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2022 英国選手権ロード 何故、この男をツール・ド・フランスに連れていかない!

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Photo credit: byb64 on VisualHunt
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英国選手権タイムトライヤルはイーサン・ヘイターが連覇。

ロードのほうは、2年連続でINEOS Grenadiersのベン・スウィフトが優勝している。チームは4人いるのでなんとか勝つように若い2人がアシストするのか、イーサン・ヘイターが狙うのか。

 

過去の優勝者は

  • 2021    ベン・スウィフト 今回出場
  • 2019 ベン・スウィフト 今回出場
  • 2018 コナー・スウィフト 今回出場
  • 2017 スティーブ・カミングス 2019引退
  • 2016 アダム・ブライス  2019引退
  • 2015 ピーター・ケンノー  2019引退
  • 2014 ピーター・ケンノー  2019引退
  • 2013 マーク・カヴェンディシュ 今回出場
  • 2012 イアン・スタナード 2019引退
  • 2011 ブラットリー・ウィギンズ 引退
  • 2010 ゲラント・トーマス

 

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キャッスルダグラス~キャッスルダグラス 201km

コースマップ photo velouk

 

長い22.9kmのサーキットを4周したあとに、短い13.7kmのローカルサーキットを8周。

ゴール前は、緩やかに上がっており登りスプリントになるコースだ。

 

注目されるライダーは

  • INEOS Grenadiers ベン・スウィフト、イーサン・ヘイター、ベン・トゥレット、ベン・ターナー
  • BORA-hansgrohe マシュー・ウォールズ
  • EF Education-EasyPost オウィエン・ドゥール、サイモン・カー、ジェームス・ショー 
  • Bahrain Victorious ステューブン・ウィリアムズ、フレッド・ライド
  • Quick-Step Alpha Vinyl Teamの マーク・カヴェンディシュ、ジェームス・ノックス、イーサン・バーノン
  • Israel – Premier Tech アレックス・ダウセット
  • Team Arkéa Samsic コナー・スウィフト

 

スタート前

なんと英国は雨。レインウェーを着られると誰がだれだかわからない。女子レースもずっと雨の中だった。女子はLe COL Wahooのアリス・タワーズ19歳が独走勝利している。

 

雨の中スタート。

 

Team Arkéa Samsicのコナー・スウィフトが先頭でベースを上げる。

 

逃げにマーク・カヴェンディシュが

英国の放送は距離も名前も出ない。マーク・カヴェンディシュが2人の逃げにジョインした。

 

逃げは4人となった。

 

先頭の名前がようやく出る。タイム差はどれくらいなのだろう。

  1.  マーク・カヴェンディシュ Quick-Step Alpha Vinyl Team
  2. ニコラス・クーパー(Sweden Cycling Academy)
  3. ダミアン・クレイトン(WiV Sungod)
  4. ダニエル・ビックハム

 

 

集団で落車が。

 

なんと、先頭にINEOS Grenadiersのイーサン・ヘイターも追いつく。TTチャンピオンが入ると逃げも長く続きそうだ。

だが、残り170kmもある。マーク・カヴェンディシュは早くから逃げすぎでは?

  1. マーク・カヴェンディシュ Quick-Step Alpha Vinyl Team
  2. イーサン・ヘイター INEOS Grenadiers
  3. ニコラス・クーパー Sweden Cycling Academy
  4. ダミアン・クレイトン WiV Sungod
  5. ジョン・アーチボルド(Unattached)

 

先頭から、一人切れてしまう。

 

INEOS Grenadiersがまた一人先頭に追いついた。これはベン・ターナーか。

 

集団の先頭には、相変わらずコナー・スウィフト(Team Arkéa Samsic)がいて引いている。

 

先頭は4人に。

 

マーク・カヴェンディシュはただ一人半そで、半パンで走っている。

 

集団とは14秒差。後ろには集団が見えている。

 

後方から追走がごっそと追いつく。

  1. ベン・ターナー (Ineos Grenadiers)
  2.  アレクサンダー・リチャードソン (Le Col)
  3.  Matt Bostock (WiV sungod)
  4.  ジェイク・スチュワート(Groupama-FDJ)
  5.  Finlay Pickering (Groupama-FDJ)
  6. Sam Culverwell(TRINITY Road Racing)
  7. Max Walker (TRINITY Road Racing)
  8. マーク・カヴェンディシュ Quick-Step Alpha Vinyl Team
  9. イーサン・ヘイター INEOS Grenadiers
  10. ダミアン・クレイトン(WiV Sungod)
  11. ジョン・アーチボルド(Unattached)

 

あ~、後ろに集団が見えてきた。マーク・カヴェンディシュの逃げもここまでか~。

 

集団は、200m後ろだけど、まだ先頭は頑張る。

 

集団から追いついたメンバーで更に先頭は大きくなった。追加された主なメンバーは

  1. コナー・スウィフト Team Arkéa Samsic
  2. オウィエン・ドゥール EF Education-EasyPost

 

 

単独で逃げを打つライダーも。

  1. Joe Hill (Spirit BSS)

 

 

わずかな登りでベン・ターナーが仕掛けて先頭が4人に絞られた。ここでもマーク・カヴェンディシュはしっかりと残っている。

 

ギリギリでついているどころか、マーク・カヴェンディシュは前を引いて追走を突き放す。

 

先頭のメンバーは

  1. マーク・カヴェンディシュ Quick-Step Alpha Vinyl Team
  2. ベン・ターナー INEOS Grenadiers
  3. ルイス・アスキー  Groupama – FDJ
  4. サム・カルバーウェル  TRINITY Road Racing

 

 

追走に対して40秒のタイム差で4人は逃げ続ける。

 

それにしてもマーク・カヴェンディシュは最初からずっと逃げ続けている。元気だ。

 

40秒で追う追走グループ。前に4人が見えてきた。

 

残り75kmで先頭の4人は捕まる。

 

ここで、イーサン・ヘイターがアタック!

 

英国TT王者となったイーサン・ヘイターは、ロードとの2冠を目指しているのか?

 

追走から25秒のタイム差を持っていたが、残り50kmで捕まってしまう。これは勿体ない。仕掛けどころが速すぎのでは。

 

残り4周

先頭集団は、残りの短い周回にすでに入っている。

 

先頭には、INEOS Grenadiersが3人。Groupama – FDJが二人いる。

 

マーク・カヴェンディシュは最後尾で耐えている感じか。

 

残り3周

ベン・ターナーがGroupama – FDJのサムエレ・ワトソンと抜け出そうとする。

 

追走に追いつかれてもベン・ターナーは積極的に登りで仕掛ける。

 

ベン・ターナーのアタックに、マーク・カヴェンディシュは見事に追いつく。これほどまでに強いマーク・カヴェンディシュは久しぶりでは。

 

残り2周

マーク・カヴェンディシュはゴールラインでは、必ずと言っていいほど先頭を引く。観客へのアピールも忘れていない。

 

先頭集団は5人。

  1. マーク・カヴェンディシュ Quick-Step Alpha Vinyl Team
  2. ベン・ターナー INEOS Grenadiers
  3. サムエレ・ワトソン  Groupama – FDJ
  4. アレクサンダー・リチャードソン Le Col
  5. マシュー・ボストック WiV Sungod

 

こちらは追走グループ。単独逃げをうったイーサン・ヘイターはきつそうだ。

 

残り1周

いよいよ残り1周。あと13.7kmだ。

 

ここでベン・ターナーがアタック!

 

ベン・ターナーは上手く抜け出しそうだ。

 

これは決まったか。サムエレ・ワトソンが先頭で追う。

 

このまま逃げ切ればベン・ターナーの新王者だ。

 

サムエレ・ワトソン先頭で追う。マーク・カヴェンディシュは、ここで切れたらおしまいだ。

 

あ~、ベン・ターナーは逃げ切れそうもない。少しずつ後ろの姿が大きくなる。

 

追いついた。これで先頭は4人に。

 

カウンターアタックをLe Colのアレクサンダー・リチャードソンがかける。

 

アレクサンダー・リチャードソンも捕まる。

 

だが、このカウンターアタックでベン・ターナーが切れてしまった。チャンスがなくなったか?

 

今度は、サムエレ・ワトソンが何度も仕掛ける。当たり前だ。スプリントになったら、マーク・カヴェンディシュにかなう相手は誰もいない。

 

ゴール前でも、執拗にスパートするサムエレ・ワトソン。だが、マーク・カヴェンディシュは切れない。

 

さあ、マーク・カヴェンディシュが腰を上げた。後は、ゴールを越えるだけだ。

 

マーク・カヴェンディシュは、前に出て一度後ろを振り返り勝利を確信!

 

マーク・カヴェンディシュの勝利だ~!

実に2013年以来2度目の英国チャンピオンに輝いた。これほど、強いマーク・カヴェンディシュは見たことがない。リードアウトもなし、最初から最後まで逃げ続けて勝ってしまうなんて。

何故、これほど強い男をツール・ド・フランスに連れていかないのだろう。間違いなくツール最多勝を達成する可能性は高い。勿体ない話だ。

 

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リザルト

  

マーク・カヴェンディシュのコメント(公式サイトより)

信じられないくらい幸せだ。最初のジャージから9年、そしてスコットランドで再び2つ目のジャージを獲得することができた。素晴らしいことだ。

レースはとてもハードで、スタートからハイペースだった。逃げ集団の中にいて、追いつかれた後にもう一度行ったんだ。

あの逃げ切りではすべてを出し切り、自分を惜しむことはなかった。今日は一日中、目が輝いていたし、スプリントでは自分の脚に任せて走った。

この勝利はとても嬉しい。来年、チャンピオンジャージを誇りを持って着るのが待ちきれないよ。

Rnk Rider Team UCI Time
1
 CAVENDISH Mark
Quick-Step Alpha Vinyl Team 100
2
 WATSON Samuel
Equipe continentale Groupama-FDJ 75
3
 RICHARDSON Alexandar
  60
4
 TURNER Ben
INEOS Grenadiers 50
5
 BOSTOCK Matthew
WiV SunGod 40
6
 ASKEY Lewis
Groupama – FDJ 30
7
 SWIFT Connor
Team Arkéa Samsic 20
8
 DOULL Owain
EF Education-EasyPost 10
9
 HAYTER Ethan
INEOS Grenadiers 5

 

 

 

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