BORA – hansgroheのツールメンバーには、2020グリーンジャージを獲得したサム・ベネットがいない。
2021年に膝の不調からツール・ド・フランス出場を取り消され、マーク・カヴェンディシュが代わりにグリーンジャージを獲得した。
それ以来、サム・ベネットは今年も最高のシーズンを送れていない。チームはアレクサンドル・ウラソフの総合だけを狙うのではない。
スプリンターのダニー・ファンポッペルと、リードアウトのマルコ・ハーラーも連れていく。
サム・ベネットにとってはリードアウトのために獲得したダニー・ファンポッペルがエーススプリンターとしてツールに出場するのを見るのは複雑な心境だろう。
BORA – hansgroheのツールメンバー
📝 PRESS RELEASE: @ale_vlasov as BORA – hansgrohe’s GC leader for @LeTour 🇫🇷
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— BORA – hansgrohe (@BORAhansgrohe) June 28, 2022
アレクサンドル・ウラソフ
レナード・ケムナ
パトリック・コンラッド
マルコ・ハーラー
フェリックス・グロスチャートナー
ニルス・ポリッツ
マキシミリアン・シャフマン
ダニー・ファンポッペル
アレクサンドル・ウラソフ
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Astana Qazaqstan Team から移籍して、エースとして十分な走りを見せている。
ツール・ド・スイスでは、総合トップに立ちながらコロナでリタイヤとなったけど、それがなければ間違いなく総合優勝は間違いなかったはず。
今シーズンの成績は
- Trofeo Pollença – Port d’Andratx (1.1) 3位
- ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ第3ステージ優勝 総合優勝
- UAEツアー 総合4位
- グラン・プレミオ・ミゲル・インドゥライン 2位
- イツリア・バスクカントリー 総合3位
- フレッシュ・ワロンヌ 3位
- ツール・ド・ロマンディ第5ステージ優勝 総合優勝
- ツール・ド・スイス第5ステージ優勝
とくに、ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナでは、グラベルロードで抜け出して優勝したのは特筆すべきだ。
ツールでは第5ステージに石畳のステージが控えている。グラベルと石畳では走りが違うが、ある程度は対応できるのではないだろうか。
ただ、UAEツアーで、タデイ・ポガチャル、アダム・イェーツと直接対決した時には、登りでついていけていない。シーズン序盤ということはあったが、ツールの山岳ではどうなるか。
表彰台の一角に食い込む走りを期待したい。
レナード・ケムナ
Always great when a plan works out so perfectly✌️
One day left to bring this home @JaiHindley 😎#Giro #BoraHansgrohe #bandofbrothers pic.twitter.com/8GPYpRTbf8— Lennard Kämna (@lennardkaemna) May 28, 2022
昨シーズンは、ボルタ・ア・カタルーニャ第5ステージで優勝を飾り、ヴォルタ・アン・アンガルヴェを走り切ったあとから走れない日々が。
長い失意の日々を過ごしたが、ブエルタ・ア・アンダルシア第5ステージで不死鳥のように復活。
強いレーナード・ケムナの復活だ。ツアー・オブ・アルプス第3ステージで今シーズンの2勝目。
ジロ・デ・イタリアでの活躍は言うまでもないだろう。第1ステージからゴール前に逃げて調子の良さをみせつけた。更に第3ステージで優勝。
総合2位を第8ステージまでキープした。そして第20ステージでは、3度目の逃げに入っていたが、自分の走りを犠牲にして、ジェイ・ヒンドレーを待った。
無線で聞いていただろうけど、実に絶妙なタイムミングでジェイ・ヒンドレーのアタックの後に、彼を引いてリチャル・カラパスとの差を一気に広げた。
まさに、ジロを決定づけた瞬間だった。
レナード・ケムナは、ジロを総合19位でフニッシュ。直前のドイツ選手権タイムトライヤルで優勝。そして、再びツール・ド・フランスの舞台に立つ。
ダブルツールとなって疲れが心配だが、これは昨年の経験があるので調整方法も分かっているのでは。ツールでは、アレクサンドル・ウラソフの山岳アシストとして働くのがメインとなるはず。
たまには、逃げを見せて貰いたいけど、総合上位を狙う今回のチームではないだろう。2020年のように逃げて勝利が見られると面白いけど。
マキシミリアン・シャフマンは、アレクサンドル・ウラソフがツアー・オブ・スイスをコロナでリタイヤとなったあと総合10位でフニッシュ。
ツールでは、フェリックス・グロスチャートナーと共に山岳アシストだ。逃げて勝利を見せてくれるのは、ニルス・ポリッツ。
昨年と同じように、丘陵ステージでの逃げ切りを期待したい。
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