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Quick-Step Alpha Vinyl Teamの2002 ツール出場メンバー ジュリアン・アラフィリップとマーク・カヴェンディシュは?

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Photo credit: bram_souffreau on VisualHunt
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Quick-Step Alpha Vinyl Teamのメンバーに、なんとジュリアン・アラフィリップの名前がない!

直前のフランス選手権ロードでは、優勝したフロリアン・セネシャルのために集団を追走させないようにアシスト。

 

13位でゴールしており、これならばツール出場もギリギリでOKかと思っていたけど。完璧でないのは、自分でもわかっていたので仕方なしなのか。

 

そして、英国選手権を最初から最後まで逃げ切り勝利したマーク・カヴェンディシュの名前もない。コンデションが悪い訳ではないのは、走りをみてもわかる。

 

ツール最多勝に並んでおり、昨年のポイント賞のタイトル防衛も出来ない。あと1勝ならば、スプリンターステージも多いので、勝てる可能性は高いと思うのだけど。

 

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Quick-Step Alpha Vinyl Teamのツール出場メンバー

 

イヴ・ランパールト
カスパー・アスグーン
マティア・カッタネオ
ティム・デクレルク  →フロリアン・セネシャルに変更
アンドレア・バジオーリ
ミッケルフレーリク・ホノレ
ファビオ・ヤコブセン
ミケル・モルコフ

 

【追記】

ティム・デクレルはコロナ感染。代わって、フロリアン・セネシャルがメンバーに。これでリザーブはマーク・カヴェンディシュのみ。

 

アンドレア・バジオーリ

 

イヴ・ランパールトや、カスパー・アスグリーンといった主力選手の選出は順当だ。今回は、若いアンドレア・バジオーリに注目してみよう。

アンドレア・バジオーリは、2018年にUAE-Team Emiratesの研修生として走ったが採用されず。

2020年に、Team Colpackから、Deceuninck-Quick-Stepに移籍。

ネオプロの1年目から、ツール・ド・レン第1ステージでプリモッシュ・ログリッチをスプリントで破っており、一日だけどリーダージャージも着ている。

 

続く、コッピ・バルタリでステージ優勝に総合2位。2020ブエルタにも初出場しており、第10ステージでは3位に入る好走を見せる。

 

だが、2021年のLaigueglia Trophyのゴール前で落車して膝を痛めてしまい3月から7月末のツール・ド・ワロンヌまで5か月も走れない時期が続いた。

復帰してからは2021ツール・ド・レン総合2位。2021ブエルタでも何度も逃げに乗り、トップ10フニッシュを4回繰り返している。

更に、今年はボルタ・ア・カタルーニャ最終ステージでもスプリントで勝利している。ワールドツアー初勝利だ。

 

山岳にも強く、スプリントも強い。2021ブエルタ第1ステージのTTでは7位となっており、総合力の高い選手だ。山岳では、マティア・カッタネオと並んで上位に入る走りを見せるのでは。

将来的には、山岳でレムコ・エヴェネブールをアシストするクライマーとなるかも。

 

ファビオ・ヤコブセン

 

昨年から、GMのパトリック・ルフェーブルより、ツール出場を言われていたファビオ・ヤコブセン。最後まで、その選択が覆ることはなかった。

まあ、パトリック・ルフェーブルとしては、昨年最終戦でマーク・カヴェンディシュが勝利して、記録更新と共に、そのまま引退というのを期待していたのかも。

 

今年のファビオ・ヤコブセンの勝利はすでに10勝。勝てるステージは全て取っているイメージだ。

 

ただ、問題はバロワーズベルギーツアーでも見られたのだけど、厳しいステージでは振るい落とされる可能性が高いことだ。

登れるスプリンターを抱えたチームは、間違いなくファビオ・ヤコブセン、ディラン・フルーネウェーヘン、マッズ・ピーダスンなどをゴールにたどり着かないようにするだろう。

Alpecin-Fenixは、ジャスパー・フィリップセンを勝たせるためにレースを厳しくするはずだ。他のスプリンターチームも協力すれば、ファビオ・ヤコブセンの勝利数は少なくなる。

平地のファンステージでは、残れるけど、ゴール前に登りがあると要注意だ。

 

チームに二人のエーススプリンターはいらない。だが、どちらが出ても勝利を狙えるのは間違いない。贅沢な話だけど、将来性をチームは買ったということか。歴史は作られることなく、葬り去られるかもしれない。

ジュリアン・アラフィリップのマイヨジョーヌチャレンジを今年は見ることもなく、マーク・カヴェンディシュの歴史的瞬間を見ることもない。

少し残念な、現実的なチームメンバー選出だ。

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