リゴベルト・ウラン(EF Education – Nippo)は、ボルタ・ア・カタルーニャ第2ステージのタイムトライアルで、Cannondaleの新型タイムトライアルバイクを使用していたようだ。
Cannondale SuperSliceを使用したチームメイトとは異なり、リゴベルト・ウランは、ディスクブレーキ、内臓ケーブル、スロープ状のトップチューブなど、様々な違いを持つブラックアウトされたフレームセットを使用した。
これはCannondaleの新型タイムトライヤルマシンだと思われる。
新旧の比較
ヒュー・カーシーとリゴベルト・ウランのバイクを比較してみると、最も顕著な違いはフレームのシートチューブの角度だ。
ヒュー・カーシーのバイクでは、シートチューブがよりタイトに後輪を包み込み、後輪の上のポイントに続いている。
その結果、シートポストも深くなり、空力的に有利になることは間違いないが、完全な垂直ではなく、後方に向かって角度がついている。
しかし、ウランの乗っているバイクは積極的にシートポストを前方に配置することで、これを相殺している。
ダウンチューブもまた、より深い輪郭を持ち、基本的にはまっすぐとなっている。
カーシーのバイクのダウンチューブには、フロントタイヤを包み込むようにカーブしたくぼみがあるが、ウランのバイクでは、ダウンチューブがフロントホイールから離れた位置にあり、これはヘッドチューブが深くなったことを意味している。
また、新型バイクにはディスクブレーキが搭載され、ケーブルはすべてフレーム内に隠されている。ヒュー・カーシーはリムブレーキを使用してますね。
新しいフレームを除いて、使用されているすべてのコンポーネントは、これまで通りのスポンサーのものが使われている。
VisionのMetronチューブレスホイールが装着され、後ろはディスクホイール、前は80mmのホイールが組み合わされている。
Shimano Dura-Ace R9170グループセットにCeramicSpeed OSPWも一緒だ。
新しいWahoo Speedplayペダルが発売されたにもかかわらず、ウランは以前のSpeedplayの黄色いクリートを使用しているようだが、ペダル本体が古いのか新しいのかは未確認だ。
リゴベルト・ウランが乗っているマシンは、SuperSliceの後継モデルになると予想されるが、UCIの公認フレームリストにはまだ新モデルの記載はない。
あくまでも、テスト段階のようだ。
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