Team Arkéa Samsicのツール・ド・フランスのメンバーを紹介。
エースはナイロ・キンタナ。シーズン序盤にはどれだけ強くなるのかと思っていたナイロ・キンタナだったが、7月の交通事故の後遺症は厳しいようだ。
今回のメンバーでは個人的にはコナー・スウィフトが選ばれたことは嬉しい。キンタナを支える他のメンバーを見てみよう。
ツール・ド・フランス出場メンバー
Notre sélection pour le Tour 2020
Nuestra seleccion para el Tour 2020
🔴⚫️#Tousensemble 🤜🏻🤛🏻 pic.twitter.com/bIkbsNFbw2— Team Arkéa Samsic (@Arkea_Samsic) August 24, 2020
何と言っても気になるのはナイロ・キンタナの膝の状態。 クリテリウム・デュ・ドーフィネ最終ステージではゴールすることなく序盤で遅れリタイヤしている。
膝は微妙な部分なので、トレーニングしながら完治させることは難しい。これは膝を故障したことのある人ならば経験があるはず。
キンタナの場合には打撲なので、長引く可能性がある。シーズン再開後も爆発的なアタックは影を潜めている。今年のツールの山岳では、飛ぶようにライバルを蹴散らす姿を想像していただけにとても残念。
初出場のコナー・スウィフト
2018英国チャンピオン。Madison Genesisにいた頃から注目していた選手。ベン・スウィフト(UAEチーム・エミレーツ)のいとこにあたる。
英国チャンピオンとなったために、特別にカスタムペイントされたGenesis Zero SLバイクに乗っていた。
チームとも2年の延長契約を結んでおり、無事にチームに定着したかと思っていたが、まさかツール・ド・フランスに出場出来るなんて。
一応、12名のセレクトメンバーには残っていた。
シーズン初戦のサウジツアーでは、ナセル・ブアニのアシスト。ヤングライダー賞3位に総合でも19位とチーム内では最高順位を獲得した。
プロバンスやパリ~ニースではナイロ・キンタナを献身的にアシスト。特に、パリ~ニース最終日には、アルケアトレインの先頭を走っていたので、少し期待はしていたのだけど。
パリ~ニースのメンバーがそのままツールに出ている感じでもある。すでにその時点でコナー・スウィフトも実力を評価されていたのかもしれない。
こうして注目している選手が選ばれるのはとても嬉しい。ツールでは平坦区間のアシストとなるだろう。
ワレン・バルギルがエースとなるかも
ナイロ・キンタナが不調の場合、エースはワレン・バルギルが引き継ぐかもしれない。2019フランスチュンピオンなので、ジャージですぐに分かっていたけど、今年はフランス選手権で27位となったのでナショナルジャージではない。
2年連続でチャンピオンになってくれると、レースでもアタックした場合にすぐにわかるので良かったんですけどね。
今シーズンのワレン・バルギルは献身的にナイロ・キンタナをアシストしており、今年は活躍が期待できただけに、ナイロ・キンタナがベストでないのは残念。
山岳アシストは、キンタナと共に移籍してきたウィネル・アナコナとイネオスから移籍してきたディエゴ・ローザ。どこまで厳しいツールの山岳でアシスト出来るだろうか?
ちなみに、スプリンターのナセル・ブアニは落選。今年のツールでは出番がないので正解かもしれない。
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