは勝利に手が届くのか?

 

残り11.8kmでINEOS Grenadiersのダニエル・マルティネスがアタック!

 

先頭の二人は残り11.3kmで23秒差。

 

後方にダニエル・マルティネスが見えてきた。

 

ダニエル・マルティネスを追って3人が追走に。

  1. タデイ・ポガチャル UAE Team Emirates
  2. ワウト・ファンアールト Jumbo-Visma
  3. アンドレア・バジオーリ Quick-Step Alpha Vinyl Team

 

追走3人は、あっと言う間にダニエル・マルティネスに追いつく。

 

ダニエル・マルティネスが追いつかれた。

 

先頭二人が捕まる。

 

タデイ・ポガチャルが一気にダニエル・マルティネスと先頭を抜いていく。

 

タデイ・ポガチャルに、しっかりとワウト・ファンアールトが張り付いている。

 

4人が抜け出すか。

 

後方からアダム・イェーツが上がってきた。

 

アダム・イェーツが先頭に追いつき、追い抜いていく。

 

アダム・イェーツが、そのまま先頭に。

 

後ろには、タデイ・ポガチャル、ワウト・ファンアールト。

 

アダム・イェーツの強烈な引きだ!

 

ワウト・ファンアールトが5番手まで落ちた。後ろからダヴィ・ゴデュが上がって4番手に。

 

完全に5人が抜け出した。後ろはロマン・バルデが追っていたが見えない。

  1. アダム・イェーツ INEOS Grenadiers
  2. タデイ・ポガチャル UAE Team Emirates
  3. ワウト・ファンアールト Jumbo-Visma
  4. アンドレア・バジオーリ Quick-Step Alpha Vinyl Team
  5. ダヴィ・ゴデュ Groupama – FDJ

 

5人は快調に飛ばしている。

 

登りではアダム・イェーツが仕掛ける。

 

もう、このメンバーで決まりだ。

 

集団はAstana Qazaqstan Teamが追うが、後ろは全て抑えのチームだ。すでに35秒離れている。

 

Team DSMのロマン・バルデがアタック!

 

後ろには、Quick-Step Alpha Vinyl Teamのマウロ・シュミットが張り付く。

 

さらに後ろからBORA – hansgroheのジョヴァンニ・アレオッティが追いつく。

 

各チームのエースが揃った先頭は33秒差をつけてゴールに向かう。

 

追走3人は34秒。マウロ・シュミットは抑えだ。

  1. ジョヴァンニ・アレオッティ BORA – hansgrohe
  2. マウロ・シュミット Quick-Step Alpha Vinyl Team
  3. ロマン・バルデ Team DSM

 

アダム・イェーツが、登りで仕掛ける。

 

スプリントでは勝てないアダム・イェーツは逃げだすしかないが~。

 

このメンバーでは抜け出せることはない。

 

追走はロマン・バルデが先頭で登りを引く。タイム差が開いていく。

 

アダム・イェーツの引きからダヴィ・ゴデュがアタック!

 

ダヴィ・ゴデュも逃げるしか勝つ方法がない。

 

この強力なメンバーでは逃げだすことは出来ない。後ろからタデイ・ポガチャルも追いついた。

 

アンドレア・バジオーリは最後尾でシューズのダイヤルを締める。スプリントの準備だ。

 

もう、これはスプリントだ。誰もがワウト・ファンアールトをマークする。

 

ワウト・ファンアールトがずっと先頭を引かされている。

 

先頭の5人は残り1kmだ。

 

先頭は2022ツール・ド・フランスのグリーンジャージ。

 

ワウト・ファンアールトがずっと先頭。まあ、このメンバーではこうなるか~。

 

最後のターン。ワウト・ファンアールトは、わざと大回りして後ろに回り込む。

 

このメンバーのスプリントなら~。

 

先頭はダヴィ・ゴデュ。2番手にタデイ・ポガチャル。3番手にワウト・ファンアールト。

 

ダヴィ・ゴデュ先頭で牽制に。

 

牽制が続くが、ゴールが近づけば近づくほどスプリント力のあるライダーが有利だ。

 

ダヴィ・ゴデュは大きく先頭から外れる。

 

ダヴィ・ゴデュは距離をあけて、先頭でスプリント開始!

 

後ろはタデイ・ポガチャルだ。

 

ダヴィ・ゴデュが伸びる!

 

タデイ・ポガチャルがダヴィ・ゴデュに並びかける。

 

タデイ・ポガチャルがダヴィ・ゴデュを抜いた。番手はワウト・ファンアールトだ。

 

さあ、ワウト・ファンアールトがタデイ・ポガチャルを追いこむ。

 

あれっ、タデイ・ポガチャルが粘るぞ。

 

タデイ・ポガチャルが伸びた~!

 

なんと、タデイ・ポガチャルがワウト・ファンアールトを退けた~!

 

ツールのポイント賞ワウト・ファンアールトが破れた~。スプリント勝負でワウト・ファンアールトを破るなんて。

タデイ・ポガチャルは、小集団の逃げからのスプリントも得意だ。これは世界選手権に向けて調子を上げているのは間違いない。タデイ・ポガチャルは、世界選手権の優勝候補の強力な一人となった。

 

こちらはハイライト動画

 

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リザルト

タデイ・ポガチャルのコメント

試合はとてもタフだった。チームがとてもよく動いてくれたので、私にはぴったりだった。ワウトは世界最高のスプリンターの一人だが、これは厳しい到着だ。スプリントですべてを出し切り、それが功を奏した。信じられない。

このコースは私にとても合っていた。本当に楽しくて、いい一日だった。今年一番のタフなレースだった。ツール・ド・フランスの後は、休養を多く取り、この時期の準備をメインにしていたので、体調は良くなかった。

だが、今日は良い一日だった。ワールドカップに向けて、とても自信になる。ナショナルチームでのレースはいつもと違うが、自信もあるし、調子もいい。タフなレースになるだろうから、早く始めたい。

2位のワウト・ファンアールトのコメント

チームは私をサポートしてくれたが、私は自転車界のスーパースターの 1 人に敗れた。ここで2位になったことは恥ではない。勝てればよかったが、少し足りなかった。何も後悔していない。

素晴らしい週末で、カナダを体験できてとても良かった。楽しい思い出を持ってオーストラリアに行く。

カナダからそのまま直行便でオーストラリアですか?

回復してオーストラリアに落ち着くには、あと数週間必要なんだ。良いトレーニングをしたいと思っているし、それがロードレースで報われることを願っている。

ワールドカップには非常に強いチームがある。私たちの選択はバランスが取れている。レムコ・エヴェネプールと共に、私はリーダーだ。私たちは異なるタイプであり、それがうまく調和している。素晴らしいレースにすることができる。

Rnk Rider Team UCI Time
1
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates 500 5:59:38
2
 VAN AERT Wout
Jumbo-Visma 400 ,,
3
 BAGIOLI Andrea
Quick-Step Alpha Vinyl Team 325 ,,
4
 YATES Adam
INEOS Grenadiers 275 ,,
5
 GAUDU David
Groupama – FDJ 225 ,,
6
 SCHMID Mauro
Quick-Step Alpha Vinyl Team 175 0:22
7
 ALEOTTI Giovanni
BORA – hansgrohe 150 ,,
8
 BARDET Romain
Team DSM 125 ,,
9
 BILBAO Pello
Bahrain – Victorious 100 0:28
10
 BARGUIL Warren
Team Arkéa Samsic 85 0:31
11
 HONORÉ Mikkel Frølich
Quick-Step Alpha Vinyl Team 70 ,,
12
 SKUJIŅŠ Toms
Trek – Segafredo 60 0:35
13
 MATTHEWS Michael
Team BikeExchange – Jayco 50 ,,
14
 ZIMMERMANN Georg
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 40 ,,
15
 VANMARCKE Sep
Israel – Premier Tech 35 ,,
16
 VAN AVERMAET Greg
AG2R Citroën Team 30 ,,
17
 ULISSI Diego
UAE Team Emirates 30 ,,
18
 VALTER Attila
Groupama – FDJ 30 ,,
19
 LATOUR Pierre
TotalEnergies 30 ,,
20
 COSNEFROY Benoît
AG2R Citroën Team 30 ,,
21
 BYSTRØM Sven Erik
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 20 ,,
22
 ARANBURU Alex
Movistar Team 20 ,,
23
 MARTIN Guillaume
Cofidis 20 ,,
24
 GUERREIRO Ruben
EF Education-EasyPost 20 ,,
25
 MARTÍNEZ Daniel Felipe
INEOS Grenadiers 20 ,,
26
 MONIQUET Sylvain
Lotto Soudal 20 ,,
27
 PERNSTEINER Hermann
Bahrain – Victorious 20 ,,
28
 FUGLSANG Jakob
Israel – Premier Tech 20 0:46
29
 ZEITS Andrey
Astana Qazaqstan Team 20 0:47
30
 WANDAHL Frederik
BORA – hansgrohe 20 0:49

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