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パリ~ニース第8ステージ まさかプリモッシュ・ログリッチが~ 驚きの結果

海外情報
Image by kolibri5 from Pixabay
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パリ~ニースもコース変更はあったが、昨年と違って最終ステージまで進むことが出来た。

総合はプリモッシュ・ログリッチが52秒リードしており、ほぼ総合優勝は確実となっている。あとは表彰台をめぐる戦いとなりそうだ。

昨年総合2位だった、ティシュ・ベノート(Team DSM)は、現在5位だが表彰台まで23秒のタイム差だ。

是非チャレンジして貰いたいけど、どうかな。

 

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第8ステージ 92.7km

第8ステージ photo paris-nice.fr/

 

最終ステージのスタートは、実際にはニースのプロムナード・デ・ザングレ(英国人の遊歩道)で計画されていたが、ライダーはルプランデュヴァールでスタートする。

コースは、36.2kmのローカルラップで構成されている。距離も短く、勾配も3.7%なので高速にレースは進むのではないかな。

コース変更で済んだことでレースは続行される。海外線は外出制限があった市民に3時間開放されることになった。

距離が短いので、総合勢は序盤から攻撃を仕掛けて貰いたいものだ。ゴール前の坂まで待っていたら、強いプリモッシュ・ログリッチにはかなわないだろう。

 

4人の逃げ

photo Tiz-cyclingストリーミングより 以下同様

放送が始まった時には、4人が逃げている状態。

 
1 RUTSCH Jonas
EF Education – Nippo
2 THEUNS Edward
 Trek – Segafredo
3 DECLERCQ Tim
Deceuninck – Quick Step
4 BYSTRØM Sven Erik Israel Start-Up Nation

 

こちらはセカンドグループの5人。あまりタイム差はないので追いつきそうだ。

 

なんと、アスタナのアレクセイ・ルチェンコが落車してしまう。脳震盪があるのか盛んに言葉をかけている。これは痛い。

 

集団はBORAが先頭で引いている。

 

集団からアスタナのルイスレオン・サンチェスがアタックだ。

 

第1グループと第2グループは下りで合流する。後続とも22秒しか差がないので逃げ切るのは難しい。

 

ルイスレオン・サンチェスは先頭まで追いついている。

 

なんと、ログリッチは落車している。情報ではゴールまで25km付近の下りで落車したが映像はない。チームメイトも周りにいない。大ピンチだ。

実は、プリモッシュ・ログリッチが落車するのは二度目。ラスト72km地点で、FDJのダヴィ・ゴデュと共に落車してしまった。ダヴィ・ゴデュはリタイヤしている。

最初の集団復帰のために、チームメイトを全て使ってしまっている。

 

先頭からヨナス・ルッチ(EF Education – Nippo)がアタックをかけている。TTポジションで逃げているが、後続の人数が多いので逃げ切るのは難しいだろう。

後続は16人で6秒のタイム差で追っている。

 

UAEのスヴェンエリック・ビストラムが追いついた。二人で引き離せるか?

 

プリモッシュ・ログリッチは、お尻が見えている状態で走っている。後ろアルケア・サムシックのナセル・ブアニだ。

 

ログリッチかなりやばいぞ。ナセル・ブアニが先頭交代してくれるので、なんとかなっているが、タイム差は1分以上開いてしまった。

 

先頭集団には、アルケア・サムシックのワレン・バルギルと、トレックのジュリアン・ベルナールが追いついて4人となっている。

 

 

ログリッチはバーチャルリーダーをマキシミリアン・シャフマンに奪われている。これは厳しいタイムトライヤルだ。

 

先頭を走る3人は後続に捕まってしまう。ログリッチまで1分40秒も開いている。これは総合が大きく順位が変わりそうだ。

 

逃げを捕まえると牽制となる。

 

ラスト9.6kmで、アレクサンドル・ウラソフがアタックだ。だが、後ろのシモン・ゲシュケに捕まってしまう。

 

クイック・ステップのティム・デクレルクが全開でプリモッシュ・ログリッチを引いていたが、なんとカーブを曲がり切れずブレーキ。

二人共危なかったが、なんとかセーフ。ただ、ログリッチはまた単独で追うことに。

 

クリス・ニーランズ (Israel Start-Up Nation)がアタックをかける。

 

これに、ギヨーム・マルタン(Cofidis, Solutions Crédits)とジーノ・マーダー(Bahrain – Victorious)が追いつく。

ジーノ・マーダーは勝利すれば昨日の雪辱が果たせるのだけど。

 

だが、3人は追いつかれてしまい集団のままゴールに向かうことになりそうだ。

 

ゴール前は、先頭でマグナス・コルトニールセン(EF Education – Nippo)が突っ込んでいく。コフィディスのクリストフ・ラポルトが番手でまくりを狙っている。

 

だが、マグナス・コルトニールセンはそのままゴールを駆け抜けた。EF Education – Nippoは第3ステージのシュテファン・ビッセガーの個人TTでの勝利に続いて、パリ~ニースで2勝目をあげた。

 

プリモシュ・ログリッチは2度の落車という不運のために、3分8秒遅れてゴール。総合15位まで落ちてしまった。

最初の落車から、復帰するのに全てのチームメイトを失っており、2度目の落車では誰もいない状態だった。さすがのログリッチでも、2度も落車してしまうとどうにもならない。

2度目の落車がなければ、なんとか集団にいれただろう。

 

こちらはハイライト動画

 

こちらはラスト1kmから

 

リザルト

第8ステージ リザルト

Rnk Rider Team Time
1  CORT Magnus EF Education – Nippo 2:16:58
2  LAPORTE Christophe Cofidis, Solutions Crédits ,,
3  LATOUR Pierre Team Total Direct Energie ,,
4  TEUNS Dylan Bahrain – Victorious ,,
5  BARGUIL Warren Team Arkéa Samsic ,,
6  VAN BAARLE Dylan INEOS Grenadiers ,,
7  IZAGIRRE Ion Astana – Premier Tech ,,
8  JORGENSON Matteo Movistar Team ,,
9  LAMPAERT Yves Deceuninck – Quick Step ,,
10  SCHACHMANN Maximilian BORA – hansgrohe ,,

総合

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1  SCHACHMANN Maximilian BORA – hansgrohe 500 250 28:49:51
2  VLASOV Aleksandr Astana – Premier Tech 400 190 0:19
3  IZAGIRRE Ion Astana – Premier Tech 325 160 0:23
4  HAMILTON Lucas Team BikeExchange 275 140 0:41
5  BENOOT Tiesj Team DSM 225 120 0:42
6  MARTIN Guillaume Cofidis, Solutions Crédits 175 110 1:14
7  HAIG Jack Bahrain – Victorious 150 100 1:18
8  JORGENSON Matteo Movistar Team 125 90 1:29
9  PARET-PEINTRE Aurélien AG2R Citroën Team 100 80 1:31
10  MÄDER Gino Bahrain – Victorious 85 70 1:32

総合2年連続で、マキシミリアン・シャフマンが獲得した。2位にはアレクサンドル・ウラソフが入っている。

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1  ROGLIČ Primož Team Jumbo-Visma 57
2 2  BENNETT Sam Deceuninck – Quick Step 39
3 5 ▲2  LAPORTE Christophe Cofidis, Solutions Crédits 34
4 3 ▼1  MATTHEWS Michael Team BikeExchange 28
5 4 ▼1  SCHACHMANN Maximilian BORA – hansgrohe 26
6 8 ▲2  HAMILTON Lucas Team BikeExchange 21
7 7  PEDERSEN Mads Trek – Segafredo 21
8 6 ▼2  COQUARD Bryan B&B Hotels p/b KTM 21
9 11 ▲2  BOL Cees Team DSM 15
10   ▼10  CORT Magnus EF Education – Nippo 15

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1  PEREZ Anthony Cofidis, Solutions Crédits 67
2 2  BERNARD Julien Trek – Segafredo 26
3 3  ROGLIČ Primož Team Jumbo-Visma 20
4 4  DOUBEY Fabien Team Total Direct Energie 20
5 5  ELISSONDE Kenny Trek – Segafredo 15
6 6  SCHACHMANN Maximilian BORA – hansgrohe 11
7 7  NAESEN Oliver AG2R Citroën Team 7
8 9 ▲1  CAMPENAERTS Victor Team Qhubeka ASSOS 6
9   ▼9  VAN BAARLE Dylan INEOS Grenadiers 5
10   ▼10  BARGUIL Warren Team Arkéa Samsic 5

ヤングライダー賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1  VLASOV Aleksandr Astana – Premier Tech 28:50:10
2 2  HAMILTON Lucas Team BikeExchange 0:22
3 3  JORGENSON Matteo Movistar Team 1:10
4 5 ▲1  PARET-PEINTRE Aurélien AG2R Citroën Team 1:12
5 4 ▼1  MÄDER Gino Bahrain – Victorious 1:13
6 6  VANHOUCKE Harm Lotto Soudal 1:22
7 7  HINDLEY Jai Team DSM 2:17
8 9 ▲1  POWLESS Neilson EF Education – Nippo 5:18
9 11 ▲2  GODON Dorian AG2R Citroën Team 20:38
10 10  SOBRERO Matteo Astana – Premier Tech 23:56

 

 

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