注文していたAVIO POWERSENSEパワーメーターがPROBIKEKITから届きました。
PROBIKEKITでの購入方法は以下でまとめてますが、2週間で届いた。
発注までの経緯は以下で。
今回初めて関税を1,200円取られた。不服申立書までついていたけど、逆らう必要はないのでそのまま。
AVIO POWERSENSE 本体
大きな箱の底にAVIOのメーターの箱がありました。A-Typeに黒丸があり注文通り。
箱の中身。英語のトレーニングガイドなどがある。全部英語だからわかんない。
本体の幅は30mm。長さは93.5mm。ちょっと大きいと感じるかな。
重さは11g。
C
R2032を入れても14g。
裏側はアルミで覆われているようで、あまり触るとすぐに傷がつきそうな感じ。
一番太い部分を何度も測定。9.5mmということだが9mmしかない。コメントでマリアローザさんから頂いた情報と同じだ。
私のエモンダの場合、チェーンステイとの隙間が少ないので厚みが一番重要だった。
2020年1月にバージョンアップして1.3になっているので、厚みが0.5mm薄くなったのかもしれない。
電池取付け
電池を取り付けるためにフタをあける。フタは結構硬くて指で回すには結構力がいった。
回らなければドライバーなどで、回さないといけない。クランクに取り付けたあとでは結構難しいかも。
フタをあけたところ。電池の接点が出っ張っているので、どうやって電池をいれるのか少し考えた。CR2032電池を入れて、フタをすればすぐに赤いランプが点灯したので安心。
赤いパッキンが外れやすいので電池取り換えの場合には注意が必要。
約100時間持つそうなので、電池切れには注意したい。
取付け準備に必要な物
上が動画の準備物は公式サイトでも販売されているけど約5,000円もしてしまう。ProBikeKitでは品切れ。
AVIO認定フィッティングキットと呼ばれる内容物は
- Avioエポキシ接着剤と混合スティックの1パケット
- 1組のニトリル手袋(中)
- アルコールワイプ4パケット
- 綿棒5本
- 紙やすり1スクエア
- 1平方の酸化物除去剤
- 1つの重量の掛かるケーブル
- 1つの10リットル水キャリア
接着するためのエポキシ接着剤が重要。後は接着を良くするために、接着面を荒らす紙ヤスリや、接着面の油などをふき取る物があれば良い。要はいかに確実に接着するかが要点のようだ。
キャリブレーションをするための、10リットルの水を入れるバックはダンベルで代用すれば良いと判断。
追記
yamatoro様より、コメントを頂き接着剤は公式サイトのfitting kitを使ったほうが良いとアドバイスを受けた。fitting kitを使っていないと、保証が受けれないからだ。
もし、購入希望の方がいれば是非fitting kitを購入したほうが良い。自分で他の接着剤を使った場合には保証外となるので注意が必要。
正規のボンドでないと、樹脂の硬度が適切でなく、破損の恐れがあるとメーカーサイトから回答があったそうだ。
ホームフィッティングキットは£ 34.99(約5千円)。
自分で、接着するのが難しい人は、クランクも販売されているので検討してみると良いかも。105左クランクだけなら、2万円以下で買えるし。
実際に用意したもの
100キンのエポキシ樹脂も考えたけど、一応、エポキシ接着剤で検索して最初にヒットしたセメダインの物を購入。公式のエポキシ樹脂でないので自己責任ですね。
あとは、自宅にある強力なスプリングクランプと綿棒。紙ヤスリは手持ちの800#の耐水ペーパー。結局、買ったのはセメダインのエポキシ接着剤だけ。
クランプは絶対必要だ。なければ100キンとかで買えば良いでしょう。
接着する前に本体テスト
AVIO本体が不良品でないか確認するために、アップルストアーからAVIO Installerを検索してスマホにインストール。
私の場合にはiPhone版のインストローラー。
AVIO本体にCR2032ボタン電池を入れて、スマホの前で振ってみる。
AVIOを振りながら、この画面をタップしてみる。
スキャンしているので、更にタップしてみる。
さらにタップすると
こんな設定画面が出てきて反応している。とにあえず不良品でないのでテスト完了とした。
仮取付けでチェーンステイとの隙間を確認
私の場合には、DURA 9000なのでAタイプの取り付け位置で良い。クランク中心から43mmの位置が取付け位置となる。
丁度、43mmの場所にシールが貼ってあるので、その位置を端っことした。
一応この場所にセロテープで仮取付けしてクリアランスを確認。
なんかギリギリなんですけど(^-^;
取付け前に左クランクを外さないといけない。これは別記事で紹介。5mmの六角レンチとSHIMANO クランク取付工具TL-FC16があれば良い。
ここまでが準備編となる。AVIO POWERSENSEをクランクに接着するための道具を用意するのと、電池を入れてテストしておくのが主な準備作業だ。
資金に余裕があるならば公式サイトのフィッティグセットを買うのが保証も得られるのでお勧めだ。
次は取付け編。実は失敗しているので注意点なども記載。
コメント
PBKで先日同パワーメーターを購入した者です。
自前で用意したエポキシ樹脂ボンドで装着し、2回使用しました。ところが、2回目のライド中、気温が30℃を超したあたりで急に異常に高いワット数を示し始めました。(下りなのに2000W!)
帰宅後、気温による膨張の影響と考えて30℃超えの中、改めてキャリブレーションを試みました。すると、静置しても脈動の様な波形を示すだけで、クランクの歪みは検知しなくなってしまいました。
メーカーに問い合わせたところ、fitting kitの使用の有無を尋ねられ、正直に市販のエポキシ樹脂ボンドを使ったと返答すると、保証外とつき離されました。
正規のボンドでないと、樹脂の硬度が適切でなく、破損の恐れがあるとの事でした。
間に合うなら、正規のfitting kitの購入をお勧めします。
しかし、安価だったとは言え、2回で壊れたのはショックです。
(通販サイトにも、何とかならないか連絡してみようと思います)
yamatoroさん、貴重なコメントありがとうございます!
やはり、接着剤は正規な物を使わないと自己責任になってしまうのですね。
実は、すでに2液のエポキシ樹脂で接着しちゃいました。
とりあえず、今日だけですが普通に使えてます。しかし、2回で破損とは残念です。
probikeketには、現在売れられていないのでavioからfitting kitを買うしか方法はないということになりますね。
なんとか、交換して貰えれば良いのですが、接着してしまっているで外すのも大変ですよね。
ほぼ、記事は書いてる最中なので、これから買う人には正規品のfitting kitを買うように推奨しておきます。
また、進展がありましたら教えていただけると幸いです。
ちゃんさん
その後PBKに問い合わせをし、以下の返答をもらいました。
・まずAVIOへ直接お問い合わせをして欲しい
・AVIO社が商品に欠陥があると判断した場合は、そのやり取りのメールをPBKに転送して欲しい
・そのメールの内容の確認が出来たら、保障請求を進める
とのことでした。
既にAVIO社とはやり取りをして、正規のfitting kitを使用していなければ保障の対象ではない旨を伝えられていることから、泣き寝入りするしかなさそうです。残念です。
今回パワーメーターをクランクに接着する際、「微妙な隙間」があり、そこを出来るだけ密着するように、クランプで「押さえ気味」にしました。その結果「歪んだ状態」で固定されてしまった可能性があります。そのため、気温が上昇し、クランクが膨張することで歪みをカウント出来るレンジを越えてしまい、破損に至ったと想像しています。 AVIO社の正規のエポキシ樹脂接着剤なら、適度な弾力があり、そのような接着をしても、破損には至らないと言うことでしょうか。
ちなみに、測定不能となる前表示されていたワット数とレスポンスが、別に所有している4iiii社製パワーメーターのものとかなり差がありました。固定の仕方が悪かったのか、POWERSENSEのレスポンスが悪いのか、そもそも不備があったのか、今となっては確かめる術はありません。
長文になってしまいましたが、私の失敗が皆さんがPOWERSENSE導入の際の参考になれば幸いです。
yamatoroさん、大変貴重な情報ありがとうございます。
実は、私もクランプで絞めすぎてます。隙間が空いているので勝手にクランプの力で閉じてしまってました。
遅かれ、早かれ同じ状態になることが予想されます。
パワー計測は出来ているんですが、平坦走行では少しでもペースが一定になるとゼロになることもあります。
パワータップでは経験したことのない現象で非常に戸惑ってます。
yamatoroさんの貴重な情報をブログで少し、公開させて貰っても良いでしょうか?
あと、その後クランクからは剥がしたのでしょうか? 少々では取れないと思いますけど。
ちゃんさん
ちゃんさんのおっしゃる通り、私も平坦路でペースが一定になるとパワーが極端に低く表示されて、おかしいと思いました。4iiiiのパワーメーターではちゃんと速度に合ったワット数が表示されるので。
私の経験をちゃんさんのブログで公開して頂き、POWERSENSE導入を考えている方の参考になれば、私としても有り難いです。よろしくお願い申し上げます。
ちなみに、他の方のブログで、一度貼ったPOWERSENSEの裏側のアルミの面が本体から剥がれかかったので、貼り直したと言う記事がありました。それを見て、接着剤を多めにして縁からはみ出させてプラスチック部分にかかるようにしました(感度が悪かったのはそれが効いていたのかも知れません)。なので、剥がすのは大変だと思って、そのままにしています。
yamatoroさん、やはり4iiiと比べておかしいというので納得しました。速度に合った値が出るのが普通ですよね。
ほんの少しの下りで、回しているのにゼロまたは2~3ワットまで下がるのがおかしいと思ってました。
公式サイトでも、隙間は正規接着剤で埋めて下さいと言った説明が欲しいところです。もしくはバージョンアップして長さを短くするとか。
残念ながら、私も失敗ということでyamatoroさんの貴重な体験と共に皆に後に続く人達の参考となるようにレビューを書きたいと思います。
ちゃんさん
yamatoroです。(ちゃんさんの文章からコピペするうちに途中からyamamotoになっていました。申し訳ございません。)
その後、色々調べていたところ、やはり締め付け過ぎて同じ症状になったが、剥がして付け直し事なきを得たとの記事がありました。
http://higashiyamabochi.blog.fc2.com/blog-entry-208.html
これを参考に、私も慎重に剥がしたところ、歪み計自体は壊れていなかったことが判りました!
改めて貼り付けてみようと思います。今度はちゃんとfitting kitを買うべきか悩みますが。
先ずはご報告まで
yamatoroさん、素晴らしい。ちゃんと剥がれたんですね。
ちなみに、どうなって剥がしましたか? スクレーパーか何かで剥がしたのでしょうか?
かなり難しい作業のように思われます。無理をすると本体が破損しそうで。
私も是非、参考にしたいです。
やはり、締め付けすぎは良くないということですね。本体が無事だったというのは朗報です。
締め付け過ぎが問題ならば、隙間はエポキシ樹脂で埋めることで回避ですそうですが、確かに今更fitting kit
買うのは勿体ないですね。
お名前の件大変失礼しました。全て訂正したと思います<(_ _)>
ちゃんさん
ほぼ諦めていましたが、剥がして歪みの波形が出た時は「よしっ!」と声をあげてしまいました。
AVIOとメールのやり取りをした時、
「間違った接着剤はそれが失敗する原因となります。 数か月かけてさまざまなエポキシ樹脂をテストし、それを正しく理解しました。 さまざまな接着剤には、さまざまな弾性と脆性の特性があります。
センサーはクランクと調和して動作する必要があります。 接着剤がもろい場合、機能しません。 伸縮性が高すぎると機能しません。
推奨されていないものを使用すると、保証が無効になります。」
と脅された(笑)ので、今回はちょっと高くつきますが、fitting kitを取り寄せてみようと思います。
ちなみに、カッターの刃をゆっくりと挟み込んで少しずつ剥がしました。パワーメーターの裏面も柔らかいので、ひやひやしましたが、なんとか大丈夫でした。
進展しましたら、また報告させて頂きます。
yamatoroさん
またも、詳しい情報ありがとうございます。AVIOも接着剤について色々と検証しているんですね。
特にユーザーでも接着出来るので、より慎重に検討したということが考えられますね。
これで公式サイトの接着剤を進める理由が分かりました。
私も時間の問題で、測定出来なくなる可能性が高いので大変参考になります。