2022 ベルギー選手権ロード　自転車王国ベルギーのチャンピオンは?

自転車王国ベルギーのチャンピオンを決める大会。

だが、昨年優勝のワウト・ファンアールトは出場しない。

 

これについて、Quick-Step Alpha Vinyl TeamのGMパトリック・ルフェーブルは、ケガは嘘ではないだろうけど、何故Jumbo-Vismaのツールに出場するメンバーは、誰もツールに出ないのかとコメントしている。

タデイ・ポガチャルもスロベニア選手権には出場しない。だが、これはチームの方針なのでとやかく言う必要はないと思うけど。

ちなみに、Quick-Step Alpha Vinyl Teamのメンバーは今回10人出場する。

 

ミデルケルケ～ミデルケルケ　208.7 km

 

2度ベルギーチャンピオンとなっている、ヨハン・ムセウが作成したコース。男子は最後に13.6kmを6周回してゴール。

ベルギーだけど、石畳も登りも全くなし。フラットコースなので、海沿いの風が影響されるくらいか。

こうなると、優勝を狙うのはスプリンターとなる。逃げて勝ちたいライダーでレースは荒れることだろう。

 

スタート前

Alpecin-Fenixのティム・メルリエ。チームは、大量12名が乗っている。スプリントとなると、多分ジャスパー・フィリップセンが優先される可能性が高い。

ティム・メルリエのは、100通りのパターンがあるけど、自分が勝つには101通り目のパターンとなるとレース前にコメントしている。

 

Lotto Soudalのフィリップ・ジルベールは最後のベルギー選手権だ。

 

ツール出場を逃したグレッグ・ファンアーヴェルマート。山岳が越えられないのがネックだったのか、ベン・オコナーのアシストとならないと判断されたのか。

 

Quick-Step Alpha Vinyl Teamも地元なので勝たないといけない。なんとしてもスプリントは避けたい所か。

 

逃げは6人

当初は、大荒れで40人の先頭集団とか出来ていたけど、残り73.6kmで6人に。

 

集団先頭は、Israel – Premier Techのセップ・ファンマルク。タイム差が少ないので次の逃げをみんな狙っている。

 

残り5周

逃げは捕まってしまった。

 

追走はバラバラ。

 

メイン集団は約1分25秒遅れで通過。

 

先頭は40人くらいに膨らむ。

 

先頭は逃げを作ろうとアタックを繰り返すが決まらない。

 

ティッシュ・ベノートの引きで4人が前に少しだけ抜け出した。

 

残り4周

ティッシュ・ベノートは先頭で回せ回せと手を出していたが、スプリンターを待つライダーもいるのでうまく回らない。

 

メイン集団は、Intermarché – Wanty – Gobert Matériauxのタコ・ファンデルホールンが引いて1分28秒差で通過。

 

先頭は常にアタックがかかっており、縦に伸びている。

 

残り3周

先頭は絞られてきたか。

 

集団と43秒。捕まればスプリントだ。先頭は11人。Quick-Step Alpha Vinyl Teamは、ピーター・セリーとティム・デクレル。

 

残り35.7kmで52秒まで開く。

 

集団はLotto Soudalが引くがQuick-Step Alpha Vinyl Teamが後ろについて先頭交代させない。

 

Alpecin-Fenixのジャスパー・フィリップセンがパンク。一度落車もしているし集団復帰は難しいか。

 

先頭は、残り16.8kmで38秒と詰められてきた。

 

残り1周

先頭はバラバラだ。集団が後ろに見えてきた。先頭のジャスパー・ストゥイヴェンをセップ・ファンマルクが追う。

 

先頭は2人になって逃げ続ける。

1. セップ・ファンマルク　Israel – Premier Tech
2. ジャスバー・ストゥイヴェン　Trek-Segafredo

 

残り10.3kmでティム・デクレルなど先頭のメンバーが捕まる。

 

先頭はドリース・デポンドが引いて10秒差まで追い詰める。

 

Quick-Step Alpha Vinyl Teamのレムコが集団先頭から少し出た。

 

レムコが先頭に追いつきそうだ。

 

レムコは直ぐに先頭に。

 

レムコ・エヴェネブールの引きに、後ろは先頭交代も出来ない。

 

  

レムコ・エヴェネブールの引きに後続が離れる。

 

だが、流石に一人では逃げれない。

 

レムコ・エヴェネブール一人の引きでは無理だ。

 

レムコは、足を止めた。

 

Lotto Soudalが先頭に立つ。

 

ラウンドバウトでB&B Hotels – KTMのライダーが落車。

 

集団は、SPORT VLAANDEREN – BALOISEが引く。

 

まだ、SPORT VLAANDEREN – BALOISE先頭。

 

Alpecin-Fenixはライオネル・タミニオーが先頭でトレインを組んでいる。後ろは、ティム・メルリエ、ジャスパー・フィリップセンと続く。

 

ジャスパー・フィリップセンがティム・メルリエの後ろから出てきた。

 

全員がハンドルを投げた～!

誰が勝ったんだ?

 

手前のヨルディ・メイウス(BORA – hansgrohe)よりも、中央のティム・メルリエがわずかに先着!

ティム・メルリエの勝利だ～!

自転車王国ベルギーのチャンピオンをツール・ド・フランスに連れていかないなんて。まだ肘に絆創膏を貼ってはいるけどパリ～ルーベのケガはもう治っていると考えて良いはず。

チームメイトのジャスパー・フィリップセンは、落車にパンクで足を使っており、今回は3位に終わっている。ほんの少し、前に出るのが遅かった感じだ。

 

リザルト

ティム・メルリエのコメント

私は数回ジャンプしたが、ある時点でギャンブルをすることにした。それは明らかに間違った推測だった。

二人でいたが、もう終わったと思った。しかし、第2集団が戻ってきたとき、再び信じ始め、最終的にはすべてが大丈夫だった。

だから、常にそれを信じなければならないことがわかる。今日はすべてうまくいった。

非常に早い段階からスプリントを始めなければならなかった。ライオネル・タミニオーは私を誤解したと思う。

私は彼にホップホップを叫んだが、あまりにも早く風に乗って、抑えなければならなかった。