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2022ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ第3ステージ グラベルの登りフニッシュを制したのは?

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Photo credit: Floyd@Overdoz.com on Visualhunt.com
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バレンシアナのステージはこの第3ステージがクイーンステージとなる。

何と言っても、ゴールの登りにはグラベル区間が含まれており、クライマーの足を削ることだろう。もしくは、パンクなどあると勝利をつかむことは出来ない。

レムコ・エヴェネプールは、第1ステージの登りから異次元の強さを見せてくれたけど、果たしてジャージをキープ出来るだろうか?

なお、Team BikeExchange – Jaycoはコロナ陽性が二人出たのでレースから撤退している。

 

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第3ステージ アリカンテ–アルトアンテナスデルマイグモティビ 155.1km

第3ステージ photo vueltacv

 

7箇所の山岳ボイント、グラベルの上り坂フニッシュ。獲得標高は3,664mにもなる本格的山岳ステージだ。

アリカンテからスタートし、海岸の平野を走ってから内陸に行く。そこからは、アップダウンの連続となる。

ゴールの前のグラベル区間は1,700m。最後の1kmは舗装されているけど、勾配は11%と厳しい。ゴール前100mだけが、直線となっている。

 

  1. 2級山岳 コルデレート 6.9km・5.4%
  2. 3級山岳 Sa Creueta 5.9km・3.0%
  3. 3級山岳 Fageca 4.0km・3.7%
  4. 2級山岳 ベニファリム 11.3km・4.4%
  5. 3級山岳 ティビ 3.9km・6.6%
  6. スプリントポイント ティビ
  7. 1級山岳 Calicanto  5.5km・10.2%

 

逃げは7人

スタート。気温は20℃。

 

2級山岳 ベニファリム 11.3km・4.4%

 

逃げは11人。

  1. ラース・ファンデンベルフ(Groupama – FDJ)
  2. アッティラ・ヴァルテル(Groupama – FDJ)
  3. ヤン・ポランツ(UAE Team Emirates)
  4. ヤン・トラトニク(Bahrain – Victorious)
  5. ニコラス・プラドム(AG2R Citroën Team)
  6. ヴァロンタン・パレパントル(AG2R Citroën Team)
  7. ジャコモ・ポスカ(Trek – Segafredo)
  8. モリー・ケニー(Bingoal Pauwels Sauces WB)
  9. スヴェンエリック・ビストグラム(Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)
  10. ディミトリ・クライス(Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)
  11. ダニエル・ナバーロ(Burgos-BH)
  12.  BARCELÓ Fernando (Caja Rural – Seguros RGA)

 

先頭は9人となる。

 

残り42.3kmでタイム差は2分9秒。

 

ヤン・トラトニクが先頭に。

 

2級山岳を越えていく。

  1. スヴェンエリック・ビストグラム(Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux) 6ポイント
  2. ヴァロンタン・パレパントル(AG2R Citroën Team) 4ボイント
  3. ヤン・トラトニク(Bahrain – Victorious) 2ポイント

 

集団はレムコを守ってクイックステップが先頭でくだる。

 

登りに入ったところで、ヤン・トラトニクがカーブでペースアップ!

 

ヤン・トラトニクに追従するのは、アッティラ・ヴァルテルだけ。だが、ヴァルテルもちぎれてしまう。

 

後ろから単独でアッティラ・ヴァルテルが追っているが追いつかない。

 

残り距離が少ないぞ。レムコはどうする。

 

3級山岳 ティビ 3.9km・6.6%

単独でヤン・トラトニクが越えていく。

  1. ヤン・トラトニク(Bahrain – Victorious) 3ボイント
  2. アッティラ・ヴァルテル(Groupama – FDJ) 2ポイント
  3. BARCELÓ Fernando (Caja Rural – Seguros RGA) 1ポイント 

 

集団も3級山岳を越えていく。残り11.5kmでタイム差は2分7秒。

 

スプリントポイント ティビ

ここも、単独でヤン・トラトニクが越えていく。

 

アッティラ・ヴァルテルが10秒差で追っている。

 

残り6.3kmで登り始めた。ヤン・トラトニクは逃げ切るのか?

 

残り4.7km。そろそろグラベルに突入だ。タイム差は1分4秒となってきた。レムコから逃げれるか?

 

アレハンドロ・バルベルデが集団からアタックだ。

 

だが、これは捕まってしまう。

 

ヤン・トラトニクは、かなり足が重そうだ。時折後ろを見ている。

 

グラベル突入

ヤン・トラトニクは先頭で、グラベルに突入。

 

あ~、ヤン・トラトニクは集団に飲み込まれる。

 

先頭は、ヤコブ・フルサンだ。後ろにアレハンドロ・バルベルデがついている。

 

グラベルなので真っ白になってしまう。

 

ヤコブ・フルサンがペースをあげる。

 

ヤコブ・フルサン、バルベルデ、アレクサンドル・ウラソフ、レムコと続く。

 

ここでアレクサンドル・ウラソフがトップに立つ。

 

後ろの様子を伺うアレクサンドル・ウラソフ。

 

レムコはしっかりとマーク。

 

レムコが前に出た。

 

だが、アレクサンドル・ウラソフが抜き返して、後ろを確認してスパート!

 

これは決まった!

 

グラベルが終わったので、レムコの出番か?

 

アレクサンドル・ウラソフは、ペースを落とすことなく上がっていく。

 

ここで、イネオスのカルロス・ロドリゲスがレムコの前に出る。

 

あ~、レムコはクラックだ。バルベルデにも抜かれたがついていけない。

 

なんと、レムコはヤコブ・フルサンからも遅れてしまう。

 

アレクサンドル・ウラソフは残り300m。

 

ペースが衰えることは全くない。

 

見事なアタックを見せたアレクサンドル・ウラソフがステージ優勝だ。BORAに移籍して初めての勝利となる。

BORAは、ウィルコ・ケルデルマンが第3ステージのゴール前の落車により、DNSとなっていた。だが、その穴を見事にアレクサンドル・ウラソフが埋めてくれた。

これで、アレクサンドル・ウラソフは、総合でもレムコを抜いてトップに。総合優勝はもう間違いない。

 

2位にはイネオスのカルロス・ロドリゲスが14秒差で入る。

 

エンリク・マスに続いて、ペリョ・ビルバオ。最年長のアレハンドロ・バルベルデは5位。

 

レムコは、ジュリオ・チッコーネの後ろで7位でゴール。ウラソフから41秒後に通過した。昨年のジロでもそうだったけど、レムコはサッカー出身でグラベルを走った経験が少ない。

登りのグラベルを、こなすにはもう少し時間がかかるということか。もしくは本格山岳では、まだ力が足りないのか?

 

こちらはハイライト動画

 

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リザルト

第3ステージ リザルト

Rnk Rider Team UCI Time
1
 VLASOV Aleksandr
BORA – hansgrohe 20 4:02:17
2
 RODRIGUEZ Carlos
INEOS Grenadiers 10 0:14
3
 MAS Enric
Movistar Team 5 0:21
4
 BILBAO Pello
Bahrain – Victorious   0:29
5
 VALVERDE Alejandro
Movistar Team   ,,
6
 FUGLSANG Jakob
Israel – Premier Tech   0:32
7
 CICCONE Giulio
Trek – Segafredo   0:35
8
 EVENEPOEL Remco
Quick-Step Alpha Vinyl Team   0:41
9
 SÁNCHEZ Luis León
Bahrain – Victorious   ,,
10
 DE LA CRUZ David
Astana Qazaqstan Team   0:50

 

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Time
1 2 ▲1
 VLASOV Aleksandr
BORA – hansgrohe   12:28:39
2 1 ▼1
 EVENEPOEL Remco
Quick-Step Alpha Vinyl Team   0:32
3 3
 RODRIGUEZ Carlos
INEOS Grenadiers   0:36
4 5 ▲1
 MAS Enric
Movistar Team   0:50
5 6 ▲1
 VALVERDE Alejandro
Movistar Team   1:02
6 7 ▲1
 FUGLSANG Jakob
Israel – Premier Tech   1:05
7 4 ▼3
 SÁNCHEZ Luis León
Bahrain – Victorious   1:14
8 18 ▲10
 CICCONE Giulio
Trek – Segafredo   2:00
9 11 ▲2
 SIVAKOV Pavel
INEOS Grenadiers   2:05
10 22 ▲12
 DE LA CRUZ David
Astana Qazaqstan Team   2:28

 

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 4 ▲3
 VLASOV Aleksandr
BORA – hansgrohe 50
2 1 ▼1
 EVENEPOEL Remco
Quick-Step Alpha Vinyl Team 42
3 6 ▲3
 RODRIGUEZ Carlos
INEOS Grenadiers 36
4 8 ▲4
 MAS Enric
Movistar Team 30
5 2 ▼3
 JAKOBSEN Fabio
Quick-Step Alpha Vinyl Team 25
6 3 ▼3
 MOHORIČ Matej
Bahrain – Victorious 25
7 13 ▲6
 VALVERDE Alejandro
Movistar Team 21
8 9 ▲1
 SÁNCHEZ Luis León
Bahrain – Victorious 20
9 5 ▼4
 MOLANO Juan Sebastián
UAE Team Emirates 20
10 14 ▲4
 FUGLSANG Jakob
Israel – Premier Tech 18

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 KING Ben
Human Powered Health 30
2 7 ▲5
 VLASOV Aleksandr
BORA – hansgrohe 14
3  
 TRATNIK Jan
Bahrain – Victorious 10
4 2 ▼2
 EVENEPOEL Remco
Quick-Step Alpha Vinyl Team 8
5  
 RODRIGUEZ Carlos
INEOS Grenadiers 8
6 12 ▲6
 MAS Enric
Movistar Team 8
7  
 VAN DEN BERG Lars
Groupama – FDJ 6
8  
 BYSTRØM Sven Erik
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 6
9  
 VALTER Attila
Groupama – FDJ 6
10 5 ▼5
 BOU Joan
Euskaltel – Euskadi 6

 

ヤングライダー賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1
 EVENEPOEL Remco
Quick-Step Alpha Vinyl Team 12:29:11
2 2
 RODRIGUEZ Carlos
INEOS Grenadiers 0:04
3 4 ▲1
 SIVAKOV Pavel
INEOS Grenadiers 1:33
4 6 ▲2
 STORK Florian
Team DSM 3:00
5 3 ▼2
 AYUSO Juan
UAE Team Emirates 3:56
6 8 ▲2
 CHEVALIER Maxime
B&B Hotels – KTM 4:35
7 5 ▼2
 HONORÉ Mikkel Frølich
Quick-Step Alpha Vinyl Team 4:47
8 12 ▲4
 LEEMREIZE Gijs
Jumbo-Visma 4:51
9 13 ▲4
 VALTER Attila
Groupama – FDJ 4:54
10 10
 PARRA José Félix
Equipo Kern Pharma 6:19

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